プログレさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ファンタズム(1979年製作の映画)

3.0

当時のレンタルビデオ屋ではきっとそこそこ人気があったんだろうな、と感じさせる独特のムードってあると思うんですが、そのムードの純度(?)が高い作品。
→「B級映画」ってこういうことか!

エクストロ(1983年製作の映画)

3.0

オープニングのタイトルのデザインと出方はセンス良い。

子供が「パパ―!」と上の階から呼んで、
実父(エイリアン)と義父が二人とも反射的に立ち上がりかけ、
義父が実父の顔を見た瞬間に動きに急ブレーキが
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ヒッチャー ニューマスター版(1986年製作の映画)

3.0

【君、世界観違くない?】
ハリー・キャラハンとかじゃないと勝てなくない?
謎の殺人鬼が理不尽に追いかけてくる映画と聞いて、
観る前と最初の方は『激突!』と『ノーカントリー』を合わせたみたいな雰囲気を想
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ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

3.5

逃げ出した先で主人公の車の下に張り付いているのがチラッと見えてから映画の雰囲気が変わってアホっぽくなるというか、
金曜ロードショーで放送できそうな空気になるのが面白い。
あの瞬間「なんかジャンル変わっ
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ザ・フライ(1986年製作の映画)

5.0

【しばらくはミスドにいけない】
こういう内面や精神が浸食される系のジャンルのホラー映画って幻想的で好きなんだけど、食べ物を汚く扱うシーンが多いのはなんで?
こういう要素は苦手だな。
クローネンバーグの
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レリック(1997年製作の映画)

2.5

【テレビドラマの企画を映画に強引に変えた&途中で予算が尽きた説】
なんとなく制作の裏側が感じ取れてしまう。
偉い人に「ジュラシックパークとXファイル合わせたみたいな映画を撮ってよw」と言われて企画した
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スキャナーズ(1981年製作の映画)

4.0

【感情移入しにくい】
クローネンバーグの作品あるあるなのか、
映画の雰囲気は好きだけど感情移入できない登場人物ばかり出てくる。

冒頭の主人公のホームレス描写がリアルすぎる(フードコートで他人の食べ残
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魔の谷(1959年製作の映画)

3.0

【下っ端その1の「暴力に慣れた演技」がうまい】
露骨にバカにされていて実際に発言がほぼすべて考えなし、菓子をバクバク食べて意地汚く、態度・表情もヘラヘラしている、
典型的な下っ端の使いっ走りとして描写
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ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

5.0

【裁判シーンについて】
『私は告白する』『間違えられた男』の裁判シーンはくどくてしんどかったが、『ダイヤルMを回せ!』では改善されている。
具体的にはヒロインが有罪宣告されるシーンで、
ヒロインが赤い
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ミザリー(1990年製作の映画)

5.0

置物のペンギンが落ちるのはファーストペンギン(リスクを恐れず危険に初めて挑戦すること)の暗喩なのかな?
「こちらが話を合わせている時だけ会話が成立するタイプのやばいやつとの会話」が9割の脚本を書けるの
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ツイスター(1996年製作の映画)

3.0

【フラれた方のヒロインの女友達みたいなテンションになる】
「そんな男別れて正解よ!あんなやつ竜巻に飲み込まれて車ごとバラバラになっちまえばいいのよ!メリッサ、今日はとことん飲みましょ!」
とか言いたく
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どら平太(2000年製作の映画)

3.0

【本当に銀残しなのか?】
銀残しのwikipedeiaでリストに入っていたため、チェックしてみたんですが
銀残しかどうかわかりませんでした。
少なくともルックに銀残しの特徴はあまり感じない。
フィルム
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スピーシーズ2(1998年製作の映画)

2.5

この作品を見て「なんで2は駄作が多いのか?」問題を自分の中で言語化できた。

2が駄作なパターンは、
1にあった脚本の工夫でおもしろくするための努力や工夫が、
2では雇われ脚本家に交代してなくなってし
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ボウリング・フォー・コロンバイン(2002年製作の映画)

3.5

↓のような雰囲気の映画が、どういう社会を背景にストーリーを描いているか、なんとなくわかるようになった。
(※この映画の題材である銃とは直接関係ない作品も含む)
『ファイトクラブ』
『タクシードライバー
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私は告白する(1953年製作の映画)

4.0

【画の力がすごい】
冒頭の夜の町中に影が描かれるような演出がかっこいい。

【裁判のシーンが圧迫感あってつらい】
途中まではよかったけど後半の裁判がちょっときついかな…
詰め方がリアルで長すぎ、ネチネ
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

4.0

【口寂しさ】
一貫して「口寂しい」映画。
主人公コンスタンティンが肺がんでも喫煙し続けるヘビースモーカーなんだけど、タバコはスパスパ吸うのにヒロインとはキスしそうで最後までキスしない!
別れ際もキスせ
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ミイラ再生(1932年製作の映画)

3.0

※『ミイラ再生』とは直接関係ない『めまい』のネタバレが含まれる感想です

【操られる恐怖に対して性差があるのかな?】
ミイラから蘇った神官イムホテップは自分と同じ血を持つ人種(エジプト人・ヌビア人)を
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