みやもとさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

モネ・ゲーム(2012年製作の映画)

2.9

コリン・ファースのギャップを楽しむための映画。

ストーリーは可もなく不可もなく。
日本人への偏見がつらすぎて途中で挫折しそうになりましたがこれが伏線だったとは、、笑
このラストがあることが分かってい
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残酷で異常(2014年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

タイトルがなかなか珍しい感じだったので不安でしたがストーリーはとてもよかった…!!最後まで観るとこのタイトルの意味がよくわかります。

まず何故自殺が「エゴ」なのか?子供を虐待することになるのか…?「
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

邦題がちょっとしっくりこない…。
Land of mineの方が「地雷の国」であり「私の国」でもあるので、内容にフィットするような気がします。

現実に少年兵が地雷撤去を命ぜられる現実があったのだと思
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ザ・ブック・オブ・ヘンリー(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

あらすじからは想像もできないような展開で、どうオチをつけるのか最後まで引き込まれました。
単純に主人公が隣の家の女の子を助ける話かと思ったらわりと序盤で亡くなってしまうんだもんなあ…

ヘンリーの緻密
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

3.4

ずっと息苦しい感じが付き纏う映画だった。
田舎の閉鎖社会とか偏見とか年老いた親とか、リアルさに痛くなる。
ラストでUSAのアウター着てる後ろ姿映しておいてからアメリカクソ喰らえな曲を流すのは最大限に皮
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エクリプス(2017年製作の映画)

3.0

いわゆるホラー映画にありがちなストーリーです。個人的には本編よりもエンドロール前の現場写真がこわかったです。
ベッドについた黒いシミは映画の演出上の創作じゃなくて事実だったんですね。

B級映画と言わ
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幸せのレシピ(2007年製作の映画)

3.1

ニックの登場でケイトがだんだんと柔らかくなっていくのが観ていて安心すると当時に、いつどのタイミングでこの幸せが壊れるのかとひやひやしました。
オーナーのあからさまな態度の変化が心臓に悪い。。そんなハラ
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

3.3

ふたりの仲の良さに心が温まります。回想も愛にあふれていてまさに理想の老後。

すでに不自由のない暮らしができてるし、同じくらいの家賃で新しい所にわざわざ移る必要はないのでは…?何のための引っ越しなんだ
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ダークハウス(2015年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

段々と謎が時明かされていく過程は面白かった。けど、他のレビューにもあるようにちょっとオチが物足りなかったかな…

オカルトと犯罪捜査の対比がいい塩梅だったんですが、逆にそのせいでストーリーの荒も目立っ
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.2

最近流行ってるので鑑賞。

感染経路の特定やワクチンの開発等、いま世界中で行なわれてるであろうプロセスがわかりやすく描かれてます。東京での初感染者がバスの車内で倒れた瞬間、他の乗客が動画撮影し始めてそ
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.5

新作が上映されないので観る機会を失ってた作品を鑑賞していってます。
語り継がれてる作品に間違いはない。

ちゃんとストーリーもあってラストのサメとの攻防はハラハラしました。
豪快に吹き飛ぶ所では思わず
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.7

居留地に住む先住民の現実とか、日本に住んでたらまず意識しないような問題を伝えてくれるこういう映画は大事。
冒頭に「事実に基づく」という字幕が出るんですが、この映画に描かれる事件が事実としてあるわけでは
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シシリアン・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

基になったのはシチリアで起きたジョゼッペ誘拐事件だそう。
ジョゼッペの父親がシチリアのマフィアファミリーの一員で、警察に出頭してマフィアにとって不都合な内容を供述している。それを止めたいマフィアたちは
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.6

全体の空気感とストーリーの切なさが個人的にはものすごく好きでした。主人公はシーツ姿の幽霊なのでセリフも表情もありません。が、不思議とずっと飽きずに観てられました。表情も見えてくる気がする。

事故以降
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.3

政治的なあれこれ抜きにして純粋に映画として面白かったです(面白かったという括りは正しくないんだろうけど…)

未曾有の災害で何が起きるかわからない、余震も続くし電気もないひょっとしたら死ぬかもしれない
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

作中に出てくるクリーチャーはギレルモデルトロ監修とのことで、さすがのクオリティ!どれも魅力的でした。実際に出会ったら絶望感だけで死んでしまいそう。

全くいわくのない場所に花を供えたらいつの間にかそこ
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赤ずきん(2011年製作の映画)

3.0

トワイライトの監督で雰囲気も似ていたのでこの映画を観終わったあとにトワイライトをもう一回観ました。

観ながら推理は一切してなかったので、人狼の正体がわかった時に「お前が!?!?」と純粋に映画を楽しめ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

SNSでバズりすぎて完全に消費され尽くしてしまった…

ホルガ村に入る道でカメラが一回転するシーンが、「これから常識は通じませんよ」と予告されたようでワクワクしました。カメラを回転させるとか背景をゆが
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

最初「リミット」のコールセンター視点の話かと思ったらさすがに違いました。

主人公の態度が悪すぎて「こういう人が職場にいたら嫌だなあ」と思い続けた1時間28分。
電話の音声だけで場面が単調という事と、
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

バドジーニアスでなんとなく韓国の学歴至上主義を感じましたが、その濃縮還元のような社会構図。
はらはらする展開にえらい精神的に疲れちゃいました。

タイトルがパラサイトだからこの主人公一家が寄生していっ
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

タイトルとパッケージを信じきって夜にオバケがくる系のホラーかと思ったらそういうわけではなかった。

いろんな考察を読んで「なるほどね」と思ったのが、トラヴィスが実は夢遊病者なのでは?という解釈。たしか
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嘘八百 京町ロワイヤル(2019年製作の映画)

3.3

前作に引き続き、おっさん2人がなんだかんだで仲が良いのが微笑ましいです。仲が良いというか、お互いの腕を信頼し合ってるのが観ててひしひしと伝わってくるのが好き。キャバクラに乗り込んだときの関西人の荒さと>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ワンカット長回しのため、目線が常に主人公の高さにあって臨場感や緊張感が半端ないです。状況は変化していく(次になにが起きるのか主人公と一緒に体感しているような気持ちになる)ため、飽きは一切なかったです。>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

4.0

岩井俊二映画が好きすぎる。
映画の中に流れる空気とか色とか間とか全部が最高。

ゆっくりと振り返る祐里と未咲と乙坂の学生時代の思い出があり、その最後の到達地点である高校で祐里と未咲の娘たちに出会うシー
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バンテージ・ポイント(2008年製作の映画)

3.5

色んな視点から展開していくストーリーが斬新で面白かった。アクションもしっかり盛り込まれていて、短いながらも観ごたえがありました。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.4

熱心なSWウォッチャーではなかったので、1回ではあまりの情報量の多さにきちんと話が飲み込めず、2回観に行ってきました。
シリーズ全ての流れをここで解決しないといけないのでずっとクライマックスです。レイ
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.1

映画が終わってから「アベンジャーズみたいね」と話してたご婦人方がいて面白かったです。たしかに悪霊版アベンジャーズエンドゲームみはある。

人知れず能力者が生きていてるという世界線。
前情報として「シャ
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素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

原題が「Collateral Beauty」で作中では「幸せのおまけ」と訳されてます(これもちょっと違和感)。本編を観たあとだと、邦題はなんとなく軽い感じがしてしっくりこない。原題のまま展開するのは駄>>続きを読む

ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

スイスアーミーマンで死体役を熱演(?)したダニエル・ラドクリフ君ですが、今作もえげつない程に身を削っていました。
邦題で思いっきりネタバレを受けますが「最終的に助かるんだな…」と思いながら観られたので
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.3

黒木華がいい味だしてます。自分がない主人公の性格や、画面の色も相まってなんだか消えてなくなってしまいそうな儚さがありました。
なにをやっても裏目にでる主人公には少々イライラ…始終もやもやしていてすっき
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ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

3.5

よくあるベトナム帰還兵のPTSDがテーマなのかと思ったら。。

始終漂う薄気味悪い雰囲気が魅力的でした。

ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.5

前作に引き続き面白かった!
なにも考えずに観られる後味スッキリ映画。

ただ残念だったのが主人公の軽率な行動くらいでしょうか…もう一度物語を始める為には必要だったけど……!
笑いありアクションありちょ
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ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

いじめた方は「そんな事もあったよね」と過去の思い出として語るけど、いじめられた方は一生憎しみを忘れないんだよ という教訓にするにはいい映画。
ロビンが人として本当にいい人すぎる。けど、いくら旦那の同級
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.4

原作が好きで、特に映画は期待していませんでしたが普通にいい映画でした。
大泉洋さんのファンなので贔屓目はなきにしもあらずですが、、笑

夢を諦めきれずぐずぐずくすぶっている中年男と、手を伸ばせばいくら
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ペット・セメタリー(1989年製作の映画)

3.4

名前は聞いて知ってたけど観たことがなかったので。
徐々に狂っていく父親にイライラしつつもかぶりついて観てしまった。そもそもジャドがあの場所を教えなければ…と観ている側にもずっと後悔に似た感情が残りまし
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.5

前作に引き続きハチャメチャで最高の家族。

ビッチギャルのマディソンのキャラもいい味だしてる。最後の方は愛しく思えてくるから不思議。笑
10年ごしの新作でここまで期待を裏切らない内容になっていることに
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