87さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

陽炎座 4Kデジタル完全修復版(1981年製作の映画)

4.0

初めて観た時は「話がわからなすぎる」と困惑し、それでも好きなシーンだらけで観れば観るほど見所が沢山あって、笑えるところもあり、悲しいところもあり、ものすごく刺激を受ける作品。

とにもかくにも池谷仙克
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

2.8

思ってた映画とだいぶ違くて残念だったし、思ったよりも痛い目に遭わないし、そこまで面白くもなかったなぁ。

もはや日本の現代社会は、風刺じゃなくこの映画状態(てかむしろ映画の方がマシでは?)なので、驚き
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(2023年製作の映画)

3.0

ヘビ毒の話かと思いきや、人間の毒があぶり出される話だった

星新一とかもウェスアンダーソンに制作して欲しくなる

白鳥(2023年製作の映画)

3.8

「白鳥(The swan)」という題名で、この内容はカッコ良過ぎる

なんちゅう話だこりゃ…と思いつつ、詳細な描写や、残酷さのどんどん先を行く展開にものすごく惹かれた

そしてやっぱり動物に手厳しい笑
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ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.2

あんなに渋くてカッコいいレイフ・ファインズが、カビ臭そうな気味悪いねずみ男をバチっと演じていて、演技力の高さに感動してしまった

こんな変な短編があったとは、さすがロアルド・ダール

ウェス・アンダー
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.6

今でも持っているほどロアルドダール好きなので、「奇才ヘンリーシュガーの物語」も小学生の時に読んだなぁ

情報量が多過ぎるので、短編なのにめちゃくちゃ疲れる…笑(ウェスアンダーソンあるある)

楽しかっ
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台風クラブ 4Kレストア版(1985年製作の映画)

3.6

昔はあくまで、池谷仙克の美術監督作品として鑑賞してしまったのと、自分も同年代だったこともあって、刺激やセンス、言葉などをひたすら吸収してしまい大して何も思わなかったんだけど、良い年齢の大人になって観た>>続きを読む

リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.8

やっぱり、言葉、物語、表現、演出、何を取っても強すぎる
パワーありすぎる、漲りまくり、滾りまくり

魂の美しさを思い出す
汚れていくのは、肉体を介するからだと

ネッド・ライフル(2014年製作の映画)

3.0

リーアム・エイケン全シーンかっこ良すぎて死ぬかと思った
ネッドが救われなさすぎてラスト開いた口が塞がらず
オーブリー・プラザはオーブリー・プラザって感じ
みんな老けたな

フェイ・グリム(2006年製作の映画)

3.4

急にサスペンスでめちゃ笑った。
人間関係入り乱れる手に汗握るサスペンスなのに、ちゃんとハル・ハートリーのセンスは色濃く残っていてなんだか不思議な感覚だった。

バービー(2023年製作の映画)

4.0

「こりゃ世界中からピンクの塗料消えますわ…」と、バービーランド映った瞬間理解できるくらいピンク!!めっちゃ元気出た…

グレタ・ガーウィグ映画作るの上手すぎる。

ブラックユーモアが光る社会派コメディ
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ヘンリー・フール(1997年製作の映画)

3.4

ちょっと飽きるんだけど、言葉と音楽はとても良い。
ちょっと飽きるんだけど、好きなところは多い。

ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

3.3

めちゃくちゃランボー
名場面だらけだけど、極めつけはやはり弓

万引き家族(2018年製作の映画)

4.2

救うべき者ほど救えない・救わない日本の公助の現実を突きつける傑作だった

つくづく子役の発掘上手すぎる

衣装は、ほんの少しシャレ過ぎているような気も

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.3

中学生ってやっぱり最低最悪で、自分も思い出す限り最低最悪だったので、そのしんどさを完璧に思い出させてくれるすごくよくできた映画だった

光の方へ向かっていくケイラ、頑張れと思う

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.7

登場人物も多いし、展開も目まぐるしいので、少し間違えたら情報過多でがんじがらめになり失敗しそうな物語なのに、こんなにスパスパと分かりやすくてグングン進む出版業界お仕事映画にできてるのすごい。

胡散臭
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.8

色んなキモい男と、変幻自在のキャリーマリガンが観れて面白かった。
これは、賛否両論のフェミニズム映画というより「現代のお伽話」という感じ。
異様な実家や、カフェ、ロッジなどの美術もとても童話的かつ大衆
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.5

想像してた作品と違ったな。

思ったより集中力が続かなかったのは、ささやかな物語が大量の言葉に埋もれまくっていたからかも。

子供のインタビューと本の引用に頭持って行かれてるうちに、ジェシーいなくなっ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.9

映画過ぎるだろ…最高かよ…

JKぐらいの時に1を観て、その時は内容の時代性と熱さに結構ウケてたけど、2は1に捧げる続編で良かった。

「Thank you for saving my life」
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.2

しょうもないなぁ笑
こんなに豪華キャストでお金かけてまで作る映画か?
くだらなくて、血が沢山流れて、テンポも良くて楽しいけどね。
面白いようで意外と面白くなくて、期待値を上げ過ぎていた事を反省した。
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.7

美しくてシャレた唯一無二の世界観はもちろん嫌いではないのだけど、みるみる豪奢さに拍車がかかっている近年の実写作品は、ウェス・アンダーソン特有の歪さ・グロテスクさ・理不尽さ溢れる物語やキャラクターの魅力>>続きを読む

タイタニック(1997年製作の映画)

3.8

グッとくるシーンも、笑ってしまうシーンも、いろいろな見所があってこれぞハリウッド映画という感じが良い。

マジで予算凄いな〜。豪華絢爛。
2人のラブストーリーでありながらも、しっかりとパニックムービー
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.2

鑑賞後は、「一体何を観させられたんだ…」という気持ちになったが、ロバート・パティンソン好きとしては、あんな姿やこんな顔まで観ることができてお得な気持ちになった。いや〜良い俳優。
改めてこんな俳優が、顔
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.5

苦しくも美しい映画だった。
シスジェンダーがトランスジェンダーに放つ言動がいちいちリアルかつ残酷で、同じ言葉を何度も繰り返して涙を流して悲しむ姿が印象的だった。

しかし、終盤の再訪から海のシーンは個
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フローズン・タイム(2006年製作の映画)

3.0

「時が止まる」という設定と、「スーパーの同僚たちとのくだらなくも愉快な日常」と恋愛と、将来の夢、

様々な要素がそれぞれバラバラになってしまっていて、
せっかくどの要素も面白いのに、いまいち上手くまと
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

いやー…!最優秀助演女優賞は、ステファニー・スーにあげた過ぎて観ながら悔しくなってしまった。
ジェイミー・リー・カーティスはもちろん腹肉も追加して頑張っているけど…。
とは言え、さすがに極端なアジア人
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

もう最高……面白すぎ…

Dolby Atmosで大大大正解。
冒頭の人間の群れだけで胸いっぱい、最高の始まり過ぎた。
見所しかなくて、筆舌に尽くしがたい…。

あと劇中のマトンビリヤニみたいなご飯美
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心霊ドクターと消された記憶(2015年製作の映画)

3.2

邦題がダサすぎてもったいないけど、中身は面白かった。
みるみる謎が深まる展開と切ない物語、繋がる点と点、さらなる転と救いの物語がギュッとコンパクトにまとめられていて良い。
クライマックスはちょっぴりチ
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さすらいの女神(ディーバ)たち(2010年製作の映画)

3.4

マチュー・アマルリックのスタイリングの抜群のセンスの良さよ…。さすがパリジャン…。

バーレスクもロードムービーも大好き。

そっくりな兄弟2人の孤独と息苦しさは胸に来るが、キャッキャ騒ぐ女子たちと振
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