じりじりと神経を磨り減らしてくる緊迫感、こういうの大好きです。火薬の量でみせるよりもずっと、ずっと。
かなり痛いシーンの連続。なんでそれでも動けるわけ?ありえん、てくらい半端ない満身創痍。
でも、そこ>>続きを読む
暫定的にこの点数。
正味、まだうまく飲み込めてない、飲み込めるかもわからない。
学習教材みたいな内容だなーと思いつつも、歴史好きだし興味深く見てた。
折しも、「あなたを抱きしめる日まで」で西洋的宗教>>続きを読む
2005年6月に急逝した、ポルノ女優林由美香のドキュメンタリー。
その足跡を辿るものといえばそうなのだけれど、ちょ~っと趣が違う。
彼女の追悼イベントが行われた際、日本未公開の映像作品が発見される。タ>>続きを読む
美しい。
映画というより歌劇のようだった。
普段まったくテレビ放送を見ないし、情報偏重も甚だしいので、東京女子流のこともはじめて知りました。
なので、青春群像ものととらえての観賞に。
見終わった今も>>続きを読む
ジュディ・デンチ好きなんです。
予告を見た段階でこれはみねば!と。
まだ中盤にも関わらず、大きく風向きが変わった際は、え、どうなるのこれ…って。
終わってみれば…なかなか胸に去来したものは大きかったな>>続きを読む
観る前は「ルビースパークス」みたいな話を想像してたけれど、実際は大分カラーが違った。
いやさ、ジャケからしたって、あーきっとこうなって、こんなシーン…って思わん?
ところが、これがなかなか…うん。なか>>続きを読む
ブルージャスミン。なんだか小綺麗なタイトルですが、蓋を開けてみれば、ジャスミンてそういうことなのw?っていきなりすかされた。そこから最後のフルボッコ状態に至るまで、尊大で恥知らずな元セレブの高慢ちきが>>続きを読む
家主さんに宇宙とか好き?と聞かれ、好きですよと答えると3本のDVDを差し出してきた。
そのうちの1本がこの作品で、その日の晩観ることに。
あのホテルはないよね、と思うテキトーな日本もどきを筆頭に、過>>続きを読む
その、一緒に鑑賞していた家主夫婦はこの監督が好きなんだそうです。でも、話を聞いてると荻上監督とごっちゃになっていたような気が…。思いきって突っ込んでみようかと迷うも、
まぁ、とりあえず映画見てからにし>>続きを読む
この3日間、お邪魔していたお宅で家主さまと鑑賞。期待せずだったけど、なかなか良い映画。
家族一人一人が隠し持ってる爆弾を、ウソつき兄貴が点火しにくる。その嘘の描き方が巧み。
家庭という箱の中に収まった>>続きを読む
これは戦争批判の範疇で収まる作品じゃないわ。
「戦争には人としての死が訪れない」って言葉がある。その言葉通りです。人間としての尊厳を蹂躙されながら、意識を持つ肉塊として、延々と続く受動的な生にぶら下が>>続きを読む
人間の隷属性。この映画の示すものはアメリカの黒人奴隷に対するものに止まるわけもなく、今この現代にだっていくらでもその現象を見つけ出すことが出来る。仕事の場とか、スクールカーストとかいくらでもこんなんあ>>続きを読む
ソニックユースの惹きもさることながら、ヨラテンが関わってるときいて、それだけで観てしまった映画です。
例えるなら、変拍子。
何度えぇっ?ここでそれっ?って思ったことか。
あらゆるところで、ズレや余剰が>>続きを読む
ピーターラビットの作者、ビアトリクス・ポターの伝記映画。
映画化するにあたり、どうも史実とは異なっている部分がちょこちょことあるようなのですが、まぁそれはそれとして。
作品の空気はほんと好き。冒頭、馬>>続きを読む
北アイルランド紛争における地域感情、宗教関係の根深さと、それによって引き裂かれた男女のラブストーリーを主軸にしつつ、あるボクサーの決意に満ちた姿を力強く描く。
人々がほんとに求めているものってなんなん>>続きを読む
可愛い映画です。それも圧倒的なくらい、溢れんばかりの可愛さ。
タイトルシーン。となりのトトロを思わせるような、草木のトンネルが出てきて、その時点であぁ、こういうの好きだなぁ…って心が傾いた。可愛いにも>>続きを読む
プロットよりも、クオリティーよりも、こんな気持ちこの映画じゃなきゃ味わえないっ!って作品を求めて映画を観てるけど、これがまさにそう!
でたらめなテンポで、乱暴なまでに加速していくスピード感。獰猛に男>>続きを読む
いやぁ…あの時の曲が、最後にあんな張り裂けそうな響きをもって流れてくるなんて。
使い方としてはベタなんかもしれないけども、白ける余地なんかなし。だってなにより曲…いや、歌が良いんだもの。
そして、クレ>>続きを読む
ダヌタ・シャフラルスカは撮影当時91歳だったそう。自分の祖母も同じくらいの年齢だからよくわかるけど、電話をとるために階段を駆け降りるシーンをはじめ、動きのある演技が多くてその壮健さにびっくりです。>>続きを読む
さっぱり理解できない。
けど、う~ん。全然わからないままでも、すでに事足りてるような気もする。
なにがイザベルを突き動かし、これからも動かしていくのかはわからないけども、この作品の中で彼女は精一杯17>>続きを読む
現代的なフランス映画って気がした。しつこいくらいに愛って言葉がついて回るけど、その意義は正直どうでもよくて、恋とか愛とか欲とかエロスに忠実で、一直線に狂ってく展開がとても良かった。
主人公のモテにモテ>>続きを読む
自身の作品の印象とは違って、クストリッツァ監督て、かなり強面なんだなぁ…。
や、それはさておき。
東西の冷戦を終わらせる契機のひとつとなったフェアウェル事件の映画化。スパイものですが、中身はあんまり>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「明日、君がいない」「エレファント」あと分野は違うけどブギーポップは笑わない、とか。
パッチワークのように別々の人物の視点を交差させて、ひとつの事件を浮き彫りにする手法をとった作品。
一見、分かりや>>続きを読む
実際に起こったこと、というよりは異星人の生態記録を観るような感覚。
え、なんなのこれ?って。でもキラキラとした盗品だけは現実。着ている本人たちの価値なんて、この映画のなかにも外にもない。
膨張、肥大す>>続きを読む
息子との生活を叶えるために、たまりにたまった人生のツケをデトックス。
見捨ててもおかしくない状況なのに、ジェイのために、と心を砕いて親子に働きかける義父の存在が一番印象に残った。なんて人間ができていて>>続きを読む
やっとみたシリーズ。
の、つもりがあれーところどころ前に観たことあるような気が…。ま、でもきちんと通して観たのは初めてのはず…。
俗っぽくざっくりと分けるとしたら、自分は完全に感覚とか感情とかに大き>>続きを読む
こんなにグサリと突き刺さる話だとは思わなかった。
受け止めるのがすごく難しい。あの告白の衝撃が凄まじすぎて。だから一方で理性が止めに入る。あの告白を聞いただけで、なにがわかったっていうの?
映画の展開>>続きを読む
キャストを見た感じだと、ちょっと苦手な方向っぽくもあり、どうなのかなーって不安があったけど、パケの雰囲気になんとなく惹かれて手に取ってみた。
あ、これいいかも。
会社を大きく傾かせてしまうほどの、破>>続きを読む
こないだ観た「おとなのけんか」
これはこれでいいけど、ちょっと物足りないなーって感じてたものがこの作品に詰まってた!
身内の結婚話となると「レイチェルの結婚」を思い出します。大まかなストーリーや、単純>>続きを読む
やっと観たシリーズ。それも約20年もの。
その20年前に、若干のネタバレもあったせいで、結末は予想できていたものの、うん、やっぱり良い作品だと思う。
不幸な家庭環境によって子供時代を失われたブッチと、>>続きを読む
うわぁ…こういう、現実と全く均衡のとれてない危うさの果てを描いてるのは大好き。
べティの衝動的でぶっ飛んだキャラは相当に人によって受け取り方が変わるでしょうが、個人的にはとても心惹かれた。だってもう、>>続きを読む
ARISE2作目ということで、新キャストにも慣れてきたし、1作目よりも落ち着いて観れた気がします。
なので…面白いは面白い。はい以上です。といった感じ。前回ほどの驚きや真新しさはちょっと影を潜める。>>続きを読む
先日観た「灼熱の魂」があまりに衝撃的で、それからレバノンというキーワードが引っ掛かっていた。件の作品は舞台がどこなのかはっきりと明示はされていないものの、元の戯曲の作者がレバノン出身ということで、作品>>続きを読む
チャンドラーのファンでもなんでもない自分でも、フィリップ・マーロウといえば名台詞は「ギムレットには早すぎる」
当然出てくるだろうと思ったら、あれー?どうやら映画の目指した雰囲気に合わないから、削ったん>>続きを読む
こどものけんかが元ではじまった、おとなのけんか。
まー大人にはいろいろと守らなければいけないものがあって、家族はもちろん、自分の意地とプライドもそうやし、なにより社会のルールも遵守せよ、とそういう立場>>続きを読む
完敗です。
パレスチナ、北アイルランド、ルワンダ、チベット、ユーゴスラビア…世界に散らばる民族問題。それに関する映画作品を観るたびに、世界の広さと、自分の知識の及ばない深い対立構造にただただ立ちすくむ>>続きを読む