8888さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

初日に見た。
思っていたのとは違う良さがあった。
宮崎駿の自伝映画という言い方は合っているようななっていないような。
同じ行為で場面を切り替えていく構成で、この映画ではそれがよく効いているようだった。
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怪物(2023年製作の映画)

4.5

坂元裕二ならではの観てる人を最後まで惑わす映画構成。どこまで見せるか、そこのバランスもとても綺麗だった。直接的に出さない部分もあるがその行間は汲み取りやすい。思っていた以上にわかりやすく丁寧な作りだっ>>続きを読む

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

4.0

ん?っと思いながらも上手いからなんも言えない。好きにやっちゃってください。観ますから。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.2

少し舐めていた。だから3D映画を見たことがなかったのでこれで3D童貞を卒業しようと思った。結果3Dでもよかったが、普通の映画で観た方がグラフィックが綺麗だったのに、ともったいない気持ちになるほど良かっ>>続きを読む

ザ・ビートルズ&インディア/ビートルズとインド(2021年製作の映画)

4.0

ビートルズがインドを復興させたのかもしれない。また、ビートルズがインドの悪評を作り上げたのかもしれない。またインドがビートルズを形作ったのかもしれない。
この時代のイギリスバンドがインドにこんなにも敬
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海獣の子供(2018年製作の映画)

4.0

あんまり評価が良くないのはどうしてだろう。
人間の五感を超えた存在を予感させてくれるし、人間のちっぽけさとか生命の流れみたいのがしっかり伝わってきた。見てて胸が苦しくなった。自分が出来る表現がこんなに
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ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男(2016年製作の映画)

3.8

庭広すぎ

自分の庭からインスピレーションもらって制作できるなんて理想の生活すぎじゃん

マックイーン:モードの反逆児(2018年製作の映画)

4.6

最も服を使って自分自身を表現できている人なのかもしれない。マックイーンの服の奇抜さや圧倒的存在感は知っていたけれどファッションショーがこんなにもショーらしく魅力的にかんじたのはマルジェラのショーの映像>>続きを読む

NO SMOKING(2019年製作の映画)

4.3

やっと見れた。
やっぱり細野晴臣は音楽で伝わるとおりの人。とにかく音楽を楽しめている人。この人の音楽は結果的に商業がついてきただけで、完全な音楽主義。これが売れなきゃ終わりって時でもいざレコーディング
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シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

3.8

ショーンメンデスが声だけでもカッコいいことが証明された作品。キッチンで歌う曲が一番好きだった。
内容は広告の打ち出し方の割には思った以上に子供向けだった。でも子供向けの内容としては良い映画。アジア系の
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メトロポリス(2001年製作の映画)

3.8

とにかく映像が魅力的に見えてしまう。2001年当時の技術満タンまで詰め込んで作りました感は出てしまっているが、それでもやっぱり見てたいと思ってしまう。AKIRAも然り、どうしてこういった、歯止めを知ら>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.6

ふぅーん。笑えるところはしっかり笑えるし、映像も面白いし、娘の格好も見応えあった。話作りもいいし、家族愛とアクションと世界救う的な部分と、混雑しそうに最初思ったけど意外にもバランスが取れてた。でもなん>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.4

これがラストバトルかって思ったらまだ映画の真ん中だった

The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

4.0

すごい。この監督は作家性みたいなスタイみたいなものが昔から確立されてるんだな。
愛のいろんな側面を30分で描ききれてる。この監督の見せる束縛とそこからの解放される瞬間はミッドサマーでもこの作品でもとて
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.6

映画館じゃなかったらこんなしっかり見る気にはならない。本当に議事録の通りの場面を再現したという感じ。誇張もない淡々とした内容にバックに音楽は一切なし。とても挑戦的。絵がしっかり持ち続けていたのがすごい>>続きを読む

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

4.6

最初はイーサンホークがチェットベイカーやるのかーと思っていたが、その違和感は最初だけだった。彼の傲慢さや歪さがよく伝わってきた。
彼がどれだけ嘘をついても、どんなに気に食わないことをしていても、ヤク中
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.2

面白かったし、アクションのクオリティ高い。
冒頭のアクションシーンで他の映画との違いを見せられて最後まで見たい気持ちになった。ギャグ要素も寒くないし、可愛さもしっかりある。内容が濃くないのもアクション
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都市とモードのビデオノート(1989年製作の映画)

5.0

この映画は山本耀司をただ映し出すドキュメンタリーではなく、ヴィム・ヴェンダースがもっている疑問や怒りに対して、山本耀司の優しいけれど強い言葉によって光を当ててあげることによって少しだけ世界に希望を抱け>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.8

言いたいことは単純で、いわゆるセレブとか美食家を揶揄してるのがわかりやすい。最後の終わり方が後味悪く無いし、主人公の最後の行動は秀逸だった。食欲失せる映画かと思ったら最後ちょっとお腹空いてた。
アニャ
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.5

悲しくなる。日本人が日本人として苦しみながら日本語をぶつけ合えていたこの時代を見てしまうと。こんな誠実に自分をぶつけ合える場は今どこにあるのだろうか。
思想や知性で上に立てるというのは嫌い。冒頭の語り
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SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬(2018年製作の映画)

4.0

かっけえ。刀の持ってないサムライ。いい表現。最後に出てくるのは人間性。

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.4

初ヴィムヴェンダース。
この手の映画は好みじゃ無いと思っていたけれど、また見返さなければいけないと思ってしまった。
時間をかけてこの映画に身体を慣れさせようとしてくる。それで慣れた人たちに向けて新しい
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

4.5

よかった。映像も音も内容も。
予告、ポスターであれだけ林檎を落としているからそういうテーマなんだろうとは思ってた。だけどそれをあの時間広げられて飽きさせないのはすごい。表現はメタファー的な要素が強いが
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