みのうぐんさんの映画レビュー・感想・評価

みのうぐん

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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

フィクションの大原則、
「大きな嘘は一つだけ」
に忠実に沿って作られている脚本で最初は面白そうだと思ったけど、後半以降の展開がかなり間延びしていて、途中からはぶっちゃけ他の作業しながら視聴していた。
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.2

実話を元にしているらしいけど、こんな企画のプロジェクトが存在していたなんて全く知らなかった。
NISMOのチームってみんな頭おかしいんだなと思った。

漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~(2024年製作の映画)

2.6

朝一で観てきた。

寄席芸人とか弟子経験の下積みを経た芸人のネタはつまらないので、寄席は基本的に吹き溜まりのような場所だけど、面白くて売れている人ほど、やはりテレビタレントになるから舞台でネタをやらな
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.5

面白かった。

ツチヤ氏とは、同時期に同じ場所でお笑いの活動をしていたので、観ていたら自分の黒歴史のような過去も思い出して、何かめっちゃ懐かしかった。

(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

本作は戦国時代の史実を元に描いているというのもあるだろうけど、今まで観てきた北野武映画の中で一番面白かった。

この作品は賛否両論で、織田信長の使い古された通説に基づくデフォルメしまくったキャラ設定と
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ミステリーは基本的に苦手だけど、シナリオの展開が上手くて面白かった。
和製ウディ・アレンかと思わせるようなかなりのオシャレ映画で、中盤までメタフィクションかなと思わせておいて、実は作中の現実と地続きと
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ノイズ(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

藤原竜也と松山ケンイチは普通に映画版デスノートの組み合わせだし、更に藤原竜也と島での殺人といえばこれまた映画版バトル・ロワイアルの設定だし、これらの過去作が否が応でもオーバーラップしてきて、それだけで>>続きを読む

パラサイト・イヴ(1996年製作の映画)

3.9

90年代Jホラー感全開で面白かった。

他の同時代の作品の『リング』『らせん』『ループ』や『serial experiments lain』『エヴァンゲリオン』などとテーマ性が被っていて、更にリング三
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
これは何度も見返したくなるのは分かる。

途中までは、今のジャニーズ事務所の性虐待を彷彿させる展開でタイムリーだなとかそんな事を頭をよぎった。

福田村事件(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

自分自身は、タイトルにも明記されている「福田村事件」についてはほんの概要程度しか知らない状態で、かつ個人的にあんまり森達也監督が好きでは無いけど、なんか評判が良かったので観に行ってみたら普通に面白かっ>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公の広瀬すずと松坂桃李は性嫌悪者という役柄で、そのテーマに心惹かれて最後まで面白く観終える事が出来て良かった。

性嫌悪病は今の日本で大体1~2%くらいは存在するから、特段珍しい訳でもないけど少数
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しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

なんか、霞が関の商社勤務で春日部に一戸建て住居と自家用車を持ち、子どもが2人いる35歳のひろしが、30歳派遣社員の、いわゆる「弱者男性」と括られる属性の敵を抑えて説教する話らしいと聞いて観てきた。>>続きを読む

燃える仏像人間(2012年製作の映画)

4.6

こないだ久しぶりに観返したけど、やっぱり面白かった。

松ちゃんの『大日本人』は穢多を題材に取り扱っていたけど、本作も見世物小屋を覗いているような雰囲気で、大崎洋の言うところの、「人として見てはいけな
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.0

『ピクミン』の元ネタらしいので興味をひかれて 観てみたけど普通に面白かった。
この頃の前衛的なフランスのアニメ映画ってこういう手法の作品が多いよね。

今月に発売された4の敵キャラのデザインも本作から
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

1.5

⁡やはり脚本はかなり酷い。⁡ほとんど破綻しているレベル。⁡

⁡僕は久しぶりにNetflixで見返しているからそんなに悪い印象は無いけど、公開当時映画館まで足を運んで2000円支払って2時間じっくり
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もののけ姫(1997年製作の映画)

2.7

昔、『千と千尋の神隠し』を映画館で観て、あまりにシナリオが酷すぎたので、それ以降『風立ちぬ』まで宮崎駿映画は観ていなかったけど、『君たちはどう生きるか』で過去作のオマージュが散りばめられていたり、「千>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

1.1

このレビューはネタバレを含みます

ここ数年観た映画の中で、他の追随を許さぬほど断トツで一番つまらなかった。
(上のスコアは本当は0点のつもり)

商業映画にも関わらず、話の筋が全く無い作話は宮崎駿作品でおなじみで、そこは庵野秀明作品と
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ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

2回目の鑑賞。

以前観た時は前編がかなり面白かったので、その期待値の高さからの落差で、後編がイマイチな印象だった気がするけど、いま観直すと後編も普通に面白かった。

柏木くんみたいな共依存メンヘラに
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怪物(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

「差別や偏見の無い人間なんて存在しない」
という身も蓋もない現実を突きつけてくるので好感が持ててスッキリする。

でも、後半パートの小学生男子二人の描写は、さすがに美化が入り過ぎていて制作陣のショタ性
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

・BGMが良かった
・ピーチ王国に備え付けられている練習ステージで、マリオが何度も失敗を繰り返す描写が映画に盛り込まれていて良かった、というか面白かった。
・続編を匂わせる終わり方だったけど、ハリウッ
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

なんか評判が良かったので、初めて映画館まで足を運んで劇場版のコナンを観てきたけど、普通にめっちゃ面白かった。

たぶん、コナン映画を観るのは「ベイカー街の亡霊」以来ぶりくらいで、もはや全く子供向けのお
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

庵野のシナリオには最初から期待していなかったので、相変わらずストーリーは意味不明だったけど、アクションシーンは面白かった。
で、変形前のサイクロン号が、今どきのバイクのデザインだからやっぱり今ひとつ…
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

原作の話がそもそも個人的に好みじゃないから、当然ストーリーはつまらなくて退屈だったけど、映画には音楽の演出があるので、その分まあ普通の青春映画に仕上がっている印象だった。

音楽も例に漏れずというか、
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Winny(2023年製作の映画)

3.0

『Winny』⁡
⁡⁡
⁡観てきた。⁡
⁡金曜の昼間の回だったので、当然年配の客がほとんどだったけど、彼らは実際にWinnyを使った事も技術的な知識も無いやろと思ってしまってごめんさい。⁡⁡

⁡⁡
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.7

ウディ・アレン作品のような底意地の悪い演出だらけで、登場人物たちが総じてゲスいキャラだったのでかなり面白かった。

2時間20分の上映時間の中で長回しのシーンが多く、途中でダレる場面があって-0.3引
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ミステリーとしてもラブロマンスとしても中途半端で、かつどちらのジャンルも好まない自分にとっては割とずっと退屈だった。

オチも読めたし、自分でもラストはあの結末にするなと思った。それくらいしか他に手が
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

既に知っている内容だったけど、会議の様子をただ覗き見しているような演出が臨場感があって良かった。

会議中の会話は、まさにお役人の思考回路そのもので、国や時代に関わらず公務員というのはもれなく社会主義
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.7

一作目程の驚きは無かったけど、映像がとても綺麗で良かった。
あと、単純に3Dの方が視覚野的に見やすくて楽。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

新海誠作品を観ていつも思うけど、人間ってそんなに綺麗な生き物では無いし、それを観て簡単に感動する人々もご都合主義的で気持ち悪いなという印象だけど、だからこそ一般ウケするのも分かる。⁡

新海誠って、
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

賛否両論だけど、個人的にはめっちゃ良かった。

この作品に否定的な意見を持つ人は、きっと現実でも希望が欲しいタイプかなと思った。

本作は、現実の世の中に何の期待もしていない諦観が漂っているので、それ
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

TwitterのTLで評判が良かったから観に行った。
結果的には、ノンフィクションだから当然だけど、鑑賞前の予想を裏切ること無く、まあ順当なお話の流れという感じで終わった。

この作品は、
「既存の法
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

3.5

『社会主義体制が上手くいかない理由』⁡
⁡⁡
⁡映画、『ナワリヌイ』を観てきた。平日の昼間にも関わらず、全席埋まっていて関心の強さが伺えたし、そこそこ面白かった。⁡
⁡⁡
⁡そこで、何故社会主義国家で
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ぼくたちは上手にゆっくりできない。(2015年製作の映画)

3.5

⁡オムニバス形式で、舞城のところだけ面白かった。それでこの点数。⁡
⁡⁡
⁡⁡舞城王太郎の作品は割と好みで、明らかに才能があると思うんだけど、逆に言えば才能はむき出しだけど、他の肉付けの部分が一切無い
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

時代劇のような勧善懲悪モノで、世界観設定の整合性にやたらとこだわる空想科学読本みたいなシナリオ運びが個人的に好みではないけれど、勧善懲悪が土台となっているから分かりやすいお話に仕上がっていると思う。>>続きを読む

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

『散歩する侵略者』

★★★★★★★★★☆

面白かった。

人間から『概念』を奪うことで地球を侵略しようと目論む宇宙人と、それに翻弄される人類の話。(邦画なので、作中の舞台は日本で、日本人の役者しか
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