みのうぐん

SHE SAID/シー・セッド その名を暴けのみのうぐんのネタバレレビュー・内容・結末

2.4

このレビューはネタバレを含みます

TwitterのTLで評判が良かったから観に行った。
結果的には、ノンフィクションだから当然だけど、鑑賞前の予想を裏切ること無く、まあ順当なお話の流れという感じで終わった。

この作品は、
「既存の法律は、性犯罪の加害者にとって有利な仕組みになっている」
というのがテーマになっていて、そういった実態を告発するMe too運動によって実際に法改正まで動いてる流れもあるけれど、そもそも大多数の成人はそこまで酷い性被害に遭う場面に出くわさないんだよね。

いじめと同じで、標的となる被害者は集中するという現実があるので、これらの犯罪は永遠に消えることは無い。

ぼく自身は、たぶん人生で一度も、親とか教員とか学校やバイト先や職場の先輩に忖度をして意に沿わない合意をした経験が無いので、ぶっちゃけパワハラとかセクハラの問題に対していつもあんまりピンと来ないとこがある。

でも、少なからぬ人は実際に自分が標的になったら集団内のパワーバランスとか考えてしまうもんなんだろうね。