まさなつさんの映画レビュー・感想・評価 - 34ページ目

記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.5

新聞でもテレビでも、報道機関は政府の広報になってはいけない、、。

「バイス」観てたので、あの映画の報道機関側からの側面であるこの映画を楽しみにしてました。

90分にしては情報量多いですが、まあ、す
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭

リドリー・スコットと言えば「ブレードランナー」と「エイリアン」の印象が強烈で、SF映画の監督のイメージ強かったのですが、この作品の前の「ブラックレイン」とともに、「そんな事ないぜ!
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コウノトリの歌(2001年製作の映画)

3.8

ベトナム戦争で亡くなったアメリカ人、約5万人。ベトナム人、約500万人。(諸説あるようです)

ベトナム側から描かれたベトナム戦争。珍しい、、初めてかも?

どっちから観ても、戦争は戦争。

アメリカ
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.7

「音」

潜水艦モノはまず「音」ですね。この扱いが左右します。

その点でこの映画は合格やと思います。

プロ対プロ ➡︎ プロ+プロ。

国が敵同士だろうと、真のプロ同士は、深いところで通じ合う、、
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悲情城市(1989年製作の映画)

4.4

数年前に、シネヌーヴォの改装でクラウドファンディングで寄付を募った時、高額の場合に、上映する映画をリクエストできる権利があり、その方々がリクエストした特集を今やってます。この作品もその一作。私はそれほ>>続きを読む

マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.7

スペイン産の幽霊屋敷モノ風、切ない系ホラー⁈あまり怖くはないので、ミステリーかな、、。

「永遠の子供たち」の脚本書いた人が監督なんですね、、納得です。

海沿いの森の中に佇む屋敷の雰囲気。大自然の風
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かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―(2018年製作の映画)

3.7

家族にもいろんな「色」があっていい。

たとえ、お母さんと呼んでもらえなくても、、
母親の顔も覚えていなくても、、
血の繋がりがあってもなくても、、。

お互いを思う気持ちがあれば、それはもう立派な「
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ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.4

ウィル・スミスの父子共演なのかと思ったら、、。

あの「寅さん」が蘇る?時代ですからね〜こういう映画が出てくるのも時間の問題でした^_^

30年前の自分と戦うとしたらどうだろう?体力はきっと負けます
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スティング(1973年製作の映画)

4.5

午前十時の映画祭

「粋」っていう言葉はこの映画のためにある^_^

ファッションのこと詳しくないですが、この映画の30年代アメリカのオールドファッションはお洒落ですね。

なんと言ってもポール・ニュ
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.5

決して初日に駆けつける程に期待していた訳ではなく、映画の日がたまたま初日にぶつかっただけです、、^^;

それでも、こういう映画では珍しくジェシカ・チャスティン出てるし、マカボイまでとなると、やっぱり
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劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2018年製作の映画)

3.1

家族の中でドラマ版観てないの私だけなんで、娘に人間関係や背景聞きながら観ました。こんなん初めて^^;

まあ、ドラマファン用映画だから仕方ない、、。

この映画がその年の邦画No.1ヒット作というのも
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三人の女(1977年製作の映画)

3.9

シェリー・デュヴァルにシシー・スペイセク。

「シャイニング」+「キャリー」

二大不思議女優の共演にロバート・アルトマンとくれば、黙っていてもこの作品が曲者であることは避けようもない(^_^;)
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迷子の警察音楽隊(2007年製作の映画)

3.9

イスラエルにやって来たエジプトの警察音楽隊。

道に迷い、目的地とは違う村へ。ホテルもなく、民間人の家にメンバーが分散して厄介になる、その一夜を描いた作品。

堅物のリーダーから、軽い若者まで、個性的
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108~海馬五郎の復讐と冒険~(2019年製作の映画)

3.2

なんだろう、面白いやりとりやセリフはあるけど楽しくない(苦笑はある 笑)、裸はあるけどエロさはない、、。

所詮、オッさんの考えることなんて、演劇人でもサラリーマンでも同じ、、女女女、、裸裸裸、、笑笑
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.4

暴力!SEX!ベートーヴェン!

キューブリックの映画が劇場にかかってると知ったら、疲れた休みの午前十時でも駆けつけてしまう^_^

のっけから、最近Tシャツでもよくお見かけする(実は私も持ってます^
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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

4.0

昭和の濃厚な犯罪映画。

今村昌平が実際にいた連続殺人犯を題材にした原作を映画化したもの。

また、三国連太郎が出てる!
骨太なドラマにこの方は外せない^_^

この家族、父親が三國連太郎で、息子が緒
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真実(2019年製作の映画)

3.8

真実は一つ、、とは限らない⁈

え、そんだけでいいの?、、ってぐらい母と娘の確執はそれほど深くはなく、「真実」というほどにはミステリアスでもない、、^^;

これは、カトリーヌ・ドヌーヴというフランス
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ブルークリスマス(1978年製作の映画)

3.3

監督:岡本喜八vs脚本:倉本聰。

二人とも好きなんですよね〜。

「脚本を一字一句変えることは許さねえ」という倉本さん。「無駄なとこはぶった切る」という岡本さん。

強い個性の二人がぶつかって、相乗
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.7

二百数十年前にモーツァルトがいて、五十年ほど前にビートルズがいた。音楽の神様は気まぐれに音楽の歴史を変えるような存在を地上に降臨させる、、^_^

そんなビートルズが存在しない世界を描きながらビートル
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.0

池松壮亮の映画で、こんなに笑ったの初めてかも?、、、でもやはり蒼井優ですね!、、二人のやりとりが一番笑えた^_^

蒼井優は、胸ポチ問題 笑 はあるにしても、、やっぱりいいです。無理に裸にならんでもい
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レディバード・レディバード(1994年製作の映画)

3.8

痛い、痛い、、辛い辛い、、苦しい苦しい、、、。

子供を産む、、それだけで特別悪い事もしてないのに、この負の連鎖!さすが、ケン・ローチ!容赦ない^^;

虐待や育児放棄など、親と子供にまつわる悲劇は後
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夜の蝶(1957年製作の映画)

3.5

京マチ子追悼特集

京さんは、シネヌーヴォの近くの出身との事です。

銀座のママさん戦争^_^

かたや老舗店のベテランママさん、京マチ子。

かたや、京都から銀座に乗り込んできた新進ママさん、山本富
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軽蔑(1963年製作の映画)

3.8

ゴダールのミューズはカリーナって思ってるんで、この有名作も後回しにしていた。

のっけから、BB様が素っ裸でベッドに寝そべって、「ねぇ、私のお尻好き?胸は好き?」なんて聞かれた日には、、^_^

でも
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僕の帰る場所(2017年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリー?って始まり方から、津田寛治のちょい役で、いやいやドラマですよ、、という展開が上手いです^_^

ミャンマー🇲🇲、、まだまだ知らない国。

政情不安なミャンマーから日本に家族で逃れて来
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.7

大人の遊園地にあるシューティングゲーム!

と言っても、シューティングゲームしたことないからあくまで想像です 笑。

まあ、このシリーズはここまで徹底してくれるから安心して?楽しめます^_^アクション
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.9

独特な感覚(臭覚? 笑)の映画。

確かに「僕のエリ、、」を初めて観た時の、ちょっと異質なモノに触れた感触に近いかも。

もう一つ思い出したのは「サーミの血」。北欧の歴史や事情、知らない事多いので、い
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飢餓海峡(1965年製作の映画)

4.3

日本映画で燦然と輝く超骨太なサスペンス、、というか、原作は水上勉なんで、人間の業を描いたドラマ。

濃厚なモノクロの3時間!

戦後間もない混乱期の日本。北海道で強盗放火殺人事件が起こる。展開の中で実
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外套と短剣(1946年製作の映画)

3.5

フリッツ・ラングのまたも反ナチ映画。

題名はスパイを意味するらしい、、粋な言い方ですね^_^

スパイものの緊張感もありますが、エンタメ色の強い作品。

娯楽作とは言え、アメリカとナチスドイツの、原
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駅 STATION(1981年製作の映画)

3.7

倉本聰が高倉健を当て書きしたと思われる作品。舞台は北海道。

駅は出会いと別れの分岐点。

健さんを巡る女たち、、。女たちを、いしだあゆみ、烏丸せつこ、古手川祐子、倍賞千恵子、、いいねぇ〜^_^

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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

狂っているのは俺か、世の中か、、。

極めて普遍的なテーマでありながら、現代の人の心の中にあるモヤモヤしたものに、ある一定の回答を提示してくれる映画。

それは、チャップリンが描いた世界であり、スコセ
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.7

今、電車の中でこれを書いているのですが、周りには人がいっぱいいるけど、当然知らない人ばかりで、これからも話をすることもないんだろうなぁ〜とぼんやり思う。

人の一生で出会うのって何人ぐらいなんだろう?
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春の珍事(1949年製作の映画)

3.4

子供の頃テレビで観て面白かった記憶を頼りに鑑賞。

そのまんまな題名が笑えます^_^

野球好きの科学者が研究中の液体が木をよける性質があり、その液体を野球のボールにつけて投げると木のバットに当たらな
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やさしい人(2013年製作の映画)

3.8

ジャケ写の雰囲気がどこかカウリスマキを彷彿させる、、このわんこが可愛いです!^_^

中年にさしかかる、それほど売れてないミュージシャン。若い彼女との短い恋。溺れる気持ちは分かるけど、、、それはあかん
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ストレンジャー/謎のストレンジャー(1946年製作の映画)

3.7

まだ太る前のオーソン・ウェルズ ^_^

ナチ残党モノは数多く作られたけど、戦後すぐに作るあたりがこの人らしい。

同じ頃に反ナチ映画をたくさん作ったフリッツ・ラングのことが、頭から離れず、ラングなら
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.7

この人どこかで見たなぁと思ったら、えっアーミー・ハマー?、、出てるの知らなんだ。それにインド映画だとばかり思っていたら、えっ、オーストラリア映画?なんで、、アホです私^^;

それはともかく、無差別テ
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人魚の眠る家(2018年製作の映画)

3.3

東野圭吾のミステリー色が薄い方の作品。原作は未読。

テーマは脳死。生と死の狭間で揺れ動く家族の話、、う〜ん、このテーマはねぇ、、重いです^^;

まだ幼い子供やし、当事者でないと分からんやろなぁ、こ
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