みずけんさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

みずけん

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17歳(2013年製作の映画)

3.8

先月から漁り始めたフランソワ・オゾン監督のもっとも有名な一本?

17歳での初体験をきっかけに、性に対する興味が暴走し娼婦となってしまう女学生の話。夏には毎年避暑地の別荘でバケーションを過ごすようなブ
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モンフォーコンの農婦(1968年製作の映画)

-

田舎に来たがる女性は少ないけど、(私のように)要領のいい女性は意外とやっていける、って言うセリフがおばさん独特の嫌味を感じてイラッとした。

モード家の一夜(1968年製作の映画)

3.7

エリック・ロメールの作品でベストに挙げる人も多い本作だが、自分は全然ダメでした。。。

大抵どんな映画ジャンルでも楽しめるんだけど、唯一分からないのがミュージカルと会話劇。これはどっぷり後者。

映画
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コレクションする女(1967年製作の映画)

4.0

一部のサブカル系の人種から神のように崇められている印象のエリック・ロメール。恥ずかしながら初鑑賞。

エリック・ロメールといえばゆとりのある人々がフランスの避暑地で優雅な休日を過ごす、みたいな作風のイ
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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

3.9

ブライアンが登場しないという違和感を上手く回避しつつ、前作同様のクオリティに仕上げられてて安心した。

相変わらずストーリーはほぼ無くて寝て起きたらほとんど忘れたけど。

ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.0

スペインの巨匠ペドロ・アルモドバルの最新作。以前見た「ボルベール」が全く理解出来ず避けていた監督の1人だけど、意外にもとても良かった。

映画監督として世界的成功を収めながらも生きる意味を見いだせない
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恋する惑星(1994年製作の映画)

3.8

ジャッキーチェン以外の香港映画を初めて見た。

ストーリーを撮りながら決めているらしく、かなりハチャメチャな話になっているが、独特なオフビート感とカラフルな映像センスは見ていてクセになる。

四六時中
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.7

見たことなかったので、映画館での上映を期に。ビートルズとかが出てきて価値観が全部がひっくり返る前のレトロな映画は全然見てないので、こういう機会があるのは有難い。

オードリーヘップバーンのアイコニック
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.7

ヨーロッパ的な物悲しい雰囲気を帯びたスリラー。独特な時間の流れ方をしていて不気味よりも眠いが勝った。

ラストは当時見た人はなかなか衝撃的だったんだろう。

トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

3.8

10年くらい前まで流行ってて同じような映画が量産されてた、妙にリアリティのあるディストピア系のSF。

監督はハリーポッターとアズカバンの囚人を撮り、後に「ゼロ・グラビティ」や「ローマ」で成功を収めた
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.1

序盤の小人症の障害者を的に投げつけて点数を競うというとんでもないシーンから、好みがはっきりと別れるだろうが(「あいつらは投げやすいように作られている」とか完全にアウト) 、これはマーティン・スコセッシ>>続きを読む

ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

4.0

相変わらずの超絶アクションと絶妙なカメラワークが光るシリーズ最高傑作。

ポール・ウォーカーの死去により大幅に脚本が修正されたんだろう。最後の最後でいきなりしんみりモードに切り替えるくだりは正直違和感
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その土曜日、7時58分(2007年製作の映画)

3.9

「十二人の怒れる男」や「狼たちの午後」などで有名なシドニー・ルメット監督の遺作。イーサン・ホークとフィリップ・シーモア・ホフマン主演。

序盤は普通のクライム物だが、後半はコーエン兄弟作品のように入り
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ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年製作の映画)

4.0

超久々に復習。

アクションのクオリティで言ったら、間違いなく世界最高峰のシリーズ。内容はほぼ無い、というか2日でほぼ忘れた。

ワンダーウーマンやる前のガルガドットが細すぎて心配になった。

大統領の陰謀(1976年製作の映画)

3.7

ウォーターゲート事件をしっかり理解してから見ないと訳が分からない映画だった。
しかも「ゾディアック」みたいに、前半は色んなことが畳み掛けるように起きるのに、後半はあまり物事がスッキリ進まず、最後も割と
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.9

スノーデン暴露事件の経緯はだいたい知っているので、見てもあまり意味が無いと思い避けていた作品。オリバーストーン監督作だし一応見ておくかということで。

「ソーシャルネットワーク」の影響を受けたであろう
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エレファント(2003年製作の映画)

3.8

かの有名な高校銃乱射事件を描いた映画。ドキュメンタリー的なタッチで描かれているおり、事件を追体験できる。
また出演者もほとんどが、その日その高校で事件に巻き込まれた生徒たちの中から選ばれたらしく、セリ
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スイミング・プール(2003年製作の映画)

4.0

イギリスの人気作家サラは、フランスの田舎の別荘で休暇を過ごすことに。しかしひょんな事からセックス依存性の若い娘と一緒に過ごすことになる。
最初はいがみ合っていた2人だが、二人の関係性は少しずつ歪なもの
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コーラス(2004年製作の映画)

3.9

フランス映画らしい、温かくどこかノスタルジックなお話だった。特に感想が思い浮かばないシンプルな映画。

トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

3.7

前作とは打って変わってコメディ寄り。
主演の情けない男には特に感情移入も出来ず、ビジネスで成功していく過程もかなり雑。

この監督はちょっと非現実っぽい世界の切り取り方が好きだったので、こういう作風は
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危険なプロット(2012年製作の映画)

3.8

ストーリーはなかなか面白いけど、撮り方が普通すぎるというか、日本のドラマみたいで途中で興味が薄れてしまった。もっとコテコテのアーティスティックな雰囲気を期待してた。

トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

3.8

同監督の「ふたりのベロニカ」で主演の女優さんが衝撃的に綺麗で可愛かったけど、今作の主演もめちゃくちゃ綺麗だった。大人っぽいのにどこか子供っぽさもあって、まさに天使って感じ。

ストーリーの方は思ってい
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.9

「恋はデジャブ」で確立された、いわゆる「タイムループもの」。
近年は恋はデジャブの「タイムループ×恋愛」という方程式の恋愛の部分をホラーやアクション、サスペンスといったほかの要素に置き換えてヒット作を
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.6

これはかっこいいと感じるか茶番と感じるかギリギリのラインの映画。

個人的には全くダメだった。どれくらいのフィクション具合なのかが不明瞭で、現実味とありえなさの塩梅がどこで線引きされてるのか分からない
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ウォッチメン アルティメット・カット版(2009年製作の映画)

4.0

どこでも配信されていない「ウォッチメン」のアルティメット・カット、AppleTVにて4Kでレンタルできた。

初めて通常版を見た時は、アメリカのカルチャーを的確に切り取った世界観の深さと、アメコミ映画
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ファンタジア(1940年製作の映画)

3.8

初めて見たかも。
ミッキーが魔法の帽子被ってる話がずっと続くのかと思ってたけど、8つの短編のうちのひとつだったのね。

まず1940年にこんなサイケデリックなアート作品を生み出していたディズニーのアヴ
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ひまわり(1970年製作の映画)

3.8

同監督の大傑作「自転車泥棒」にも通ずる、戦争の不条理さを訴える暗い話ではあるが、前半はかなりコメディっぽいし、映像も終始綺麗で意外とスラッと見れた。

あまりに有名なストーリーなので、似たような話を何
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40歳の童貞男(2005年製作の映画)

3.9

スティーブ・カレル、ポール・ラッド、ジョナヒル、セス・ローゲンといった後の人気コメディ俳優が大量出演しててびっくり。
後のコメディ映画の原典という感じがした。

最近どハマりしてるDoobie Bro
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.9

IMAXでやってたので。

ブレードランナーはSF映画の金字塔なので映画オタクとしては声を大にして言えないんだけど、暗すぎてあんまり好きじゃない。
暗い映画自体は大丈夫なんだけど、明らかに日本をイメー
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.8

先週見た「ミナリ」に引き続き、これまたとんでもなく暗いお話し。世界はどんどんディストピアな方向に向かっていると思わざるを得ない。

主演のフランシス・マクドーマンド以外は実際の車上生活者を起用するなど
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.9

あまりの救いの無さに挫折した「ダンサーインザダーク」のラース・フォン・トリアー監督作品。残酷で狂気的でありながら迷いがない。

本作はR-18なこともあり徹底的な残虐描写が続く。「ムカデ人間」みたいな
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.7

アカデミー作品賞ノミネートしたので。
去年の「パラサイト」はまさかの作品賞受賞したし、K-POPのグループは世界中で大人気だし。文化的な共通点の多い韓国と日本、エンタメにおける存在感の差がどんどん開い
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