みずけんさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

みずけん

みずけん

映画(1432)
ドラマ(22)
アニメ(0)

ビバリウム(2019年製作の映画)

3.8

こういう「世にも奇妙な物語」的な映画は好みなんだけど、出オチになってしまう率が高い。本作も前半はなかなか面白いものの、後半は展開がイマイチで映画館で見ていなかったら確実に飽きていただろう。

ただし映
>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

3.9

一作目と比べ若干の失速感はあるものの、ちゃんと物語が進んでいて今後が楽しみ。次作からディズニー製作になるだろうけど、ちゃんと「デッドプール」らしさを保った続編になるよう祈るばかり。

一番ツボったのは
>>続きを読む

デッドプール(2016年製作の映画)

3.9

久々に見返したらめちゃくちゃ笑えて面白かった。

「ゴッドファーザー」から「アベンジャーズ」まで、ありとあらゆる映画をパロってて最高に笑える。割と映画見てる自分ですら拾えてないギャグもあったから(そも
>>続きを読む

ルートヴィヒ 完全復元版(1972年製作の映画)

3.8

池袋の新文芸坐で4時間の完全版の上映があったので。

映画館で観た長い映画は「風と共に去りぬ」:222分、「ジャイアンツ」:201分、「アラビアのロレンス」:207分、「地獄の黙示録」:202分、な
>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.9

いい意味でも悪い意味でも丸くまとめられてて、個人的にはスッキリしたというか。「あ、終わったんだ」という感じが凄くしたので良かったのかなと。

QやAir/まごころを君に みたいに、何度も見返す映画で
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.1

最初見たときは観客を置いてけぼりにして身勝手に進んでいくストーリーに苛立ちすら覚えた。いつから考えが変わったか覚えていないが、今ではQが新劇の過去3作の中で最高傑作だと断言できる。

序、破は「アニメ
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.9

最初に新劇を見たときはこれが一番好きだった。

アスカや加持リョウジといった存在感のあるキャラが増え、みんなで水族館に行くシーンや、シンジのために綾波とアスカが料理の練習をするシーンなど、めちゃくちゃ
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.9

日本のアニメは銀魂くらいしかはまらなかった自分が、高校生の時にたまたま見てあまりの面白さにぶったまげた作品。もう10回以上は見てるし、本作はアニメ版と内容がほぼ同じなのでそれと合わせると20回以上は見>>続きを読む

ファニーとアレクサンデル(1982年製作の映画)

4.0

ベルイマン晩年の名作。311分という、今まで見た映画でぶっちぎりで一番長い上映時間に驚いたが、どうやらドラマ形式で制作されたものを単純に繋げただけのものらしい。50分に一回くらいOP、EDが流れるので>>続きを読む

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.9

ウディ・アレンやマーク・ウェブ、ノア・バームバックなど、個人的に大好きな都会派ロマンス作品に、人種問題といった近年の情勢を織り交ぜた作品。

まあこれは文句なしに面白い。希望に満ち溢れた終わり方が特に
>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.0

デ・パルマの名前すら知らなかった頃に見て全然はまらなかったけど、久々に見返したらかなり楽しめた。
DVDの非リマスター映像で見たせいで、ラストの謎の東洋人集団VSアルパチーノのやりすぎアクションも相ま
>>続きを読む

(1974年製作の映画)

4.0

これはめちゃくちゃ良かった。
「幼少の記憶=自然」というイメージは北海道出身の自分にも重なるし、木々を揺らす風や森の影、水の滴る音に対し「自然は生き物のよう」と表現する感覚もものすごくわかる。
東京に
>>続きを読む

惑星ソラリス(1972年製作の映画)

-

はい、これは完全に寝ました。首都高走るシーンから怪しくて、上映終了後の後ろの女子大生風な2人組の「これまじで意味わかんないね?」という声で目が覚めた。

僕の村は戦場だった(1962年製作の映画)

3.8

何度挑戦しても途中で寝てしまうタルコフスキー。映画マニアを自称してるのにタルコフスキーをまともに見たことがないという状況はさすがにまずいと思いつつどうにも手が伸びなかった。池袋の新文芸坐で3本立てやっ>>続きを読む

21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

3.9

ジョニーデップが80年代にやってたドラマの続編。わかってから見ると「上層部はクリエイティブじゃない。昔のアイデアをリサイクルするだけだ」というあからさまな台詞があったり、ジョニーデップが最後ちょこっと>>続きを読む

インビジブル(2000年製作の映画)

3.8

ヴァーホーヴェンは好き嫌いが別れるらしいが、個人的にはテンポが良く飽きづらい作風が好き。エログロな描写もアクセントになってると思う。

透明人間というと去年リメイクされたリー・ワネル版の、人間の狂気と
>>続きを読む

サウルの息子(2015年製作の映画)

3.8

ホロコースト映画。処刑された大量の死体を焼却したり跡片付けをしたりするための特別な部隊に入れられたユダヤ人の話。

真面目すぎてイライラする映画だった。「ユナイテッド93」とかと同じで、手持ち撮影で臨
>>続きを読む

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.9

ホラーと思って見に行ったけどデヴィッド・フィンチャー的なスリリングなドラマだった。

異物を飲み込むという一見突拍子も無いアイデアが主人公のバックグラウンド、さらには女性の生き方といった不変的な事柄と
>>続きを読む

理由なき反抗(1955年製作の映画)

3.7

ジェームズ・ディーン見るのは2作目だけど、あんまりハマらなかった。ニューシネマ以前の人間ドラマを見ても、共感することが全くできない。。。

暗殺の森(1970年製作の映画)

3.8

幼少期のトラウマからファシズムに傾倒したものの、ファシストになりきれなかった男の話。
非常に政治的な内容を、ベルトリッチお得意の「性」という極限にパーソナルなものと並行して描くという変わった作品。
>>続きを読む

誘惑のアフロディーテ(1995年製作の映画)

3.9

ウディアレン夫婦がもらった養子があまりに出来が良く、どんな親なのか調べた結果娼婦兼AV女優だったというウディアレンらしいコメディ。

出オチになりそうなのにどこかロマンチックでハートウォーミングな方向
>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

コロナ影響でNetflixに売却されたパラマウント映画。監督は「ソーシャルネットワーク」などの脚本のアーロン・ソーキン。法廷と実際の出来事のシーンが行き来するあのテンポ感がそっくり。

まったく下調べ
>>続きを読む

ジャイアンツ(1956年製作の映画)

3.8

上映時間が200分の大台超となかなか長い。映画館でアラビアのロレンス(207分)、風と共に去りぬ(222分)を見た時は休憩があったからどうにかなったけど、本作は休憩無しなのでトイレがきつくて離席した。>>続きを読む

ラジオ・デイズ(1987年製作の映画)

3.9

ウディ・アレンの幼少期のアメリカを、1つの家庭を軸に描くアメリカ版「サザエさん」みたいな映画。コメディ要素もあるのに哀愁がすごい。

ウディ・アレンは「昔のアメリカ」を撮るのも上手い。

ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

4.0

アニーホール以降のウディ・アレン作品は全部見ると決めたので、これもよく調べずに見たんですが、アカデミー脚本賞を取っていたとは。
ウディ・アレンにしては少し暗いかなと思ったけど、哲学的でありながらもとろ
>>続きを読む

シングルマン(2009年製作の映画)

3.8

監督がトムフォードなのでデザインセンスは抜群。

初監督作品なのに高評価だったらしいが、後の「ノクターナル・アニマルズ」の傑作ぶりを知っているので物足りなさを感じた。

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.1

既に何回か見てるが、映画館で上映ということで見に行った。

複数の作品がくっついているという変わった構成なので、何度もエンドロールが流れる+たいして長くないのに休憩が入るという不思議な上映。
前半のD
>>続きを読む

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.5

退屈すぎてビットコインの動向を追ってたらいつの間にか終わってた。
ほかのディズニーアニメの続編と同様に、「これ続編あったっけ?」と忘れられるであろう映画。

でも金の成る木なのでパート5位まで作りそう
>>続きを読む

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.1

何故か見たこと無かったやつ。アカデミー賞9部門受賞、伊中英仏米合作の超大作。

3歳で清朝最後の皇帝となり、満州国の皇帝を経てソ連軍の捕虜となった愛新覚羅溥儀の生涯を描いた実話。こんなにも時代に翻弄
>>続きを読む

劇場版 銀魂 新訳紅桜篇(2010年製作の映画)

3.7

正月にテレビでやってたので。

銀魂は大人になってみるとギャグやパロディの意味が分かるようになって面白い。子供の頃に欠かさず見てたけど、絶対半分ぐらいしか理解できてなかったと思う。

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.9

リメンバーミーとかトイストーリー4に似てる、ここ数年のピクサーという印象。「どうせこうなるんだろうな」とストーリーを予測できない意外性が好き。

裏世界の映像や世界観は「インサイド・ヘッド」のせいで若
>>続きを読む

ROCK SHOW/ポール・マッカートニー&ウィングス ロックショウ(1979年製作の映画)

-

ビートルズ時代も含め、ポールのパフォーマンスはこの時期が最高値。ツアー終盤で声が枯れ気味なのもいい味を出してるし、録音がダイナミックで聞いていて楽しい。

Mank/マンク(2020年製作の映画)

-

これは合わなかった。単純に60年代以前のアメリカ、ハリウッドの雰囲気や文化に全然興味が湧かないのです。フィンチャー先生すみません。

あと、白黒の画面に美しさを見出すことが出来ない。(古いモノクロ映画
>>続きを読む

女は女である(1961年製作の映画)

3.8

61年でこのカラフルでサイケな雰囲気を発明しているのは時代を先取りしすぎ。日本では「上を向いて歩こう」がヒット、アメリカでは「ウェストサイドストーリー」が公開という非常にレトロな時代にこのセンスはどう>>続きを読む

ミニオンズ(2015年製作の映画)

3.9

EDにビートルズが使われる映画にハズレは無い。

ミニオンズ達がいちいち可愛くてずっと見ていられる。ストーンズやモンキーズ、タートルズといったロックの定番がずっと流れてて飽きない。BGM的な感じで流し
>>続きを読む