みずけんさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

みずけん

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ワン・プラス・ワン(1968年製作の映画)

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ローリング・ストーンズのレコーディング風景をゴダールが撮った、という事で気になって。

どうしてもビートルズのゲット・バック・セッションと比較してしまう。
ビートルズは学校もろくに通ってないチンピラな
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ハンコック(2008年製作の映画)

3.9

前半の、スーパーヒーローが一人の人間として自分の欠点を乗り越えていくストーリーは面白かった。スーパーヒーローのウィル・スミスと、平凡の塊のようなジェイソン・ベイトマンの関係性も。

ただ後半の転調が微
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.7

いじめられっ子だったアクアマンがなぜマッチョに成長したのか、なぜ海底人はアクアマンが産まれるまでニコール・キッドマンを捕まえに来なかったのか、などなど序盤から脚本の粗が目立つものの、テンポよく進むので>>続きを読む

わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.9

なんか日本のラノベみたいな話だなと思ったら、カズオ・イシグロが原作だったのか。

衝撃的な設定の中で繰り広げられるリアルな人間模様。イギリスらしいブラックなストーリーと、ジェームズ・アイボリー作品のよ
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スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

3.8

ディズニーランドのアトラクションのような映画。懐かしさ含め。

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.9

なるほど、確かにこれは新しい発想。予想の1段上を来た。

ジェームズ・ワン独特のホラー描写やカメラワークにより、「ただのアイデアが冴えている映画」以上の出来になってる。

ただ、恐怖と言うよりはストー
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インサイド・マン(2006年製作の映画)

3.8

「狼たちの午後」的な強盗もので序盤はそこそこ楽しめたものの、終わり方が案外モヤッとしてて消化不良。

スパイク・リー作品はキャラクターが面白く会話が興味深い。

ザ・ビートルズ:Get Back(2021年製作の映画)

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現代に蘇ったビートルズ。

ようやくお披露目になった「Let it be」の改編版。3話とも見終わったのでレビュー。

元の「Let it be」はかなり脚色されてるというか、わざと「不仲で解散間際の
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.0

ミュージカル嫌いなのに、これはかなり好き。「なんでこの人たちは突然歌い出すんだろう」という違和感が無い分スムーズに見れた。

「夢を追う」という事のリアルをひしひしと感じた。制作陣もキャストも皆こんな
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エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

3.3

有名アクション俳優が集結しているはずなのに、映画としてのクオリティが低すぎて見ていて寂しい気持ちになった。なんか、凄い孤独な気分になった。もう絶対見ない。

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.2

「まともな稼業はクソだ、つまらない仕事でケチな金を貰い毎日地下鉄で通う奴らはクソ喰らえ」

数年ぶりに見たら、涙出るほど面白かった。見ている間は現実のことを一切忘れ、見る前と後では全く違う気分になって
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向かいの窓(2019年製作の映画)

3.8

サスペンスと思いきや人間ドラマだった。

「隣の芝は青い」という原始的なテーマを、コンパクトながら見事な起承転結でまとめたショートフィルム。最初と最後のシーンが対になっていたりと、短いながらも考えられ
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キャッツ(2019年製作の映画)

3.5

確かに猫の見た目も気持ち悪いし映像は終始奇妙なんだけど、それ以上にストーリー性のなさが見ててキツかった。

ただただ「俺はこんな猫なんだぜ」っていう自己紹介を歌と躍りで表現してるだけで、その1本調子で
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.7

「ファイト・クラブ」好きな学生が書いた脚本、みたいな感じで読めた。まさかそんなチープな落ちじゃないだろうな、と思ったらその通りになってがっかり。

フィンチャー的なスタイリッシュでスピーディーな演出を
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ラスト サムライ(2003年製作の映画)

3.8

まさかの初見。

「ブレイブハート」と「ダンス・ウィズ・ウルブズ」を足して設定を日本に置き換えた映画。特に目新しさもなく、ご都合主義なラストで完全に集中力切れた。

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.8

フルサイズ拡張シーンがあるという事で一応池袋で。90秒くらいしかGTの画角のシーンなかったけど。笑

マーベルらしいストレートなヒーロー映画を期待したら多分後悔する、あんまマーベルっぽくない映画だった
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ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

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ボンド役がダニエル・クレイグに決まった時は酷評だったと知りびっくり。

ダニエル・クレイグ版のボンドで育った世代の感覚だと、それ以前の全くシリアスさのない軽いボンド像は前時代の産物感がすごい訳で。
(
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クレールの膝(1970年製作の映画)

3.8

これ設定日本に置き換えたら地獄みたいな映画になるのに、何故か上品さを保ってる不思議。

エリック・ロメールのリズム感にどっぷりと浸れる。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

3.9

初期3部作から6年しか経ってないのに映画のクオリティが桁違いに上がっててぶったまげた。アニメ放送版の再編集とは比較の対象にすらならない。

前までの「まあ古いからしゃあないか」と許せていた部分が無くな
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

登場人物がみんな心ここに在らずな話し方で気持ち悪い。独特な喋り方以外にも、異様に広角なアングル、登場人物にズームしていく映像、音の付け方などキューブリックみを感じる奇妙な映画。

前半の一見普通な感じ
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.7

プロメテウスの続編だけど、あっちの方が全然良かった。

特に印象に残るシーンもなく、感情移入できるキャラもいない。エイリアンシリーズのテンプレをなぞってるだけで予想外の展開もない。

内容が薄いせいで
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プロメテウス(2012年製作の映画)

3.8

公開当時あまりの評価の低さから見なかったやつ。剛力彩芽の吹き替えがかなり話題になってた記憶が。

今見て見たら全然面白かった。あのエイリアンシリーズにリドリースコットが復帰という事で期待値が上がりすぎ
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ダンサー・イン・ザ・ダーク 4Kデジタルリマスター版(2000年製作の映画)

3.7

新宿ピカデリーにて4Kリマスター版が先行上映してたので。数年前にあまりの鬱加減に途中でリタイアしたから、映画館なら逃げようないだろと。笑

改めてこれはどうしようもない映画だった。人間としての尊厳を大
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機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編(1982年製作の映画)

3.8

三部作通して見たけど結局あまりハマれず、、、

ララァまじで出番一瞬すぎて、死んでもそこまでショックない笑

機動戦士ガンダム II 哀・戦士編(1981年製作の映画)

3.8

シャアが全然でなくてイメージと違った。意外なキャラがあっけなく死んだりして飽きない。

エヴァでよくある、「僕はもうあんな物乗らないよ」の展開、意外とすんなり戦線に戻ってなんか...?

機動戦士ガンダム(1981年製作の映画)

3.8

小さい時アニメ版を見た気がするけど、ほぼ覚えていなかった。今見てもストーリーや設定はめちゃくちゃロマンあるし面白かった。

基本的にテレビ版の映像を流用してるらしく、画はかなり時代を感じさせる。正直、
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.1

リドリー・スコットって正直あまり好きじゃなく全く期待せず見たのに、まさかの今年ベストクラスの超傑作だった。賞レースにくい込んでもおかしくないと個人的には思う。

テレビで流れてるお粗末な広告からは史実
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

ドゥニ・ヴィルヌーヴのSFは「メッセージ」「ブレードランナー2049」が好きだったけど、なんで今更DUNEやるの?と思ってた。

確かにストーリーはデヴィッド・リンチ版とだいたい同じだし、原作がスター
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愛の昼下がり(1972年製作の映画)

3.8

エリック・ロメールにしてはちょっと都会派な作品というか、ニューヨークの映画人が作った映画みたいな感じ。

見てる最中は登場人物に嫌悪感を覚えるのに、見終わったあとににはごく自然な人間の営みに感じられる
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もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.8

とんでもない大クセ映画。自分が身につけてきた「映画の文法」が全く役に立たない。まあ、雰囲気はめちゃくちゃ良かったけどね。

「マルコヴィッチの穴」や「エターナル・サンシャイン」の脚本家が監督、脚本を務
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.8

一見オシャレにすら見える映像なのに、現代のアメリカの問題を切り取ったメッセージ性が力強く圧倒された。

僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.8

戦後の東ドイツでの抑圧された生活を題材にしているけど、あくまでも青春映画になっているのが良い。

周りの大人は間違っていると思いながらも、反抗すればどうなるか分からないという恐怖。でも、本気で社会主義
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.9

ノーランのパチモンみたいなSF。

最初はただのバーでの会話なのに、そこからスケールがどんどん大きくなっていくのは面白かった。セリフにもあったけど、「鶏が先か卵が先か」的な不思議なストーリーもまあ面白
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Summer of 85(2020年製作の映画)

4.0

何故か新宿ピカデリーの1番でかいスクリーンでやってた。案の定ほぼ空席。笑

「君の名前で僕を呼んで」を見た時、映画としてのあまりのクオリティの高さに衝撃を受けたが、映画業界の人間にもかなりの衝撃だった
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.9

ディズニーのコンテンツ力の強さをふんだんに活かした最高のエンタメ映画。「レディプレイヤー1」と同様、80Sの娯楽映画の雰囲気があり誰でも楽しめる。と同時に、有名配信者が出てたりとSNS時代らしいストー>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.9

前作の、一見異色に見えて蓋を開ければ普通のヒーロー映画だったという欠点が解消されてた。

キャラクターの魅力や頭空っぽにして見れるカートゥーン感が楽しく、でも要所要所は真面目に閉めて来る上手さ。ジェー
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