みずけんさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

みずけん

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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

3.9

シェイクスピアの超古典なので、イギリス王室ものみたいにかしこまった作風なのかと思いきや、懐かしいギャング映画みたいな感じでびっくりした。

話のメインラインは原作に近いというか、観客全員が次に何が起き
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

3.8

ストーリーのノイズにならないよう映画的な演出がかなり抑えられており、前半は割と飽きた。が、現実とは思えない理不尽な展開とジェイミー・フォックスの演技に惹かれていき後半はかなりのめり込んだ。

外国人か
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ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)

3.8

前半は「ラスベガス」みたいなわちゃわちゃ老人映画みたいなのに、後半「レヴェナント」「地獄の黙示録」みたいになってびっくり。

ベトナム戦争に駆り出された兵士が、数十年後に隠した財宝を取りにベトナムに戻
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.9

批評家からの評価が異様に高いので。

最近の映画らしいテンポの良さ。と同時に、初期の「ハリーポッター」のような温かさがあり安心する。

「ストレンジャーシングス」で大出世したミリー・ボビー・ブラウンの
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.9

ガイ・リッチーとジェイソン・ステイサムの組み合わせは「スナッチ」ぶりなので、あの頃のユーモアが全くないストイックな雰囲気はちょっと寂しかった。「ヒート」っぽい。

淡々と人を殺していくアクションは海外
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002年製作の映画)

3.8

これは子供の時見た記憶あるな。

単純にアニメーションとしてのクオリティが高くてびっくりした。なんだこれ。

前作ほど大人向けな感じでもなく、いつものクレヨンしんちゃんて感じで懐かしい。

アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.8

「ゾンビ」のリメイクが監督デビューとなったザック・スナイダーが、久々に作ったゾンビ映画。

SFホラーらしい、誰が死ぬのか分からないストーリーは直球ながら面白かった。

ザック・スナイダー自ら撮影監督
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バッドボーイズ フォー・ライフ(2020年製作の映画)

3.8

シリーズ通して監督を務めたマイケル・ベイの離脱が痛い。(何故かチョイ役で出演)

照明の当て方やカラグレが変に現代的で、綺麗っちゃ綺麗だけどこれじゃない感がすごい。前作は実写寄りの超絶アクションが多か
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オアシス:ネブワース1996(2021年製作の映画)

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インターネットがなかった最後の時代の象徴的なイベント。

96年のネブワース公演のライブ映像をシンプルに流すだけかと思いきや、当時のオアシス現象についてのドキュメンタリーだった。

「テメーはどこのど
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

3.9

仕事しながら流し見するつもりだったのに、あまりの面白さに釘付けになってしまった。

子供の頃に戻りたい、みんなが幸せそうだった昭和に戻りたいという誰しもが抱える願望と、でも今の生活を続けなければならな
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.8

ガイ・リッチーが原点回帰を図ったらしい。確かに「スナッチ」や「ロック、ストック~」に似ている。

展開が回りくどく、若干分かりづらいように感じたけど飽きはしなかった。特に感想出てこないけど普通に楽しめ
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.9

ダニーボイルの監督降板やコロナによる延期など色々あった最新作。(ちなみにロンドン五輪の開会式冒頭で流れた007のショートフィルムの監督をしたのがダニーボイル)

ファンからしたらそこかよと突っ込まれそ
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スプリット(2017年製作の映画)

3.6

ムキムキのジェームズ・マカヴォイが超絶気持ち悪くて良い。「つぐない」の終始ヘナヘナしてる役が好きだったので新鮮。
映画自体はかなり退屈。続編も手が伸びなそう。

イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.8

一見穏やかに見えて緊張感の漂う作品。序盤、家族でテニスをするシーンから家族間の人間関係が何となく伝わってきていて見せ方が上手い。

本や映画に興味のない「俗物」に批判的な父、手当り次第男と浮気する母、
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THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

3.7

ついさっきネトフリで配信開始になった、ジェイク・ギレンホール主演のサスペンス。数年前のデンマークの同名映画のリメイク。

PC画面の前に座るジェイクをずっと映している映画かと思いきや、イーサン・ホーク
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6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

3.8

久々にネトフリ加入したので、だいぶ前に流行ったマイケル・ベイ新作。

にしてもNetflixのDolby Vision作品は画質がえげつない。有機ELで見るとマイケル・ベイ独特の高コントラストの映像が
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ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)

3.5

ジョージ・クルーニーが自ら監督したSF。

古い西部劇のような独特の静けさがありながらも、かといって特に深みもなく、単純に退屈な映画だった。宇宙船のクルー全員で「Sweet Caroline」を歌うシ
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.8

DCみたいな静かでリアルなヒーロー映画。「シックス・センス」のおかげで期待値が上がった当時の観客は肩を落としただろうが、普通に1本の映画として見ると悪くない。

この頃の映画の、コントラクト高めのフィ
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スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

3.9

ジョナ・ヒルの妹が出てた「ブックスマート」と似た話。こっちの方が偏差値が15くらい低いけど。

まさかエマ・ストーンがあいつを選ぶとは。笑

ラストでさりげなく青春の切なさが垣間見える感じは同監督の「
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デューデート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜(2010年製作の映画)

3.8

ロバート・ダウニーJr主演のコメディ。「ハングオーバー」みたいな、ずっとふざけてる系のコメディ。
キャストがキャストなのでまあ面白い。

ロブスター(2015年製作の映画)

3.9

めちゃくちゃ変わった映画。SF恋愛コメディ?

イギリスっぽい風刺の効いた映画と思ったけど、監督はギリシャ人。雰囲気といい、理不尽さが笑いになっている点といい、超広角の映像といい「女王陛下のお気に入り
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.8

ヒトラーを追った映画だと思ったら、その周りの人々の状況を描くという極限状態の群像劇だった。

戦況はもはや詰みであり、正常な判断が出来なくなった総統。避難要塞に漂う諦めの雰囲気と、かといってもう退けな
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レミニセンス(2021年製作の映画)

3.8

「インセプション」的なSFと、40年代のフィルム・ノワールを掛け合わせたのはまあ面白い。

が、SF、サスペンス、ロマンス、ディストピア、貧困問題などなど色んなものを詰め込みすぎて散らばってるというか
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.7

なんか思ってたんと違うというか、あまり入り込めなかった。ダラダラと展開が続きなかなかエンジンがかからずイラッとした。

ブルース・スプリングスティーンに関しては「右翼のマッチョ系アメリカ人が好きなアー
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COLA WARS / コカ・コーラ vs.ペプシ(2019年製作の映画)

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ペプシとコカ・コーラの戦いを描いたドキュメンタリー。

水を飲む量よりコーラを飲む量の方が多い、なんならコーラ以外の飲み物を飲まない日もあるくらいのコーラ好きとしては必見の作品だった。

自分の中でペ
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.8

「ソーシャルネットワーク」や「シカゴ7裁判」などのアーロン・ソーキンが監督・脚本なので、予想通り圧倒的なスピード感とセリフ量の映画だった。

が、不思議なことに後半で飽きてきた。140分も興味を持続さ
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リミットレス(2011年製作の映画)

3.8

テンポの良いSF。中学生のときこういうSF映画、流行ったなーとちょっと懐かしい気持ちに。

こんな映画でもデ・ニーロは相変わらず120点の仕事するなーと感心。

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.1

一応IMAX GTで鑑賞。マーベルの単体作品の中では最高傑作なのでは?

まず今まで数々の巨匠たちが作り上げてきた香港アクションの技術・アイデアを、アメコミという世界観に持ち込んできてしまっているのが
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.9

北欧の至宝マッツ・ミケルセン主演。同監督とタッグを組んだ「偽りなき者」と同じく、田舎ならではの張り詰めた空気と、北欧ならではの人間味溢れる生活感が同居した作品。

淡々と進むのにラストは見事なカタルシ
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スウィート ヒアアフター(1997年製作の映画)

3.9

田舎で起きる悲惨な事故。事故の真相が明らかになると同時に、住民たちの過去やスキャンダルがあらわになっていく様は「ツイン・ピークス」のよう。時系列がシャッフルされているストーリーテリングは「メメント」。>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.9

「サウンド・オブ・ミュージック」などで有名なクリストファー・プラマー主演。
ヨボヨボのおじいちゃんが繰り広げる大冒険、みたいなコメディ映画かと思ったら、めちゃくちゃシリアスな方向に話が進みびっくり。
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ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

3.8

スウェーデン映画らしい、冷たく静かな質感のファンタジー映画。ラブストーリーでありつつも、残酷なホラー要素のあるストーリーは「パンズ・ラビリンス」を思い出した。何故か何度も見返したくなる感じ含め。

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スケアクロウ(1973年製作の映画)

3.6

アメリカン・ニューシネマ、アル・パチーノ主演、ロードムービーと自分の好きな要素が詰まった映画なのに意外とハマらず。

ジーン・ハックマンの旧人類感がすごくて、共感できなかった。てかなんでこいつモテてん
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オールド(2021年製作の映画)

3.9

シャマランは「シックスセンス」以降の作品があまり好きじゃなく、本作も全く期待せずに見に行ったけど案外楽しめた。

「ミッドサマー」的な、明るい映像の中恐ろしいことが起きる。映像がとにかく綺麗だし、次か
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.8

人間の素の部分を静かにえぐり出す、ヨーロッパ映画らしい映画。

みんな自分は善良な市民だと思いながらも、物乞いの前を平気で素通りする。人間なんて所詮そんなもん。

別離(2011年製作の映画)

3.7

初めてイランの映画観た。

「マリッジストーリー」に、宗教や政治などを絡めたみたいな。退廃的というか、単純に暗くて途中で飽きた。