あんま惑わしはなかった。明晰な起源譚。溶岩流が海に入ってこれ以上ムリっすって感じで自爆みたいになるのよかったな。絶妙な去勢。道元いらない。マリックが撮りためてる(と思われる)街のやばいひとびと映像集気>>続きを読む
ギトリ or シェークスピア劇 みたいな力強さ。水道凍っちゃって、ホースからつらら出ながらの誘う笑い。水の変容の複雑さやら懐の深さやら。
自分のみたかったいい意味の平坦で味わい深い細雪。姉妹の会話から滲み出るお春どんの蓮っ葉具合に台所太平記の微笑ましさを思う
集団であれこれすること大嫌いだけどそういうことの嫌らしさ前面で、これ、おもしろい。
併映「天國はどこだ」は木村功の上滑りな漢ぶりがクドくなるほど爆笑太田にみえてしようがなかった(3.0点)
初対面のヌードモデル長山藍子の顎をこちょっとしちゃえる勝新という光景を目に、なんともいえない表情で佇む奥手の常連渥美清いいな。
アップすぎてどこ舐めてるのか分からなくて不安になる。のがいい。土を踏みしめる丁寧なお仕事ラブ。
「I am a woman.」の破壊力…!またヴェーラで女映画特集があったらかけよう
時代はバブルなのに全編通して諦念の渇きが覆う。鹿児島の海岸から札幌の大通り公園での全員集合、ある意味辺境の哀切なのかも。ちゃんと移動感があるのも好き。
「寝取られ男には情事においてちゃんと役割があるのです」(うる覚え)。そりゃそうなんだけど気障ったらしくキメるギトリがおかしい
併映「カンブロンヌのひと言」愛らしさと上滑る言葉の散弾銃と便秘解消な〆と>>続きを読む
嫌な仕事してるゴズリングのほうがセクシーなのでまたセッションみたいの撮ってね
藤田憲子は自転車娘だったのかな
感情の主流が保身と欺瞞だけでウハウハなのだけど、ロングショットも好きだったのだけど、前田陽一とどうしても気が合わない。合わないと思いつつ調和のやりとりにちょい前のめり>>続きを読む
その襟足に雨が滴るのも構わず貪ったはじめての接吻。保身に走った女の狂気が凝視する汗ばんだ襟足。も~~男の襟足の無防備さを堪能する映画でした。わお。
(お金持ちなのになんでそんなとこで密会してるのか)
一般的なミステリーみようと思ってないけど、途中で何みてるか分からなくなった。のがいいのかな
ごちゃごちゃしてるとこに、らしい演出過多はまとまりなく、鶴田浩二の熱演には帳尻合わなかった。トレンチの赤チェックのライナーばかりみてた。
万田祐介のすっきり顔と肉体のアンバランス具合ってなかなかで、この映画に合ってたと思う。が、尻切れ具合のセンスは自分とは合わなかった。ちょっとまともなこと言われたらすぐにもうひとりの俗っぽいセンセに助け>>続きを読む
おぼこい司葉子がこんなすれっからしになっちゃいました、の登場の煽りが最高、たった一ヶ月で~。それにしても自分の子供を堕ろさせた淡路恵子を足蹴にしたそばで宝田明が司葉子に言う「君だけは本当なんだ」の台詞>>続きを読む
構図的に敵役の左幸子がだいたい言いたいこと言ってくれた。そして司葉子でノックアウトだけど、最後に代々木上原と出て揺らいだ(土地つき一戸建て~)
仏の顔も三度までと四度目の正直。背徳の耳飾りを再びつけた姿を夫にみせる場面の、それを巡る因縁だとか虚飾だとか憐憫だとか、そんなんひっくるめて露になるの堪りませんわ~