ぶらいとんさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.5

マルチバース作品が急増している中、これはその構造が綺麗に描かれていて、非常に好感を持てた。マルチバース系は画面がコロコロ切り替わって目が疲れる問題があるが、本作はそんなことはない。光より速いフラッシュ>>続きを読む

バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

4.5

バットマンというより、ペンギンマンの映画。最初と最後がペンギンで、ペンギンマンの衣装などに1番お金がかかっているところからもティム・バートン監督のペンギンマンへの思い入れの強さが伺える。
キャットウー
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バットマン(1989年製作の映画)

4.4

ジャック・ニコルソンのジョーカーがいぃぃ!!ジョーカーの俳優さんはみな素晴らしいが、笑い袋やランダムな化学製品の組み合わせによって顔がぐちゃぐちゃになるところが印象的で、全ジョーカーのなかで1,2を争>>続きを読む

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.8

久しぶりの邦画傑作!
殺人と性交を交互に見せていく描写から、狂っている人の目がマジで怖い。森田剛の狂気っぷりとムロツヨシの優しい変人らしさ、濱田岳の御人好し、佐津川愛美のエロかわいさ、全てがいい!!!
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

終始ものすごく暗い。鬱っぽいバットマン作品。ノーラン監督版は女好きで御坊ちゃまキャラだったからギャップを感じた。こっちのほうが、両親を失った悲しみや大切な人を失う恐怖、孤独に復讐し続ける怒りと憎しみが>>続きを読む

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

4.1

ティム•バートン監督の容赦ない描き方がよくわかる作品。
ウジ虫男のキモさが悪夢レベル。
ハロウィンタウンのブルブル🥶感、クリスマスという概念を知って喜ぶジャック、ハロウィン価値観で喜ばせる=怖がらせる
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.0

戦略の全容を伝えず、それぞれの意思に任せて行動させるあたり、ハリーにも同じことをしていて、やっぱりダンブルドアは若い頃から人のことを信じることができるリーダー。それってできる人少ない。すべてうまく行く>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.6

かなり良い作品!

「きらめき(sparkle)と生きる目的/意味は違う」「生きる目的は必要じゃない」というジェリー(ソウルフルワールドのガイド)の言葉が深い。

「きらめき」は「生きていると感じるこ
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

4.2

無敵なワンダーウーマンのたったひとつ欲しいもの。たったひとつだけなのに欲望だらけの人間を救うためには手放すしかなかった。欲しいものを手に入れるには犠牲が伴うことを視覚的に見事に描いた作品!

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

4.0

マーベルのキャプテン・アメリカとエージェント•カーターの構造と同じ。しかも男性側はどちらもスティーブ。本作のスティーブは救われなかったのがDCとマーベルの違いで、やはりDCのほうが悲しい。

塹壕戦の
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.0

実写でリトルマーメイドやること自体、かなりチャレンジングだったはず。この作品の要である音楽は見事にリメイクされていた。under the sea、part of your world、poor unf>>続きを読む

レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

4.6

この作品を見るとレゴが本質を描くのに適しているのがわかる。表情も動きもカクカクしているからこそ、物語の構造がクリアに見えてくるのだ。

群れを成さず1人で好き勝手に行動するバットマンとジョーカー(同じ
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.0

ヒース・レジャーの無秩序の表現。バットマンの陰の努力が無駄になっていく。ジョーカーの突きつけたどの命を選ぶかの選択。二兎を追うものは一兎も得ず。ジョーカーの車から顔を出すシーン。衝撃の作品。

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.9

恐怖の対象だったコウモリコスになったのは、人々にインパクトを与えるため。ブルースもレイチェルも理想主義者だけど、彼らが勝っていくのは希望に思える。現実はそう優しくはないけど、悪党は消えないけど、ブルー>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

4.0

ハーレークインの仕草•ファッション•話し方全部可愛い。時系列ごちゃごちゃで好きなように話すとこ、女の子っぽいw
あのジョーカーに恋して、薬品タンクにダイブしちゃうのかなり狂ってるけど、フラれてから、ジ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

デッドプールかなり不幸な人だと思っていたけど、ジョーカーは彼以上に不幸だったかも。捨て子、虐待、ヒック病、職場いじめ、貧乏。誰からも気味悪がられ、除け者にされる。職場でクレームを何回も引きとうとうクビ>>続きを読む

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

4.0

得体の知れない何かが追ってくるってこんなに怖いのか。このitが何を指すかを鑑賞後いろいろ考えられて楽しい。表象しているものは、性病?死?生?宇宙人?私はitは人間を媒介して、生き延びる生物のような気が>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

デッドプール2の方が面白い。相変わらずの毒舌マシンガントークに加えて、冒頭言ってたこれはファミリー映画だ、のファミリーになる人たちが個性豊か。今作ではジョシュ・ブローリン、サノス役じゃないのにサノスっ>>続きを読む

デッドプール(2016年製作の映画)

4.5

倫理観のかけらもない自己中ヒーロー。冒頭の登場人物紹介では、主人公、ヒロイン、監督までクセが強い言い方w
狂いすぎていてだんだん可愛く思えてくる。健常者も障碍者も白人でも黒人でもDCファンでもマーベル
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

5.0

最高の映像体験。音の出所が正確にわかるDolby Atmosで観て正解だった。

始まった瞬間、グウェンのドラム。
戦闘シーンでビリビリ変わる色と視点。
質感の違う絵が共存しているけれども、
うまくマ
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.3

クリード1より絶対2!ボコボコにされたあと、同じ相手で再戦するなんて怖すぎる…。ドニーの家族を守れる男になる、という自分との闘い。最後は涙が自然に出てしまった。息を呑むマッチ!ロッキー1に次ぐ感動。

クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

4.0

ロッキーと同じ、挑戦者としてタイトルホルダーに戦いを挑む。喧嘩っ早いところや裕福な家庭で育ち学があるのはロッキーと違うが、強さやガッツはいい物持ってる。やっぱりロッキーシリーズは試合のシーンが最高!あ>>続きを読む

ロッキー(1976年製作の映画)

4.2

70年代の不景気な状況の中、多くの人は仕事がないと文句を言ったり、30になって独り身だとか、打ちひしがれている。そんな中、唯一自分の弱さを受け入れ、全力で闘うロッキー。だからこそかっこいいんだろうなぁ>>続きを読む

ウォーリー(2008年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

10年来、2回目視聴。最高のアニメ映画。
アニメの絵のクオリティが高いのはもちろん、アニメだからこそ描ける絵やメッセージがあらゆるところに散りばめられていて、傑作としか言いようがない。

ただの純愛映
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X エックス(2022年製作の映画)

4.1

若い頃の美しさに囚われ、失った自分に絶望し、若い子たちを憎む老女を描いた作品。70年代カリフォルニアの性にオープンなヒッピーたちがポルノ映画を撮ってただけなのに、部屋を貸した老夫婦を欲情させ、狂わせる>>続きを読む

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

卵の中から何が出てくるか知りたくて見たら衝撃。母娘問題を軸にしながら、女の子の第二次性徴を卵の孵化を通して描く、独特な作品。卵から出てきた生物のグロさ…CGじゃなくてすべてお人形で作って画面の外から動>>続きを読む

ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

4.9

ディズニー作品で1番好き。
ディズニールネサンス(リトルマーメイド〜ターザンまでのビッグヒット)後期にでた作品で、世の中の不条理さを残酷なくらいリアルに描いている。

ディズニー作品には珍しく、宗教色
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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

5.0

•自分と他者しかいない。神父イーライも、土地を譲らない頑固ジジイも、高値で油田付き土地を買おうとする資本家も、息子HWさえも他人。(孤児を引き取っただけだしね)

•ダニエルはとにかく負けず嫌い→オイ
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.7

MCU見逃し作品を追うプロジェクト。
ついにソーみれた。いい奴。
馬鹿だけど、仲間思い。
ストーリーはシンプル。
ストーンや、他MCU作品との繋がりがわかった。ここからロキはグレて地球侵略。

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

4.0

フェーズ5どうなるのか!と思ったら量子世界での戦争。人間ぽい形の生物は多かったが、奇妙な生物?がたくさん出てきて面白かった。穴が欲しいゼリー状の生き物が好き。割と強かったw

ジャネット浮気のこと隠し
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

4.0

母を取り戻すため量子世界へのトランスポーターを作る物語。シビルウォーに参加したせいで、自宅軟禁されてるアントマン、ギリギリでFBIにバレずに自宅にずっといたフリができていて面白かった。

でも量子世界
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アントマン(2015年製作の映画)

4.0

アリとの訓練シーン、最後のアントマン同士の戦いがちっちゃくなったりおっきくなったりで目が離せなかった!

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

トムホランド版スパイダーマンも一代目、二代目と同じく、叔父さん叔母さん、大切な人を失わないといけない運命だったとは…。3世代揃って過去の怪物を倒していくシーンはもちろんかっこよく、最後トムホランドは自>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.1

フェイクニュースオマージュの作品。スパイダーマンは基本NYから出ないが、今回はヨーロッパ各国を回る面白い作品だった。MJ気づいてたのさすが。

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

4.0

アイアンマンにリクルートされてから、アベンジャーズに入るまでのストーリー。正義の味方になるには、程遠く、自分の正義感のせいで逆に市民を危険に晒す。
スパイダーマンって普通の人と同じく間違った選択もする
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ジュニア(2011年製作の映画)

3.6

人間の成長が爬虫類の脱皮的に描かれていて斬新な作品。