算数学さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

2.0

これって本当に劇場版???ってくらい
題材と演出が単純で長編アニメぽいな〜って印象。

毎回劇場版ってワクワクする演出があったから、今回は特に演出や音楽に抑揚が無くて。。。

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.5

ホラー?スリラー?グロ?ガーリー?
所謂、『(毒)のある可愛い』が詰まった一作。
ストーリーは妙に現代とリンクする部分が多い。
家族関係の崩壊の過程と原因と再構築(結末)。

場面毎に残酷さと純粋さの
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.8

相変わらず芸が細かくて、見逃したくない優しい笑いが沢山転がってる。

落ち着いて、余裕が出来ると、
見えてくる世界って必ずあるよね〜。
不安だと思い込んでた出来事が
実は不安じゃなくて希望だったり。
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琥珀色のキラキラ(2008年製作の映画)

2.8

未熟故の無知の恐怖と不安。子供は自分の想像力が世界の全てになるから、案外大人の存在って重大任務だったりするよね〜。

静かな雨(2020年製作の映画)

3.6

中川監督の何が良いってロケーションセンスだよね〜って毎度思う。
優しい景色、優しい間取り、優しい道、優しい音。
俳優や台本も大切だけど、
我々に1番リアリティを体感させてくれるのは景色や部屋や街並み。
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滑走路(2020年製作の映画)

3.5

過去の自分に殺される様な感覚が記憶を辿り大人の自分に襲いくる。
でも、子供の頃から大人の自分を見据えて行動出来たりできないよな〜。環境と人間関係って本当に運試しだなぁ〜…って日々思う。

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

1.0

ラストが唐突なエンタメファンタジー仕様。もっと見たかったのはエンドロールのフィクション部分。

個人的に役者の関西弁がこそばゆかった。

空白(2021年製作の映画)

4.0

それぞれの登場人物が折り合いをつける、腑の落ちどころの着地点にもがく苦悩

不幸のトリミング、
死をエンタメにするマスメディア、
誤謬が引き起こした二次被害。


古田新太寺島しのぶ松坂桃李…鈍器のよ
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.9

記憶って儚くて尊いから、
最悪と最高の最高値が超えると
更新して忘れていく。

記憶と感情の整理整頓が器用になっていくと大人になっちゃうのかな。
それを拒否すると『拗らせてる人』って
なる風潮。
兎に
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音楽(2019年製作の映画)

5.0

ロトスコープ?

真面目にふざけてて、面白い。
ツボがジワる。
ゆるく攻めてて、かっこよかった。

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.5

人間の記憶って尊く儚い。

完全なる肯定or快楽を無意識的に『恋人』を損得の天秤で計ってしまってることを悟られた。

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.5

柳楽優弥無双!

取り上げる人物的に、思い入れ補正が強そうで胡散臭くなりそうと思っていたけど、柳楽優弥という俳優が不穏な部分を払拭してくれた。

Diner ダイナー(2019年製作の映画)

1.0

『平山夢明』の原作じゃないと、仮定するならば外観で誤魔化せる内容だった。

監督の私情が強すぎて、観客に対する投げかけ、共感や共有が一方通行で溢さざるおえない部分が多かった。

色々な監督の技法が駆使
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

1.0

オープニングで日テレの文字にゾッとしたけど、予感的中。

池松壮亮、太賀が居なかったら最後まで見れなかったと思う。

詩的な台詞も演出も技術が整っていても、演技で言葉を殺していっている様な感覚。

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

1.0

『舞台』の芝居が見たいのではなく、
『映画』の芝居で見たかった。

街の上で(2019年製作の映画)

3.7

男の子の生きる世界は
女の子の残酷な優しさに
支配されている。

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

2.5

壮大に見えるけど、物語の大半の舞台がショッピングパーク内での出来事って規模の小ささと未確認生命体の規模のデカい設定がアンビバレンスで腑に落ちない。

ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

3.5

現実は厳しい結末だから、
『こうあって欲しかったな…』って思える理想的道徳心の共有の内容になっていた。

分かっているつもりでも、
無意識に視野の解像度を都合よく粗くしてしまっている可能性を誰もが秘め
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のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

3.0

爽やか映画。

おとなしそうな人ほど、
人生ちゃっかりしてるよね〜って、
芽生えた皮肉は此処で昇華する事にする。

さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

2.7

前半良かったのに、後半グダる。

キャストのミスマッチ感に
ソワソワする。

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.7

音楽◎
台詞◎
大泉洋◎

素直なエンターテイメント映画。
人を口説くという事はこういう事。

『騙す』も、立派な口説き文句。

his(2020年製作の映画)

3.7

今泉監督の作る『優しさ』に毎作品啓蒙される。

生きちゃった(2020年製作の映画)

3.0

本音と建前を誠実に守りすぎた故、
意思疎通の欠落の皺寄せがどっと押し寄せた。

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.8

え、構成上手すぎませんか?

信頼感のある関係性だから成立する、
言葉の殺し合いが癖になる。

エスター(2009年製作の映画)

3.5

エスターに苛立ちやもどかしさ感じる位、引き込まれる演技力。
時間が経つにつれて、
エスターが笑ってくれると
安心する自分がいて、
観ているこっち側もエスターに
ヒエラルキーを支配されている様な
擬似体
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.0

サタニズムの世界って恐ろしいけど、神秘的で魅力的。怖いもの見たさの美学。

性の劇薬(2020年製作の映画)

1.0

ストックホルムから来る恋愛感情。

実写だから色々怖かった、多分。

娼年(2018年製作の映画)

3.0

ばるぼらはこの路線でいけばよかったのに。

シックで妖艶な映画。
映像と音楽。
画角・構図が生々しさの濃度を増すと現れる下品さ、不快感を隠蔽する不思議センス。

愛の渦(2013年製作の映画)

2.0

合間、合間に挟まれる讃美歌に罪の意識を感じ後ろめたい気持ちになる。
愛の魔法は時間と共に解ける。