算数学さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

同級生(2015年製作の映画)

4.0

中村明日美子さんの世界観と
読者の世界観を
丁寧に拵えた映像でした。

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

2.0

解ったようで解らない。

憶測が無数に生まれる作品。

不気味と不思議な余韻が漂う。

罪の声(2020年製作の映画)

2.0

ジャーナリストと当事者の対話から
真実が数珠繋ぎとなり次々と過去に輪郭が形成されていく。
過去が形となり現在に現れる。

真実に辿り着き、
登場人物其々の救済される姿が
異なっていた点については
鑑賞
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.0

登場人物が多い分ストーリーが混乱するかと思い不安だったが、
台詞のテンポが気持ち良く流れて楽しめた。

スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

2.0


無意識に根付いてしまっている深層のルッキズムを
再確認させられている様な作品だった。

色彩や部屋や衣装の細々したアイテムの
モチーフからじわじわとメッセージが込められている気がしてゾッとした。
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

2.0

東京は人生を変える。


チワワちゃんがどこの生まれで学歴がどうとか本名がどうとか職業がどうとか関係ない。肩書きも境界線も無く深掘りしないフラットな関係性がチワワちゃん達のデフォな世界。

しかし、チ
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アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

3.0

優雅な生活が最高の復讐である。


田舎の閉鎖的な環境の中で日常的に繰り広げられるホモソの中で生きていく。

フェミ臭いと一言で片付けられて欲しくない作品。

日本に深く根付いてしまったホモソの呪縛か
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.0

現在って不満なものなんだ。


理想のファンタジー体験。
過去にタイムスリップすることにより
自分の深層心理と価値観を再認識し、
改めて新たな道を歩み出す。

クスクス微笑ましくなる場面が多くて
音楽
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愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

4.5

人生において必ず一度は魅力的な人に人は出会う。

根拠などは無く、直感で感覚で本能で。
そして確信となり信仰心となり愛が生まれる。
愛に世の善悪のものさしは関係ない。
正義の味方は絶対。

村田は関わ
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望み(2020年製作の映画)

4.0

それぞれの望みが異なっていて複雑になる。
家族の思い出とか記憶って他者に伝える時、思い出補正入っちゃうけど容赦なく補正が解除されて淡々と事実と項目が浴びせられる現実に心が痛くなった。現実に私の近所で同
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

5.0

本当に良いモノを観た時、
ずっと余韻に浸る経験は誰しもあるだろう。
あのシーンの音楽、
あの時の人物の心境、
あの時の台詞の意味とは…?

鑑賞後にも、脳裏に凪沙が浮かんでくる。



MTFとしての
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星の子(2020年製作の映画)

2.0



宗教二世として育っていく心の不安定な思春期の少女の視点で物語が進む。
成長過程の人間に与える影響、それを無知ながらにもチョイスしていく少女。
いつか訪れる思い出という名の答え合わせの時にこの少女に
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ホドロフスキーのサイコマジック(2019年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリー形式のオムニバス。
所々、過去の作品映像とカウンセリングの内容がリンクする。

ホドロフスキーは
人間、一度は考えた事がある様な馬鹿げたりタブーな妄想を具現化し、見事に映像化する魔術師
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