女性視点の昼の世界と夜の世界
昼と夜で時間の迫り方、
圧迫感の視点が異なる。
朝日に不安を感じ、
真夜中のテレビの光が落ち着く。
それに加え、『女性』というオプションが付くことによって世界が加速>>続きを読む
恐ろしい愛の執着
浦島太郎に送った玉手箱の様な
未知の期待に縋りたい女性像だった。
蒸しっとするような…湿気臭いへばりつく様な余韻が残る。
映画の構造の模範意識を全て崩壊する様『新感覚』という言葉に相応しい作品だった。
残念ながら生まれた環境で
幸せの感度が違う。
『小さな』幸せ の、度合いが違う。
一見、2人で愛の駆け落ち…をしているかの様に思えるが、背負ってる重みや心境の天秤が反比例している。
物語が堕落し、>>続きを読む
おんなのここわい
内容以前に、
映画全体的に殺伐とした空気感があって
観ていてハラハラした。
不条理な精神世界を
島や人間関係によってメタファーで包む。
事実と真実を呪いと正当化することにより前に進む姿に自分の中にある確固たる模範意識が崩れた。
最終的に物事を解決する手段は
暴力を美談にするのが果たして真実に辿り着く善だったのか…?
現在進行形至上主義に苛つくことが多いけど、恋ingを楯にされると思わず『ぐぬぬ…』と、なる。
つんくの音楽で育ちハロプロという素晴らしい文化を体感できる時代に生まれ、育まれた事に感謝。
時代が進むと未来になる。
未来には余剰が生まれる。
過去には補正がかかる。
家族とは家族の様な絆とは
過去と未来を埋めてくれる様な存在。
陽気な人間ほど、影が濃い。
ムードメーカー『佐々木』という人物の光と影に翻弄する仲間たち。
他人の人生の記憶においてずっと忘れられない存在でいられることって相当難しい。
でも、佐々木はそれが出来た>>続きを読む
秘密は強くする
モラハラ/閉塞空間/ルーティーンライフ/家族以外の人間関係/否定/嘘の肯定/透明な自我/デトックス/私とは?/幸せとは?/自由とは?
自己否定から始まり、やっと手に入れた愛情は嘘の>>続きを読む
一番の復讐は幸せになること
自分と向き合う
他人と向き合う
そして周りを見渡す
幸せって基準が無いから
自分自身を理解しなきゃ
満たされたか分かれないよね〜。
簡単そうで難しい
可愛い映画
純度の高い感受性が詰まってるからこそ、
観賞後に不甲斐ない罪悪感のような
心にグッとくるものがあった。
知能MAXの完全装備をしても通用しない世界があり、活かせない世の中に私達は生きている。
動機とは純粋。
純粋と純粋が交わると崩壊する。
階級社会を覆す
人間の本能のヒエラルキーで示す。
人間、犬、虫、そして死体。
人生ってサバイバル。
人間として生きていく上で
抑の本質ってこうだよ?と、
ブラックジョークで優しく
啓蒙されたような>>続きを読む
ハッピーエンドラブコメ
急にカメラのエフェクトが変わったりする。
自分の才能を用いて
人のデフォ価値観を掻き乱し、
世界観の更新へと繋がる。
THEポジティブ、
物は考えようで視野が変わる。
良い意味での矯正的ポジティブイズムを浴びせかけられた気分になる。
マジョリティ層に受け入れられる要素がふんだんに詰まっている癖に、
映像音楽演技どれも期待を裏切らない。
個人的に照明の技術が素晴ら>>続きを読む
皆が同じ方向向いて行動に移す事は
一見簡単に見えるが、一等難しい。
ましてや月日が流れても尚、
同じ方向を向ける彼女たちの
団結力は素晴らしい。
登場人物が全員チャーミングで愛おしい。
我々は目紛しく過ぎ去る毎日を
一喜一憂し、噛み締める余裕はない。
余裕を持てた頃には
遅すぎるかもしれない。
せめて、真剣に生きてみよう。
オンライン試写会にて鑑賞。
モラハラ夫と妻の二人三脚に
ヅレが生じる。
皮肉から生まれる
笑いが散りばめられている。
アイロニー映画。
女優さんの表情の皺すらも美しくカッコいい。
視覚からも老い>>続きを読む
お洒落喜劇映画。
ウディ・アレイ感満載。
勲章や栄光に惑わされず、
己の主観を忘れるべからず。
『死』から憶測が生まれ、
想像が膨らみやがて不安に悩まされる。
不安を取り除く為に自ら忘却に近寄る。
或いは、忘却の方からそっと訪れる。
花は喋らずに語る。
映像、画角、音響、音楽全てに鋭いセンスが次々と現れて圧巻。
ゴーストのドレープ具合もファッション誌並みに美しく映っていた。
死んだら伝わらない、伝えられない。
無情な時が流れる。
生きている間にどれ>>続きを読む
妄想がバグる
を、見事に映像化。
流れる音楽は現代テイストなのに、
映像や手法は90年代サブカルチャー的な
趣きあるノスタルジック感。
命の代償は命で償うことにより
対等の救済へと導かれる。
台詞が総合的にくすぐったかった。