mokumokuさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

17歳のエンディングノート(2012年製作の映画)

3.7

やっぱり涙なしでは見れないやつだった。延命治療をやめ残りの人生を謳歌するドSのダコタファニングがとにかく可愛い。

アダムにも正直に今の自分の気持ちや希望を伝える姿は勇ましく、まだ17歳なのにしっかり
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.8

なるほど賛否ありそうな超独特な空気感の
中で繰り広げられるザ会話劇。
とにかくしつこいやり取りがクセになる。

12年前出て行くきっかけからの12年間で
出来たシコリを家族それぞれがそれぞれの
心情で
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.9

普通に描いたらかなり重いストーリーだが
風刺の効いた完璧なブラックコメディ。
だってタイカワイティティのヒトラー、
完全に馬鹿にしてるでしょ!
表情といい仕草といい走り方といい
生粋のコメディアンの立
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.7

少女の成長期物語にカニバリズム融合の
なんとも斬新でユニークなカルトホラー。

独特の雰囲気の世界観を醸し出す人物描写が
妙にリアルでじわじわ不気味さを増してくる。
グロ描写は思ったより控えめだったが
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足跡はかき消して(2018年製作の映画)

4.1

PTSD、強いては戦争が影響を及ぼす闇の深さを静かに描かれた本作。映画で知る位しかこの問題に触れてないが毎回これ程の物なのかと驚かされる。

時には妻であり時には母親であるかの様な母性を見せる娘のトム
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

5.0

この愛に溢れた物語は素晴らしすぎる。不器用で不遇な愛ゆえに辛い場面もあるが母も子も決して諦めていない未来への強い想いがあるから、そこには希望しかない。

序盤のダイアンとスティーヴの掛け合いに魅了され
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偽りなき者(2012年製作の映画)

3.9

胸糞とはちょっと違うここまでやるせなさ全開の作品は他に思い当たらない。このフィクションを面白いと言っていいのか言葉を選んでしまう内容でお勧めし辛いが重厚な演出にグイグイ引き込まれてしまう。

クララに
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愛しい人から最後の手紙(2021年製作の映画)

3.5

楽しみにしていたフェリシティジョーンズ。
過去の恋愛を現代に残された手紙を元に
紐解いていくスタイルなので本線は過去。
随所にキュートな一面を見せてくれるが
今回は過去パートのふたりに譲るかたち。
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.1

どうしてもロランスを好きになれない。
性の問題ではなく彼女の傲慢と言うか
自分本位な言動がチクチク刺さってくる。

なのでフレッド目線で見る事になるが‥
一番の理解者になろうと葛藤する姿に
見ていられ
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あの夏の僕らは(2021年製作の映画)

3.8

トルコサマーバケーションラブストーリー。

夏休みを別荘で過ごすデニズの初恋物語だが
抜群のロケーションの中、背伸びをして
頑張るデニズがかわいくてかわいくて
とにかくずーっと甘酸っぱくてホロ苦い。
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健太郎さん(2019年製作の映画)

3.3

冒頭の食卓シーンから
聖なる鹿殺しのバリーコーガンがチラつき
早速不気味な雰囲気に引き込まれる。

日当たりの悪い家?電気をつけない家庭?
もともとそうなのか
健太郎さんが住み着いてからそうなったのか
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フィアー・ストリート Part 3: 1666(2021年製作の映画)

3.7

初夏のNetflixジュブナイルホラー祭りも
ついに終わりを迎えてしまった。
本作でもろもろキレイにまとめられていて
個人的にはかなり楽しめた。

ビジュアル的には子供お面殺人鬼が一番だが
魔女もの特
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.8

まさにゲーム感覚のSFタイムループもの。
死んだらセーブポイントに戻り前回より
少しでも進み攻略方法を模索する。
時には前回より前でゲームオーバー。
負傷したら諦めてリセット。
懸念したループ系の退屈
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.1

オープニングのオハイオ時代の描写からの
ニルヴァーナの女性カバーに心を掴まれた。

もちろん全体通して最高のスパイアクション
満載だが今回はそれさえ包み込んでしまった
家族愛がメインのヒューマンドラマ
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.8

前作ラストからの見事な繋ぎのオープニングはサイコー!以降、前作以上の緊迫感とアクションはビビらせられっぱなしでめっちゃ楽しめた。

娘ちゃん視点の音の無い演出はやはり怖い。そんな中、大活躍で主演ばりの
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フィアー・ストリート Part 2: 1978(2021年製作の映画)

3.7

セイディーシンク演じるジギーが
ほぼマックス!しかも大活躍!
ただそれだけで見ていられた。
前作のロビンと言いストレンジャーシングス
シーズン4を煽ってるとしか思えない。
そろそろ配信時期発表かなと期
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ザ・コール(2020年製作の映画)

3.4

かなり面白いと評判だったので前情報を
一切入れずにやっと鑑賞出来た。

確かに話は面白いし良く出来ている。
バイオレンス描写も良く流石の韓国映画。
だけどダメなんです‥こういった展開に
SF入ってしま
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

3.9

デビュー作にしてガイリッチー節全開の
クライムアクションに魅了される。
細かく分けると8グループ位と
ごちゃごちゃ多い登場人物達の設定確認を
終えた先には怒涛の盛り上がりが待っている。

いちいち会話
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.7

地上版トレマーズって感じだが
音に対する設定がトレマーズより厳しい分
緩和が少なくずっとハラハラする。
子供達がランプを倒しただけでドキッと
させられ同じ体験をしているかのように
持っていく演出は秀逸
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フィアー・ストリート Part 1: 1994(2021年製作の映画)

3.7

アメリカのジュブナイルホラーって
どう転んでも面白いよなぁ〜って感じ。

ツッコミどころ満載の展開だけど
細かい事は気にしないでポップなテンポに
乗って楽しんだもの勝ち。
後半は意外な展開となかなかの
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キャンディ(2006年製作の映画)

3.8

儚く痛々しいラブストーリーだが
主演ふたりが美しくずっと見ていたかった。

本作のヒースレジャーはクズっぷり際立つが
物憂げなどこか寂しそうな表情や
不器用な優しさ、分かりにくいが時折見せる
嬉しそう
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.5

色々考えずに楽しむべき
ワンシチュエーションスリラーかと。

格差社会への風刺やサステイナビリティを
問われているのは分かるけどかなり極端な
シチュエーションなのでこれを現実に落とし
込んで観れる人は
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.0

アベンジャーズを除くMCUの中では
やっぱり本作が一番好きかな。

ブリーラーソン演じるキャプテンマーベルが
無敵すぎてめっちゃカッコいい。
その他シリーズ通しての伏線回収と言うか
ネタばらし的な小ネ
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タイタニック(1997年製作の映画)

5.0

何年たっても色褪せない不朽の名作。ラブロマンス、パニック、ヒューマンドラマ、キャスト、音楽‥全てのエンタメ要素を兼ね備えた壮大なスケールに圧倒される。

公開当時劇場で鑑賞し嗚咽をタオルで抑えながら号
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.6

ゼインの裁判所での両親への要求。この一言に尽きる。子供にこんな事を言わせるなんて‥

とにかくゼインの壮絶な体験を追っていく、ただ重いとだけでは言い尽くせない本作。僅かな光が見えたのか見えてないのか、
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.9

殉教者への道を選び、迷いのない少年達が
怖すぎて重すぎてクタクタになる。
だが彼らも貧困からくる洗脳みたいに
描かれていて憤りの矛先は電話の声のみの
首謀者という所に救いのない虚しさを感じた。

出演
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.1

実際に起きたシャロンテート殺害事件をタランティーノ流に書き換えた異色の傑作ブラックコメディ。

映画としては珍しく予習必須の本作。事件の詳細、加害者、被害者等を頭に入れておくだけで終盤のドキドキとラス
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.3

鮮やかだが何処か鬱蒼とした色調で描かれ、幻想的な雰囲気を醸し出してはいるが内容は現実的で辛い。

不遇な環境で生まれ育ち孤独感に苛まれるハンターをヘイリーベネットが熱演し、メンヘラ美人ハマってるなーっ
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.4

とにかく全編アートで切な美しい。淡々とだがじっくりと丁寧に描かれ、徐々に深まっていく関係性が近づく別れの切なさを煽る。

いつしかエロイーズの眉間のシワも気にならなくなり、むしろその内に秘めた怒りや時
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.0

当時豪華キャストに惹かれてレンタルで
鑑賞したのを覚えているがエンタメ性が
ほぼ無く若干退屈に感じていた本作。
現環境で鑑賞するとまるで未来予知で驚く。
こんな形で再評価される作品も珍しいのでは。
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.4

特にネタバレ厳禁の本作。前情報をあまり入れずに鑑賞出来れば、双子の姉弟と共に母の壮絶な過去を追体験することになる。

かなり重たい内容だが、緻密でリアルなストーリーと不穏な空気を煽る見事な演出に目を背
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.8

主演ふたりの掛け合いが見応え十分の
濃厚なサスペンス。

ドゥニヴィルヌーヴ作品らしい不穏な
空気感と張り詰める緊張感に引き込まれる。
ほぼ天気が悪くどんよりとした雰囲気が
不気味さを煽り後半怒涛の展
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.1

前作同様メキシコのピリピリした空気に
終始緊張が張り詰める。

今回のベニチオデルトロもまた渋い!
相変わらずの鋭い眼差しだが
前作より会話するシーンが増え
滲み出る哀愁に惚れぼれしてしまう。
表情で
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.3

冒頭から一瞬で引き込まれる。それ以降はエミリーブラントと同期させられているみたいに未知の緊張感に包まれる。

対局にいるベニチオデルトロの口数少なく表情すらも変えない演技が威圧感ありすぎ。それでいて要
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.8

失うものが無く死に急いでいるかのような
クリヘムが強すぎる。

見所は何と言ってもアクションシーン。
中盤、長回し風に対象が移り変わっていき
前から後ろから臨場感たっぷりの
カーチェイスからの肉弾戦は
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.8

歳とって涙腺弱くなってきてるのに、こんなの見せられたら崩壊してしまいます。

キャップもオクタヴィアスペンサーも良かったけど、それすらも食ってしまったマッケンナグレイスちゃんの可愛さと演技力こそがgi
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