筑前助広さんの映画レビュー・感想・評価

筑前助広

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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.4

現代ヤクザの生きづらさ、暴対法の是非について考えさせる一作。
前半はヤクザがぶいぶい言わせていた時代を、従来の任侠映画のように描いていながら、後半で一気に「現実」を見せつける仕様になっている。
特に後
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.0

これで三度目なんだけど、良かった。本当に良かった。
戦闘が最高にかっこいいし、BGMが最高にノれるし、何よりハサウェイがいい!
思想犯なんだけど、逆シャアから成長した感じが◎。また組織としてのマフティ
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6日間(2017年製作の映画)

2.8

駐英イラン大使館占拠事件という、実在の事件をモデルにしているからか、派手なドンパチはない。ただ淡々と事態が推移していくが、その淡々とした様にリアリティーを感じる。人によっては物足りないと思うかもしれな>>続きを読む

ガン・シティ ~動乱のバルセロナ~(2018年製作の映画)

2.8

1920年代のバルセロナが舞台。
労働争議に燃える労働者。潜り込んだアナーキスト。ギャングと癒着し、腐敗極まる警察。そして、国権への野心を燃やす軍部。
そんな糞ったれの状況で、アナーキストによる武器強
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.0

凄腕の殺し屋が依頼に失敗したことで、組織に報復を受ける。殺し屋は、その復讐を果たそうとするが――という物語。
物語全体が静かで、スタイリッシュ。無骨で、小説でいうところの体言止めのオンパレードで、如何
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七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

僕にとって、オリジンである作品の一つ。
あの雨の中での激闘は、何度観ても色あせることはない。
のですが、今回は勝四郎が久蔵に放った、「あなたは素晴らしい人です。私は前からそれを言いたかった」という言葉
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

とある女子高生殺し屋コンビが、社会に適合しようとバイトに励もうとするも、トラブルに巻き込まれて……という物語。
リコリコを彷彿させる美少女コンビが、ジョン・ウィックのようなガンフーを展開する。
多分、
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.7

この作品はアクションが魅力だが、最大の魅力は「暗黒世界」の描き方にあると思う。
コンチネンタルと呼ばれる暗黒の組織には、厳しい掟の下で秩序があり、ホテルや死体処理などの営みがある。
こうしたリアルと虚
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ザ・テキサス・レンジャーズ​(2019年製作の映画)

3.9

あの「俺たちに明日はない」で有名なボニー&クライド事件を、追う立場から描いた作品。
ボニーたちの凶悪事件を止めるべく、政府はFBIとは別にテキサス・レンジャーの元捜査官に声をかけ、事件の捜査に当たらせ
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最後の追跡(2016年製作の映画)

3.4

テキサスの荒野を舞台に、ある理由から銀行強盗を働く兄弟と、それを追う定年間際のテキサスレンジャーとの戦いを描く、ハードボイルド映画。
乾いた荒野を再現するような、淡々とした描写の連続は退屈に思う人も多
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キングのメッセージ(2016年製作の映画)

3.6

「キングからのメッセージ」視聴

面白かった。まるで北方謙三の現代小説を見ているような印象。
南アフリカの貧しいタクシードライバーが、行方不明になった妹を探しに、ロサンゼルスへ探しに現れるところから物
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ザ・ハーダー・ゼイ・フォール 報復の荒野(2021年製作の映画)

3.4

黒人のカッコよさがとことん光る西部劇。
白人が殆ど登場しない。まるで添え物。あたかも、少し前の黒人のような扱いで、中盤に登場した白人の町と黒人への差別も、今まで「小汚く貧乏で獰猛な黒人」を描いたことの
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レプタイル -蜥蜴-(2023年製作の映画)

2.9

ベニチオ・デル・トロ主演の刑事ドラマ。とにかく、デル・トロが渋い。ファンはそれだけで見る価値があります。映画の内容は、淡々としたサスペンス。終始淡々としているので、デル・トロのファン以外は厳しいかも(>>続きを読む

ブラッド・アンド・ゴールド ~黄金の血戦場~(2023年製作の映画)

2.7

ナチスドイツの脱走兵とドイツ軍と民間人が、ユダヤ人が残した金塊を巡ってドンパチする、言わばドイツ版のゴールデンカムイ。主人公が不死身だし、ラスボスのいかれ具合含め、まんま金カム。でも楽しめました。何も>>続きを読む

るろうに剣心 京都大火編(2014年製作の映画)

3.5

実写版成功の肝は、キャスティングにある。このシリーズに至っては、大きなキャスティングミスらしいミスは目立たないような気がする。どれも許容範囲内であり、特に志々雄・宗次郎・条張に関しては完璧ではないだろ>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

3.7

父と娘の二人暮らしをする主人公の少女。貧困で苦労しながらも、笑いながら暮らしていたが、ある日父親が懸賞金300万円の指名手配犯を見たと言って失踪する。少女は父親探しを開始するが――。
ストレスフルな陰
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るろうに剣心(2012年製作の映画)

3.5

ジョンウィック的時代劇が観たくて、再視聴。佐藤健熱演の剣心は最高で、配役の妙が光る。また、黒笠を演じた吉川晃司もはまり役。現在、人斬りのその後を描く原稿を抱えていたので、すごく参考になった。僕の作品も>>続きを読む

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

4.5

「ヘルドッグス」視聴

大好きな深町秋生せんせ原作の、ハードボイルド・アクションヤクザ映画。
僕が岡田准一ガチファンであることを自覚して以降、もう彼の魅力にメロメロです。今回も超絶かっこいい。しかし、
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.3

ダークナイト系でありながら、ジョーカーの影響を受けたバットマン。アクションよりも、謎解きに力を入れた印象。長い上に画面が暗く、よほどファンでない限りは苦行になるかもしれない。僕は好きだけどね!

大殺陣(1964年製作の映画)

3.0

徹底チャンバラ主義を掲げる身として、一度は見たかった作品。
酒井忠清の独裁を打ち破らんと、甲府宰相・徳川綱重の暗殺を目論む山鹿素行一派の破滅を描いていく、この作品。
演者は若き日の里見浩太朗に、平幹二
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機動戦士ガンダムNT(2018年製作の映画)

3.5

やっぱり、好きだなー福井晴敏のガンダムシリーズ。
オードリーもだけど、リタも可愛んだよな。ガンダムシリーズでも、屈指の可愛いヒロイン。
福井晴敏のガンダムはガノタに否定されがちだけど、僕は「それでも!
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

5.0

「ジョーカー」で話題のホアキン・フェニックスが主演。
あの不穏なジョーカーの原点を感じるような気がする。ホアキンはこんな役が似合うのかねぇ。
ヒロインが超絶可愛い。そんなヒロインを買う、アメリカの変態
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モスル~ある SWAT 部隊の戦い~(2019年製作の映画)

3.5

イラクを舞台にイスラム過激派組織と、地元の特殊部隊との死闘。戦闘の緊迫感が半端ない。
主人公が参加した任務の目的は最後の最後まで明かされず、ただ過激派との戦闘が続くが、任務の真相を知った時に、戦場での
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.8

面白かった。岡田君の土方はどうだろう?と思ったが、あれはあれで◎。(そも岡田君が好きなんで、公平な判断は出来ぬ)
キャスティングには文句はない。伊東甲子太郎がガチムチだったのには驚いたぐらい。芹沢は勿
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アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)

4.5

キャッチコピーの「無様に輝け」が胸を抉る、衝撃のボクシング映画。
主人公は、一度だけ日本タイトルに迫りながらも、それ以降は鳴かず飛ばずで、無様に「噛ませ犬(アンダードッグ)」をしている男。
ジムの仲間
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ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)

4.0

映画としては面白い。しかし、出来栄えを別にして猛烈な批判を受けても仕方がない理由はある。
本作を簡単に言うと、ミシシッピー州で起きた黒人差別に絡んだ公民権運動家失踪事件を、FBIから派遣された白人捜査
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ワイルドガン(2015年製作の映画)

3.3

サザーランド親子が親子役として共演した西部劇。
西部劇としては、正統派。意外性はないものの安心して楽しめた。
主人公、悪役、ライバルが程よい感じ。強いてマイナスを言えば、もう少し最後のガンアクションは
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フリーランサー NY捜査線(2012年製作の映画)

3.1

キャッチコピーの「壮絶な刑事悪」とあり、まさにその通りの悪徳警官祭り。
悪い警官の作品は嫌いじゃない。ウィズダムやウィテカーというゴリゴリ黒人俳優もいいし、これが遺作となったアルメンダリス・Jrの存在
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リーサル・ストーム(2020年製作の映画)

2.0

嵐の日に強盗がやってきて、ひっちゃかめっちゃか戦うアクション映画。
メルギブの無駄遣いで、酷い映画という評判があり、それを踏まえた上で観たけど、これはこれで楽しんだ。
この手の映画は、究極の暇つぶし。
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罪の声(2020年製作の映画)

4.0

グリコ森永事件をモデルに、その事件に巻き込まれた家族や子供の悲劇、そして事件の真相を描いた作品。
昭和も歴史になったなぁ、としみじみ。
脚本も見事ながら、それを演じた演者たちが素晴らしい。特に小栗旬と
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トラフィック(2000年製作の映画)

4.1

麻薬を卸す者、麻薬を売る者、麻薬を取り締まる者、麻薬を使う者。麻薬を取り巻く全ての事象を描くことで、その怖さを描いた傑作の映画。
静かで淡々とした現実的な映画なんだけど、とても面白い。色々と麻薬カルテ
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13時間 ベンガジの秘密の兵士(2016年製作の映画)

3.4

2012年アメリカ在外公館襲撃事件を題材にした映画。ストーリーは平凡なものだが、銃撃戦とムサいPMSCのオッサン兵士を沢山見れたので、もうお腹一杯。

首都消失(1987年製作の映画)

2.5

小松左京原作のSFパニック映画。ガキの頃に楽しんで観た記憶があり、懐かしさで胸いっぱい。内容は、日本沈没と同様に、シン・ゴジラへ通じるような印象。
原作とはやや違う模様です。

JSA(2000年製作の映画)

3.2

韓国と北朝鮮の兵士が、同じ場所で殺された。
その謎を追う社会派ミステリー。真相の裏には、熱くて切ない真実が……。
イ・ヨンエは美しく、まだ若いイ・ビョンホンとソン・ガンホが良い演技をしている。
韓国だ
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決算!忠臣蔵(2019年製作の映画)

4.4

はい、今年一番の時代劇でございました。
粒ぞろいの役者と、最近流行りのコミカルな作風がマッチしていました。お金だけに焦点を当てたのが勝因でしょうか。あとは役者の力。MVPは岡村隆史、そして小松利昌!裏
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

無敵の人の物語。
このご時世で、これをやっちゃいかんだろうよ。だが、このご時世だから生まれた物語ではあろう。
嫁さんが、言うてたよ。
「ジョーカーに、自分を投影したらいかん」

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