monomiyuzanさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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帰ってきた あぶない刑事(2024年製作の映画)

4.0

リスペクト

前作の昭和丸出しコピー作から一転。ちゃんと作品のアイデンティティを尊重した上で現代の風潮にも合うようなスタイルに仕上がっていた。なにより老体に鞭打ってあれだけ頑張ってるおじいちゃんをけな
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ビートルジュース ビートルジュース(2024年製作の映画)

4.0

ごちゃまぜ

あれ?ビートルジュースってウィノナライダーやったっけ?クリスティーナリッチじゃなかった??って思ったら完全にアダムスファミリーとごちゃまぜになってた。それにしても30年後のウィノナライダ
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トランスフォーマー/ONE(2024年製作の映画)

4.0

変形ロボットの始まりの話

バンブルビー以外はシリーズ作一切知らないがすんなりストーリーは入ってきた。まあ過去作遡るほどでもないがこの形態で続くのなら踏み込む価値はあるであろう。他に観るべきアメリカ映
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はたらく細胞(2024年製作の映画)

4.0

不意打ちの感動

そんな作品だとは全く思ってなかったのだが予想以上に感動した。ちゃんと抗がん剤や放射線治療のデメリットも描写してたし癌細胞も決して不良品なんかではなく元々は自分自身から生じた細胞なんだ
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室町無頼(2024年製作の映画)

3.0

三池作品かと思った

誰作品なのかも確認せずジャケと評価頼りに飛び込みで鑑賞したが。確かに評判通り大泉洋の二枚目役は必見だがそれ以上でもそれ以下でもない大衆的なエンタメ時代劇に甘んじている。大味な脚本
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美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

4.0

突破力

アメリカで問題になっている鎮痛剤オピオイドによるオーバードーズ死で巨大製薬会社に立ち向かった芸術家のドキュメンタリー。彼女たちがなぜあらゆるものを犠牲にしてまで権力に立ち向かったのかを時代を
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

過剰防衛

正義と言う名のもと相変わらず趣味の悪い殺しのオンパレードな3作目であったがこれで見納めと思えばなぜか寂しくもある。これ以上のアクションをデンゼルワシントンに求めるのも酷だろうしこの辺でお開
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台北アフタースクール/成功補習班(2023年製作の映画)

4.0

台湾なのに懐かしい昭和臭

1990年代の台北が舞台の青春ドラマ。飯島愛の写真集とか吉川晃司のモニカとか日本の昭和の香りもたっぷり匂ってくるベタベタなストーリーであるが最近の日本映画にはない懐かしさを
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ブルーピリオド(2024年製作の映画)

4.0

くじ運

人生に目標の無いふらふらした若者がやりたい事を見つけて高い壁に挑む。という芸大生というコアな対象にスポットを当てた人気漫画の実写化ということでまあ誰が演出しても余程のことがない限りコケること
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バッドボーイズ RIDE OR DIE(2024年製作の映画)

4.0

バッドボーイズ師匠

過去作一切知らない。無茶苦茶な設定とリアリティの欠片もない脚本であるがとにかくノリとハイテンションだけで一気に最後まで持っていく爽快な作品であった。恐らくプライベートでも余程気が
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YOLO 百元の恋(2024年製作の映画)

4.0

映画の力

安藤サクラ出世作の百円の恋中国リメイク作品であるが。監督兼主演のジアリンがこの一作を撮るがために実際50kgの減量に挑むという往年のデニーロを彷彿とさせるハンパない映画愛無くしては成し遂げ
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Firebird ファイアバード(2021年製作の映画)

4.0

それでも英語

舞台は1970年代の旧ソ連エストニアとモスクワだったのだがなぜか全編台詞は英語という英語圏マーケットを全力で意識したLGBT作品であった。その分臨場感には欠けるがそれなりに奇麗なエンタ
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九十歳。何がめでたい(2024年製作の映画)

4.0

安定のホームドラマ

90歳でそこまで動けるかと唸るほどのパフォーマンスを見せた草笛光子頼りの作品ではあるが安定感のあるホームドラマでほっこりする。絶対に振り込まない安牌のような題材ゆえに驚きもまるで
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⾼野⾖腐店の春(2023年製作の映画)

4.0

染みる

よくあるご当地映画と思いきや父親と一人娘の強い絆を丁寧に描いた心にぐっと染みる作品であった。藤竜也も麻生久美子もいい。かなりいい。

ボストン1947(2023年製作の映画)

4.0

祖国の誇り

ハズレの出にくいスポ根ものであるがそこに民族愛と祖国への誇りが加わって揺るぎない熱いドラマに仕上がっていた。中国日本アメリカと侵略され略取されてきた過去があってこその強い祖国への想い。今
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ヨーロッパ新世紀(2022年製作の映画)

3.0

マニア向け

保守的な田舎町に入ってきた移民に対するヘイトと偏見を炙り出した意義のある作品だとは思うが。やや難解で意味がありそうでないようなシーンがたくさんあるのでどちらかと言えばヲタク寄りな演出に戸
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罪深き少年たち(2022年製作の映画)

3.0

最後にぐちゃ~っと

実話をベースにした冤罪事件を正義感の塊のような主人公が国家権力に立ち向かい。という韓国映画らしい題材であったのだが後半どうも無理矢理盛ったような演出でぐちゃぐちゃっとした感じにな
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ライド・オン(2023年製作の映画)

4.0

チャンツイィーの再来

70歳目前のジャッキーチェンが人生最後のアクションに挑むとあってストーリーは無視して純粋に彼の集大成を目に焼き付けておくことに専念しようと思ったのだが。娘役の子が往年のチャンツ
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ツイスターズ(2024年製作の映画)

4.0

これがアメリカ映画

リアリティもクソもない災害パニックムービーであったが本来アメリカ映画とはこういうもの。細かい人物背景や心理描写などなくともそれ行っとけみたいな勢いでもって力技で観客をねじ伏せてき
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フォールガイ(2024年製作の映画)

4.0

笑える男前

コメディ要素たっぷりの笑えるアクションムービー。イケメンなのに普通にそこにいるだけで笑えるライアンゴズリングの存在感は他の誰も持っていない稀有な才能である。エミリーブラントもコメディ路線
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瞼の転校生(2023年製作の映画)

4.0

ご当地映画と見せかけて

旅芸人の子どもとして生まれた主人公が自分の未来と家族との共存宿命に葛藤する心情を丁寧に描いた人間ドラマであった。主役の男の子の素人っぽさが逆に不器用な芸人らしいリアリティを生
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ソウルの春(2023年製作の映画)

4.0

正義が必ず勝つわけではない

圧倒的な緊迫感で150分1秒たりとも気が抜けない軍事ドラマであった。実話がベースだけにリアリティが半端ない。ファンジョンミン、チョンウソンともに鬼気迫るパフォーマンスでこ
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かくしごと(2024年製作の映画)

4.0

書く仕事?

ちょっと粗い脚本と演出が気になったが杏の表現力に引き込まれるサスペンスドラマであった。まあ普通ならもっと早くにバレてるとは思うがフィクションだと割り切ればそこまで捕らわれることもないであ
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

4.0

原点回帰

ヤクザものでのし上がってきた白石和彌が一転オーソドックスな仇討ち時代劇に挑んだ原点回帰的な作品であった。目新しさの一切ない典型的な武士の誇りを描いたストーリーであるが奇を衒わない分スパッと
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スリープ(2022年製作の映画)

4.0

イソンギュンを偲んで

夢遊病者が起こす恐怖を淡々と綴ったスリラーでハラハラドキドキであったが最後は奇策に走ったか意表を突く展開に。どこまでが現実でどこからがフィクションなのか見失ってしまうストーリー
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.0

ぐいぐい

引き込まれた。フィクションと解ってはいてものめり込むような生々しさがある。よほど原作が良かったのだろう。子供の周りを渋い役者さんが固める配役も功を奏したのかもしれない。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

法廷サスペンスというよりも

人間の心理や家族の在り方を問いかけるような会話劇を軸としたドラマであった。謎解きものとしたは物足りないかもしれないが英語とフランス語が交互に交錯する会話の一つ一つが実に巧
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世界最速のインディアン(2005年製作の映画)

4.0

モテモテじいちゃん

旅行く先々でモテまくるじいちゃんのバイクレース挑戦記。レースものはもちろんロードムービーとしても楽しめるポップでハートフルな作品であった。当然のことながらアンソニーホプキンスがい
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カンフー・パンダ4 伝説のマスター降臨(2024年製作の映画)

4.0

偏見と闘う

ドリームワークスらしい夢のいっぱい詰まった安定のアニメであった。コメディのバランスも絶妙であるがなぜか作を追うごとに人気が無くなってきたのはアジア文化に対する偏見があったりして。

あまろっく(2024年製作の映画)

4.0

関西のノリ

主要キャストがみな関西人なので素の関西のノリが楽しめる。ただしさほどドラマ性はないので演者さん頼りの感は否めないか知らんけど。

私の少女/扉の少女(2014年製作の映画)

4.0

冤罪

人助けのつもりが一歩間違えれば変態に扱われる現代の歪な倫理観を描写した人間ドラマであった。特に子供がらみだと犯罪者にされる恐れもあるのでどんどん人は傍観的になっていくのだろう。尖った正義感は人
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.0

そして誰もいなくなった

的な終末思想っぽいエンディングであったが楽観的なキャラ設定を貫いてるのでそれほど悲壮感はない。いじめ問題や環境破壊にネット信者、ウイルスに翻弄する現代人といった今に直結するメ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

転調

コメディ→シリアス→過去→現在→空想→現実と転調の激しい展開であるが後半に期待値が膨らむ伏線の張り巡らせかたがうまい。一旦頭の中で整理してから後半に挑みたい。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

笑い多め予算少なめ

同じ山崎賢人主演のキングダムシリーズと比べるとスケール的にもキャスト的にもかなりこじんまりした感じであるが足りない分はコメディで補おうという腹積もりなのかもしれない。少ない予算で
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特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

4.0

同期

ここまでキャラが確立されてればあのいつも周りの目を気にしておどどと頼りなかった主人公と完全に同期してるので同じように成長した自分が重なり気持ちが弾まないはずがない。もう今から最後のコンクールが
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毒親<ドクチン>(2022年製作の映画)

4.0

暴走

ミステリーサスペンスものとしてはやや物足りない気もするが愛情が行き過ぎると暴走に至る過程を丁寧に表現した重たいドラマであった。家族の在り方がおかしくなり始めてるのは日本も韓国も同じだという事。
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