monomiyuzanさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ(2024年製作の映画)

4.0

シグニチャー

すっかり市原隼人と言えばという不動のキャラを手に入れた感のある定番作品であるが。コロナで投入された黙食と言う根拠のない意味不明な文化をあえて80年代の設定で持ちいることで批判的要素を和
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クレアモントホテル(2005年製作の映画)

4.0

そっくりさんの宿命

完全にオーランドブルームかと思ってたが全くの別人だった。と言うか全盛期のオーランドブルームよりさらに美形のお兄さんと死にかけの老婦人の友情(愛情?)ストーリーという往年のトレンデ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.0

前フリにもほどがある

2が良かったので遡ってみたが2から観て良かったという結論。全部で何作予定してるのか知らないが完全に人物紹介と世界観を共有するためだけの前フリに過ぎなかった。1から観てたら恐らく
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ブラック校則(2019年製作の映画)

4.0

食わず嫌い

キャスティング的に明らかにアイドル映画だったのであえてスルーしてきたが意外に良かった。ほっしゃんのねちねちといやらしい演技もよくハマっている。苦手でもたまには味見してみる価値もあるなと新
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アジョシ(2010年製作の映画)

4.0

かっこいいおじさん

かなり雑なストーリー設定であったがさすがにアクションはキレがある。
それにしても絶頂期を迎えたウォンビンが今作以降俳優業から身を引くとは誰も考えてなかっただろう。出せるものはもう
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極限境界線 救出までの18日間(2020年製作の映画)

3.0

フィクション臭

2007年に実際に起こったタリバンによる韓国人拉致事件をモチーフにした作品であったがほぼ事実を基にした脚本にも関わらずリアリティさは皆無。フィクション臭が強く出た娯楽作品に甘んじてい
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

重圧

クリストファーノーランらしいたっぷり3時間重みの詰まった人間ドラマであった。世界を亡ぼす殺りく兵器を生み出した苦悩と純粋な科学者としての好奇心との葛藤を丁寧に描き切っていた。あえて原爆投下後の
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

引っかけ問題

もしかしたら宮崎駿はわざと焦点をぼかしたのかもしれない。どう生きるか?という道標を記すのではなく君ならどう考える?これってほんとに面白いと思う?なんか意味あると思う?っていう引っかけ問
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.0

悪ノリ

前回の予想外のヒットを受けて前作では蚊帳の外だった関西圏の需要を。といった魂胆が見え見えの設定であったが正直悪ノリが過ぎたと言わざるを得ない。ところどころクスっとするところはあるがただそれだ
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.0

韓国王道王宮サスペンス

陰謀うごめく韓国お得意のドロドロ王室サスペンスであるが史実がベースだけにさすがにリアリティと臨場感がひしひしと伝わる秀作であった。現代劇ではどうしてもコメディに傾くユヘジンの
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

全ベット

ここが勝負処と読んだのか全資金ありったけベットしたかのような映像もキャスティングも圧倒的な内容であった。これで続編も安泰であろう。ちなみにパート1観てないので戻ってみようとまんまと術中に。

ほかげ(2023年製作の映画)

4.0

趣里は舞台向き

終戦後も戦争を引きずる人間たちの群像劇であるがかなり脚本が雑いにも関わらずしっかりとした熱量は感じられる。戦争反対というメッセージよりも人間の無力さ脆弱さにスポットを当てたのが功を奏
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市子(2023年製作の映画)

3.0

おんぶに抱っこ

サスペンスドラマや謎解き物語としてはやや物足りない。細かい設定もちょっと無理があったし(刑事が重要参考人と一緒に捜査とか)とにかく杉咲花一人に重荷を背負わせるような演出はプロ失格のよ
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.0

異色の上京物語

田舎もんが地元ではできない中絶手術のために大都会へ。という異色の上京物語であったが大したハプニングもなく淡々と事は進むので余計にリアリティを感じられるという好結果に。もしかしたら監督
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mellow(2020年製作の映画)

4.0

コスパ重視

実質的に田中圭の独り舞台とも言えるキャスティングの低予算ドラマ。相変わらず今泉さんらしい糸の絡まり合う会話重視の恋愛劇であるが特に大きなハプニングもないので題名のように終始メロウな空気が
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違国日記(2023年製作の映画)

4.0

原作勝ち

演出にやや難はあったが原作がしっかりしてるので長尺でも飽きることなく最後まで寝落ちせず観られた。一切華のない新垣結衣もまた新鮮である。あとは余計なシーンが多々あったので(染谷君のとことか体
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

4.0

肝試しがすぎる

地上600mからの映像を撮りたいがために後付けて無理矢理ねじ込んだような設定と脚本であったが細かいことを気にしなければ普通にスリル満点の肝試しを愉しめる。もう少し極限に追い込まれた人
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ストリートダンサー(2020年製作の映画)

4.0

踊りだらけ

インド映画特有の歌と踊りが全編に張り巡らされたダンス映画であるが最後は意外な方向に。単純に踊りが楽しめるのでストーリーはあまり気にしないでいいのかも。それにしてもインド人はプロテイン飲み
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流転の地球 -太陽系脱出計画-(2023年製作の映画)

4.0

さすが中国4千年のスケール

地球に人工的なエンジンを装着して太陽系を脱出するというその設定も尺もハンパなく壮大な作品であったが。あまりにも現実離れしすぎて現実を一周飛び越えて意外に現実っぽく見えてく
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

アジアの純真

韓国からアメリカに移住した移民と韓国に残った幼馴染がNYで再会というよくありそうなストーリーであったが監督さんの実体験を基に描いてるのでよりリアリティを感じられる。まるで日本人のような
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.0

ちょっと卑怯な気もするが

ガイリッチーらしい派手なアクション満載でハラハラドキドキのミリタリー作品であったが最後は飛び道具で虫けらのように敵兵を蹴散らすアメリカの戦法には正直興醒めする。あれだけ撃た
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エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(2023年製作の映画)

4.0

宗教戦争

ユダヤとキリストの確執を炙り出す重厚な史実ベースの宗教ドラマであった。イタリア人がローマ法王をこれだけコケにできるのもイタリアの開放的な気質が下地にあるからであろう。日本や中国ならどこぞの
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RHEINGOLD ラインゴールド(2022年製作の映画)

3.0

働かざる者意外と食える

真面目に働かなくとも要領よくずる賢く生きれば人生なんとかなるもんだ。というとても子供には見せられないようなサクセスストーリーであった。ただただ小賢しく悪知恵のみでのし上がる主
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.0

カントリー

1970年代のアメリカ郊外が舞台とあって全編カントリー的な空気が流れる心地よい作品であった。特に大したハプニングが起こるわけではないが緻密な会話の一つ一つが楽しい。主演の男の子がプロでは
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ストールンプリンセス キーウの王女とルスラン(2018年製作の映画)

3.0

ガリ勉

さらわれた王女を冴えない一般市民が愛と勇気と魔法の力で救い出す。というあれもこれもどこかで観たよな?っていうストーリーのオンパレードであったがきっちり黒板の模範解答をせっせとノートに写し取っ
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青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019年製作の映画)

4.0

やっぱりモテモテやん

おでかけシスターが良かったので遡ってみた過去作は一切知らない。時間軸を交差させたよくあるファンタージー物語であるが難病の子供の未来を救うために自分の未来を捨てられるか?という究
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貴公子(2023年製作の映画)

4.0

さすがのアクション

ちょっとバイオレンスが過ぎるとは思うがさすがにアクションシーンはキレがある。敵か味方かとコロコロ入れ替わるストーリー展開も途中まではハラハラしたが詰めは甘いちょっと惜しい。アクシ
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.0

イライラ

自分勝手で薄情な人間とそれに依存して合わせるしかない人間と。そこまでして恋愛なんてする必要あるのかなとイライラだけがつのるストーリーであったが岸井ゆきのを観る価値だけはある。

らくだい魔女 フウカと闇の魔女(2023年製作の映画)

4.0

圧縮ファイル

落ちこぼれの主人公が仲間の助けを借りながら悪をやっつける。という教科書のような勧善懲悪アニメであるが短い時間の中に友情や家族愛そして悪い人間もほんとはさほど悪くないんだよという子供にも
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こっぴどい猫(2012年製作の映画)

4.0

蜘蛛の巣

モト冬樹以外一切知らない人ばかり出てる作品であったが。今泉力哉らしい緻密な設定と脚本で蜘蛛の巣のように張り巡らされた網を最後に回収するというらしさ抜群の映画だった。真剣に演ってるのに笑える
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ワンダーウォール 劇場版(2019年製作の映画)

4.0

無駄なものにこそ価値がある

言わずと知れた京都大学吉田寮をモチーフにしたフィクションであるがほぼほぼ事実に基づいた設定なので一体歴代の学生たちが何に対して抵抗してきたのか?を実に分かりやすく描写して
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メイド・イン・ヘヴン(2020年製作の映画)

4.0

自作自演

逢いたい人に逢うために伝えたかったことを伝えるために自分で創った物語の中に自分を落とし込むという素敵な脚本であった。決して派手ではないがしっとりとした大人の恋愛の余韻に浸れる美しい作品であ
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ひとくず(2019年製作の映画)

3.0

コッテコテ

アクの強すぎる演出とクズ過ぎる主人公に最後まで感情移入できなかった。なんでそこまでイライラしとんねんって感じで。2度も人を殺してそんなに早く釈放されるはずもないしな。

タイガー 裏切りのスパイ(2023年製作の映画)

4.0

トムクルーズより動く

ミッションインポッシブルのパクリ・・・オマージュのようなインド映画であるがオリジナルを超える程のスケールなので圧倒される。何より主役がまだまだ現役バリバリなので動く動く。コロナ
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ミツバチと私(2023年製作の映画)

4.0

脱皮

他人と異なる自分の性質に気づいた子供と周りの大人がそれをどう受け止めどう対処して脱皮していくのかを丁寧に描いた誠実的なジェンダーフリー作品であった。主演の男の子(女の子?)がひたすら可愛い。

グラフィティ・グラフィティ!(2018年製作の映画)

3.0

映画と言うよりも

ショートショートのような短編動画の類であった。確かに30分という短い時間でちゃんと物語に仕上げてはあるがそこまで称賛されるほど刺さるものはない。ちょっとした空き時間を埋めるのには重
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