メグさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

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ビリギャル(2015年製作の映画)

3.3

評価高かったので期待してみたのですが、
突き抜けたものはなかったのが残念でした。
事前にこんなストーリーかなぁと思った通り過ぎて!
受験までの山も谷も、父親との関係も。
と書くと不満ぽく聞こえますが、
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.8

私の中ではいきなり今年一番に躍り出たかもしれない。

原爆と3.11を経験して、憲法第9条と自衛隊を持つ日本にしか描けないパニック映画であり、ある種のシミュレーション映画。

エンタメであると同時にと
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あん(2015年製作の映画)

4.3

この映画は樹木希林が今の年齢で演じたかからこそ名作なりえたのではと思うくらい、徳江さんの背負ってきた人生がしみじみと伝わる映画でした。
きっと、実際に徳江さんのような人はいっぱいいたのでしょう。いえ、
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太陽(2005年製作の映画)

4.3

終戦前後という時期を選んだ瞬間に、政局や戦局がメインになる映画が多い中、天皇という政局戦局ど真ん中の人を扱いながら、極力そういった要素を排し、天皇を1人の人間として、その喜怒哀楽を追うことに専念してい>>続きを読む

風の波紋(2015年製作の映画)

4.1

都会に住んでると、いじめとか進学とか就職とか仕事とかで「生きるってしんどいな」ってなる時があると思いますが、本当の意味で「生きるって大変」という言葉を言えるのはこういう、食べる、着る、住むを自分達の手>>続きを読む

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ある意味贅沢な映画ですよね。
作ろうと思えば、ムロさん岳くん愛美ちゃんのおとぼけ三角関係だけでも面白い映画1本作れそうですもん。

でもそこにサスペンス・バイオレンスを段々と塗りたくっていくからこその
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インデペンデンス・デイ:リサージェンス(2016年製作の映画)

3.4

ハリウッド映画を満喫できたので、ぜんぜんOK!
近未来を感じさせる宇宙船や飛行機、建造物。
見たことのない引力の映像。
ちゃんとカーチェイスまで入ってて。
こういうの!
こういうのが観れれば満足です!
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

3.5

伊坂好きとして観たいと思いつつ、今になってしまいました。
原作既読組としては御多分に洩れず、映像化無理じゃない?と思ってましたが、上手く構成されてましたね。
ただ、オチを知って観てると、やっぱりちょっ
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アフタースクール(2008年製作の映画)

4.4

ずっと気になってた映画ですが、やはり好みドンピシャでした。こういうどんでん返し大好き!
ラストまで観てもう1回頭から観ることで一粒で二度美味しい。
キャスティングも最高。人の良さそうな大泉洋。何考えて
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HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス(2016年製作の映画)

4.0

アクションもCGも役者も鈴木亮平の身体作りも全部本気!
でも肝心のヒーローは変態!
アクションヒーローモノとしての完成度が高ければ高いほど、そのアホさ加減が際立って最高でした。
できれば、観客がいる映
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.8

上の句が思った以上によくて楽しみにしてました。
大会中心に描かれる下の句は、かるたの面白さ、絆、友情は引き続きの面白さで観た後の清々しさが半端ないですし、気づくと泣いてました。すずちゃんもますます演技
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.8

グロいのは苦手なのですが、評判よかったので観てきました。
やはりグロいのはだめだった(笑)

ただ、ゾンビ映画にここまでちゃんと予算かけて画作りしたのは本当によくやったなー!と思うし、気持ち悪いところ
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.3

10代20代の頃であればストレートに観て楽しかった!となったであろう映画。

冴えないバンドマンがそのバンド仲間にすら見放され、家賃を払うために、たまたま同居人にかかってきた代理教師の依頼を受けて、進
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

4.7

主役なのにほとんど喋らない柳楽優弥。
それでも画面がもつどころか、その存在感だけで圧倒される。
対する菅田将暉小松菜奈の徹底したエゴのダメさがきちんと伝わる演技。
そこにのっかる向井秀徳のエグれる音楽
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.6

聖職者の児童虐待を暴く新聞記者達のお話。
…という、あらすじ以上のものがなかった気がして、思ったほどの印象がなかったです。逆を言えば、それだけ事実に即してドキュメンタリー的にまとめたのだとは思います。
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ルーム(2015年製作の映画)

4.6

監禁という状況をサスペンスとして扱うのではなく、人生の一部としてどう向き合うのかというドラマに焦点を置いた映画。その着眼点がもう素敵!

ドアの外の世界を初めて観る時、どんな景色をジャックは観るんだろ
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.3

マサラムービーなめてました!私のようにインド映画=歌って楽しいイメージしかない人にこそ観て欲しい。エンジニア至上主義、学歴志向などリアルな今のインドがわかると共に、日本にも通じる教育の現状をチクリとし>>続きを読む

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

4.0

音。
漫画原作が映像化されることの強みは1つは静止画がモーションで見せられるということだと思うのですが、もう1つは音だと思います。
本作では、聞こえる音、聞こえない音それぞれが効果的で、それだけで感動
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.5

予告の印象では「痛快マネーゲーム」だったけれど、実際には黒くて腐りきった金融業界の日の当たらない場所でギリギリまでもがく人達の話でした。が、考えてみたら800万人が失業するようなことが軽くマネーゲーム>>続きを読む

天然コケッコー(2007年製作の映画)

4.4

ずっと気になっててようやく観れました。大好きだなぁ。
一応淡い初恋を中心に描かれているものの、それだけじゃない。
あの年頃の微妙な女子の友情だったり、田舎コンプレックスと都心への憧れだったり、世話役お
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SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁(2016年製作の映画)

2.7

これは完全にシリーズファン(内輪)向けというのもありますが、元々自分がこのシリーズが好きなのは華麗な現代置き換えだったので、年代を戻した時点でその良さが半減してしまったのも残念でした。
ミステリとして
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ピンポン(2002年製作の映画)

4.0

いつか観ようとそのままになってた映画。窪塚くんの存在感やっぱり飛び抜けてる。星野=星=スター。そして対をなす新さんのクールで静謐な佇まい。月本=月=ムーン。脇を固める俳優陣も個性的で映画にポップさを出>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

4.3

「生きる」のに必要なのは水と食料。「生き続ける」のに必要なのは希望と目の前の目的とユーモア。モノが溢れる今の時代に人としての原点を思い出させてくれる素敵な映画でした。
マットデイモンのリアルなやり過ぎ
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ブラック・スキャンダル(2015年製作の映画)

3.0

実話モノは好きなのですが、これは実話をわざわざ映画化した意味があまり感じられなかった。賄賂と暴力、そしてFBIと繋がることで権力を広げた以上の何かがあると思ってたんですが。ジョニデはここまでやるだろう>>続きを読む

第9地区(2009年製作の映画)

3.0

風刺の効いた映画だと思ってみたら、完全娯楽映画でした。それはそれでよいと思いますが、思ったよりグロくて、ドキュメンタリータッチのカメラ回しもあって酔いました。
最初の設定はワクワクしたし、ラストも程よ
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

2.9

期待値高すぎたかな。
小説で感じた「高校で生きるってこういうこと」みたいな空気感が思ったより伝わってこなかった。
松岡茉優がよかった。

LIFE!(2013年製作の映画)

3.7

予告やちょろっと見かけた宣伝を見た時はなんの映画かいまいちわからず、妄想癖強い人のただのコメディ映画だとおもってました。ごめんなさい。
最近3D映画が増えてきてますが、3Dじゃなくてもこんなにも豊かに
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.0

評判よかったので期待して観たのですが、ワクワクしたのはオープニングまでで、そこから先は
「身体の不自由なお金持ちおじさん(おじいちゃん?)とひょんなことからその人の世話をすることになった貧しい黒人青年
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

4.4

予想以上によかった!というか、ジャケとタイトルでちょっと損してるかも?
観る前はもっとすました「大人子供」が都心の大学で活躍する話だと思ってました。
あんな素敵な牧場と家族が出てきて、ロードムービー要
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母と暮せば(2015年製作の映画)

3.8

戦争、原爆をテーマにしつつ、舞台は戦後、ファンタジー要素あり、というちょっと珍しい映画。
ですが、それがとてもいい塩梅に「押し付けがましくない戦争(反対)映画」にしていたと思います。
突然息子を失い、
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.3

私は好きです!
70歳超えて、大人の恋愛という新ジャンルをやってのける宮崎駿半端ない、に尽きます。
がしかし、70過ぎたからこそ照れなくできたのかもしれません。
そして多分、飛行機が好きかどうかより何
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バンクーバーの朝日(2014年製作の映画)

2.4

実話を元にした映画は好きなので期待して行ったのですが、うーん。脚本が思ったよりのっぺりしてたかもしれません。ロケーションはよかったです!全編海外で撮ってきたかのような作り込み。
あの時代の男性で眉毛整
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.7

本当に小さな男の子が青年になるまでを撮った奇跡の映画。
この男の子だけではなく、家族の誰かが途中で欠けたら積み重ねていたものが崩れる可能性があった訳で。にもかかわらず、そういう企画に「のった!」って言
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横道世之介(2013年製作の映画)

3.6

タイトルが名前って相当勇気いりますよね。だって、そこから内容が何も伝わらない。

でも、正しく横道世之介という映画だったなって思います。横道世之介という人の人生を、というか横道世之介という人そのものを
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ピンクとグレー(2016年製作の映画)

3.6

ティーチイン付試写会に参加させていただきました。
実はかなり稀なケースと思うのですが、原作既読&事前の情報を総合して62分に何が起きるのかほぼ予想できていました。
でも、それでもやはり衝撃がありました
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繕い裁つ人(2015年製作の映画)

2.8

中谷美紀さんはほんとこういうちょっと浮世離れをした役がハマりますね。凛として、世間の波とか人の評判で全くブレない人。
というか、むしろそういうものが自分の中に浸食して欲しくない人。中谷さんのこのキャラ
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