メグさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

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美女と野獣(2017年製作の映画)

4.6

王道って、面白いから王道なんだよ
ということを気づかせてくれる映画。

お手本のような起承転結。
特にその「転」の部分はこのお話の場合、人間が野獣に惹かれるという大分高いハードルにも関わらず、違和感な
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

4.0

ニュータウンにも雑木林を、里山を、という考え方、今なら受け入れられるかもしれないけど、それをあの高度成長真っ只中の時に流されず、諦めず、自分でできる範囲をコツコツと続けて実らせたご主人。大好きな家と庭>>続きを読む

帝一の國(2017年製作の映画)

4.0

ヤラレター!女子的には若手俳優ホイホイで楽しいし、男子的には野心魂に火をつけられて楽しいし、子供が見てもギャグ満載で楽しいという、これぞ娯楽映画。
…のテイなんだけど、実は手段が目的になるといかに滑稽
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奇跡(2011年製作の映画)

3.7

両親の離婚により福岡と鹿児島離ればなれに住みだした兄弟が新幹線がすれ違う時の奇跡を信じて決行する物語。
是枝監督お得意の子供モノですが、これ、前田兄弟をキャスティングした時点でもう成功でしょう!という
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.5

インドで5歳の時遠距離迷子になって、孤児院入った後オーストラリアの養父母に育てられた男性が再び家族と再会する物語。
…というあらすじを知って観るにも関わらず、迷子になった時の寂しさ、孤独感が迫ってきて
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.8

単純な人間VSコングかと思いきや、人間VS人間VSコングVSその他みたいなことになっててドキドキハラハラ感を十分楽しめました!未開の島にリアリティもたせるための70年代設定が、また程よい不便さももたら>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.7

これはうっかり家族や恋人、友人とは観ない方がいいんじゃないかなぁ。
一人で静かに受け止めて考えたい映画。

3ブロックに分かれた構成になっていて、少年期、思春期、青年と年齢が変わっていく。

いい人と
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.0

思ったよりもガッツリした冒険譚にもなっていて、これは男性が観ても楽しめますね!
その上で、主人公のモアナも完璧ではないし、さらにはマウイはむしろ未熟でさえあって、単なるご都合勧善懲悪モノにも、ありがち
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チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

3.9

タイトルから何がどうしたかはわかった上で観るタイプの映画は、そのタイトルで期待していたものを返した上に何かがのっかってないと物足りなくなるので、割とハードル高いと思うんですよね。
でもこの映画はタイト
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.8

時々、「観てよかった」どころではなく、「人生で見逃さなくて本当によかった」と思う作品に出会えるのですが、これもその1つでした。
出てくる人に誰も悪い人はいない。
誰も悪くないけど、ジェーンは3人の子育
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

タイトル、そして予告。それらから私が期待したのは「100%ハッピーミュージカルエンタテインメント」でした。
好きな映画に「雨に唄えば」を入れ、好きなミュージカルに「crazy for you」を挙げる
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きみはいい子(2014年製作の映画)

3.9

実際には難しいのかもしれないけど、小さい子供がいて疲れている母親にこそ観て欲しい映画。
出てる子供が子役っぽくなく、リアルな聞き分けのなさや暴走をするからこそ、周りの大人がイラつくのも、困るのもとても
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アスファルト(2015年製作の映画)

3.6

フランスの団地も日本と同じく老朽化が問題になってるのね。
そんな掴みからの因果応報展開がもう面白いです。だんだんと繰り広げられる3組の交流は、よくよく考えるとありえないことなのに、1つ1つの会話が日常
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エール!(2014年製作の映画)

3.8

とても好きな映画。
冒頭、牛と広大な牧場が広がる中、長女のポーラがイマドキの音楽を聴きながら自転車で通学する。このギャップ演出でもう掴みはOK。
ポーラ以外家族全員が聴覚障害者のため、彼女は自然と家族
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超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

2.9

期待値が高すぎたのかな。
知恵とユーモアで参勤交代を乗り切る話かと思ったらクライマックスに謎の戦闘が。いきなりファンタジー時代劇になって置いてかれてしまいました。
人が足りなくてクルクル回るのとか知恵
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一週間フレンズ。(2017年製作の映画)

3.3

いい年なので、スイーツ映画と呼ばれるものはほぼ未見なのですが、試写会のお誘いを受け観ました。
結果、観てよかったなーと。
単なる恋愛ではなく「フレンズ」なんですよね。
山崎賢人演じる長谷くんは、実際こ
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.1

深い。
信仰心は、目の前の命とどちらが大事なのか。自分が人生をかけて信じてきた神様は、なぜこんな迫害の状況においても沈黙を保っているのか。
原作のこの深く、答えも明確ではないテーマがそのまま映像化され
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百円の恋(2014年製作の映画)

3.9

私はボクシングが好きではない。
でも、この映画を観て、初めてボクシングを肯定的に観れた。
それだけ、安藤サクラ演じる一子がボクシングを始める理由も、のめり込む理由もよくわかったから。
一子も自堕落な自
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

4.0

今年の映画始めはこちら。子供の頃観たワクワク冒険物語が大人になっても楽しめるって幸せな時間。
エディレッドメインは今旬俳優ならではの煌めきがあって素敵だったけど、その相棒がタイプの違うイケメン…ではな
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太陽を掴め(2016年製作の映画)

2.6

国際映画祭で観たのに書くの忘れてました!
主演の吉村界人くんはとてもいい!!
男性陣は描かれ方も、演技もグッときました。
ハタチ前後ならではの尖り方。
これだよね〜!

それだけに、女性の描き方が残念
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.3

みなさん高評価の中、申し訳ないと思いつつ…。
今回この映画を観て、戦争をエンタメ領域として見ることができなくなってる自分に気づきました。
核兵器を思わせる兵器も、ゲリラ軍のやることも、現実とリンクして
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ストリート・オーケストラ(2015年製作の映画)

3.1

実話を元にしたものってストーリーが(事実なので)破綻しない安心感があって好きなのですが、これは実話を元にしても、どこをどうチョイスするかでストーリーが腑に落ちなくなるんだな…と気づかされました。

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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.1

評判良く期待してたのですが、期待していたものではなかったです。

女性ベンチャー起業家がバリバリ働いてる中、外向けアピールとして高齢者インターン枠で70歳のおじいちゃんを雇用。最初は適当にあしらって辞
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.8

今年一番泣いた映画をあげろと言われたら別の映画。でも、映画が終わって外に出ても泣いたのはこの映画だけでした。静かに後から感情が湧いて出るのです。

「戦争という特殊な生活」がある訳ではなく、「普通の生
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ふきげんな過去(2016年製作の映画)

2.6

演者さんの演技は皆さん好きでした。
ふみちゃんの評価は私の中でどう判断すればいいか迷うこともあるのですが、キョンキョンとの掛け合いとか、やっぱり上手いなぁと。後はやっぱり子役の子!噂通り出色の出来!も
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二重生活(2016年製作の映画)

2.3

主人公に尾行したらと言う方も説得力がないし、最終的にまとめた論文もよくわからないし、何が言いたい作品なのかよくわかりませんでした。
単に「全く関係ない人を尾行する」というシチュエーションをやってみたく
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.4

映画館で泣きに泣いて鼻水拭くティッシュ足りなくなるところでした。
夫は銭湯も放っぽり出して蒸発、娘は学校に行きたがらない、そんな状況で余命2ヶ月と宣告される主人公。と書くとひたすら暗くウェッティなお話
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.5

どんな人間もよい人間であろうと思いながらダメなところがいっぱいある。
でも映画の中では、それがどちらかに寄ってることが多い。とてもよい人だったり、とんでもなく酷い人だったり。
ここに登場する人達は本当
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.0

いやー、事実と言われなければ「さすがにこんな酷い証券会社ないでしょ」と一笑に付してしまいそうな酷さ!
3時間ドラッグとセックスを見せられ、フ○ックと聞かされ、おなかいっぱいです。
しかもその殆どが、映
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.3

面白いとか楽しいとかではなく、「いい」映画。観終わると、心が充実する映画です。
やはりクリントは「フェア」な人だし、フェアが好きなんだろうな。機長と彼らを助けるために動いた人達全てが良心だけど、実はN
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真田十勇士(2016年製作の映画)

3.5

幸村が実は腑抜けで佐助ら真田十勇士が担ぎ上げていた、という設定はエンタメとして面白い設定でしたし、舞台を映画化する、という意味において一番大事なのは舞台では表現しきれなかったスケール感を出すことだと思>>続きを読む

モテキ(2011年製作の映画)

4.0

ドラマ未見ですが、楽しかった!
こういう中2男子的なてんやわんや愛おしくて好きです。

森山くんの身のこなしやダンスシーン、その時その時でかっこよくなったり悪くなったりする絶妙な表情、モテキは彼にしか
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怒り(2016年製作の映画)

3.9

原作未読だったので、ラストまで引き込まれました。
信じることが大事なのか。
疑うことも大事なのか。
一見信じることの大事さが描かれていますが、映画の中で描かれる「殺人事件」(観た方は色々察してください
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グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.9

前編は予告が気になりつつそのままになっていて、気づけば続編!

なので前作未見ですが、冒頭の意外なテンションのエピソードからの、怒涛のイリュージョンでテンションを持ち上げる流れで自然と食いついてしまい
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.9

一番最初に「ほしのこえ」を観たのってもう10年以上前になるんですね。
アレを全て一人で作ったと知った時の衝撃は今でも覚えてます。
その新海監督の長編を観るのはこれが初めてですが、描いているものは一貫し
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ターザン:REBORN(2016年製作の映画)

3.5

どこからがCGで、どこからが本物なのかわからないぐらい(さすがにゴリラはわかりましたけど)自然な世界でした。
また、主役のアレクサンダー・スカルスガルドは初めてでしたが、あれだけ説得力ある身体作ってい
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