メグさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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夜間もやってる保育園(2017年製作の映画)

3.5

「夜間保育園があるから夜働くのではなく、夜働かざるを得ない人達がいるから夜間保育園がある」
コンビニやスーパーの時間を短縮していっても、日本の未来は看護・介護という24時間体制必須の業種の比重が大きく
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空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

2.8

豪華絢爛な衣装、セットなのか歴史的建造物なのかCGなのかわからないスケールの大きさに中国映画の予算潤沢さを感じる映画。

妖しの猫がなぜ化けて出てくるのかを空海が解き明かすというファンタジーミステリー
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.2

実際に起きたテロ事件を実際に守った若者本人達が演じた映画。役者経験のない本人が演じるというのは、リスキーでもあったと思うのですが、ラストまで観ると、その選択こそがこの映画の価値になっている、と誰しもが>>続きを読む

人生タクシー(2015年製作の映画)

3.5

マークしていたものの、どんなあらすじだったか忘れて見た私の冒頭20分での感想。
「監督は無意識だろうけど、こうしてタクシーからの風景を撮ったり、乗客とのやりとりを収めるのは、私達外国人にとってはイラン
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.8

オープニングから最高の掴み!
歌やダンスはどれもいい!
でもただのキラキラショーミュージカルではなく、虐げられた人達や人格者ではないヒーローを配して「幸せとは?」という意外と骨太なメッセージも差し込ん
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カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

2.9

夫婦愛はグッときた。
冒険パートになると青年男性並の腕力脚力体力になっちゃったのが残念。ぶっ飛び設定こそ、そういう細部に説得力が欲しいな。

四月物語(1998年製作の映画)

5.0

人生ベストテン入り
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2019.3.30
久しぶりに鑑賞。やっぱり大好き。
四月。
春。
桜。
新生活。
大学での最初の自己紹介。
一人暮らしで初めて作ったカレー。
希望と期待のボジティブな感情
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.6

面白かったー!
映画を見終えてストレートにそう言える、ある種の1級コンゲーム作品。

主役の女性ロビイストは味方ですらコマとしか考えず、周りをも信用しない非情戦略家。その分、一手二手先を読むキレキレな
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.9

勧善懲悪。起承転結。
両方の真逆をいく映画。
ただし、決してはちゃめちゃではない。
作品中チェスの例えが出てきましたが、まさにチェスのように愛と怒りが「次の手」となり、流れるように物語は動いていく。次
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7月14日の娘(2013年製作の映画)

2.5

ほんとにごめんなさい。
脚本もジョークも合わなかった…。
唯一ハッとしたのは両側階段から降りるシーンぐらいで、
ケガのくだりとか笑いとして受け付けられませんでした。
皆さんの評価が高くてびっくり。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.7

小島の海の奥でパシャンとはねるドラゴンのような尾っぽ。
切り飛ばした岩が下で運んでる荷物飛ばしちゃう。
なくても成立する画。なくても成立するシーン。
でも、そういう細部に世界観が宿る。
嬉しくなります
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.6

今年のベスト3に入れたい映画。
NASAに当時こんなに凄い女性が活躍してたなんて全然知りませんでした。しかも、まだ人種差別も男女差別も酷い時代に。

観てる間ずっと、黒人女性3人にカッコいいーー!と心
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.6

戦う戦争映画ではなく、生きて逃げ延びる戦争映画。
苦しかった。でもこの苦しさは生きたいと思うから、国に帰りたいと思うからこそであり、そしてそれは自分にとって共感しやすい気持ちだったからこその苦しさ。
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ゆれる(2006年製作の映画)

3.7

ようやく観れました。

なんとなくタイトルから心理サスペンスだと思い込んでいたら、冒頭チャラいオダギリジョー+アメ車+おしゃれ音楽で、あれ?こういう映画?となり、その後はあれ、ミステリー?となり、だん
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.2

是枝監督がミステリー?と恐る恐る観たのですが、最終的に描いているのはミステリーというより、やはり「人間そのもの」でした。「誰も知らない」で母親を糾弾するのでもなく、子供達を単に可哀想と描くのでもない、>>続きを読む

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

4.0

マクドナルドの「創業者」のお話。
実質フランチャイズ化したのはマクドナルドさんじゃなかったことにびっくり。
実質乗っ取りですよね。
本当の「創業者」マクドナルド兄弟の創意工夫の話を前半でワクワクして聞
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.4

この人を知れてよかった!
バレエはあまりわからないけれど、学校時代のビデオを観ると周りより才能が飛び抜けているのは明らか。
こんなにもバレエが上手く、史上最年少プリンシパルという栄光を手に入れながら、
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隣人のゆくえ あの夏の歌声(2016年製作の映画)

3.6

去年、TAMA映画祭のコンペティションで観ましたが、個人的にはその日観た中では一番好きでした。
中高生のワークショップを監督がまとめられたということで、演技の未熟さは否めないのですが、それを凌駕する透
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.9

原作未読。でも、雰囲気ある図書館、そこから射し込む光、そこから彩度高く映し出される2人を見てると、それだけで映像化の意味はあったんだろうなと思えます。
全編、画が綺麗と思ったら監督が三木監督と一緒に仕
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銀魂(2017年製作の映画)

4.0

崇高な映画もいい。重厚な映画もいい。
だけど、たまには頭空っぽにして笑いたい時もある。
銀魂はそういう時にベストフィットする大人の本気の悪ふざけ映画。褒めてます!

パロディの取り入れ方は貪欲だし、ほ
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.3

冒頭大人2人と子供の会話から始まる。
関係性も何もこの時点ではわからない会話が後でじわりと効いてくるんですね。
単純な時系列ではなく、現在と過去をうまく挟んでることで、冒頭ぶっきらぼうな主人公を徐々に
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.7

シンゴジラがある種の大規模災害シミュレーション映画だったのに対し、こちらは本当に起こったテロ事件。
日時の明記がより現実味をもって迫ってくる。

FBIだけが知的にスマートに事件解決をするのではなく、
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.3

予備知識ほぼ入れずに観たので、正直ラストを観るまで「なぜこれを4時間にする必要性があったのか」を考えながら観てたのですが、ラストを見た瞬間、全てが氷解しました。
一見、ウエストサイドストーリーのような
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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

3.9

完全に同行者の好みで、半ば拉致られての鑑賞。
シリーズにもかかわらず、初めて観ました。

いや、これはこれでありですね!
脚本は真面目に考えると荒唐無稽なんですが、そういう見方をするのが野暮というもの
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美女と野獣(2017年製作の映画)

4.6

王道って、面白いから王道なんだよ
ということを気づかせてくれる映画。

お手本のような起承転結。
特にその「転」の部分はこのお話の場合、人間が野獣に惹かれるという大分高いハードルにも関わらず、違和感な
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

4.0

ニュータウンにも雑木林を、里山を、という考え方、今なら受け入れられるかもしれないけど、それをあの高度成長真っ只中の時に流されず、諦めず、自分でできる範囲をコツコツと続けて実らせたご主人。大好きな家と庭>>続きを読む

帝一の國(2017年製作の映画)

4.0

ヤラレター!女子的には若手俳優ホイホイで楽しいし、男子的には野心魂に火をつけられて楽しいし、子供が見てもギャグ満載で楽しいという、これぞ娯楽映画。
…のテイなんだけど、実は手段が目的になるといかに滑稽
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