FilmholicManさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.7

この男たち、しゃべくり、撃ちまくり。

良くも悪くも期待どおりの作品。
意外性には欠けたが、それでも主演の二人を目当てに鑑賞した我々を裏切らない仕上がり。

フォリナーやチャックベリーなど渋い選曲に乗
>>続きを読む

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.7

つかまえたのは名声か、それとも…

ライ麦畑で〜に代表されるアメリカ近代の代表的な小説家、J.D.サリンジャーの自伝的作品。

ひたすらに出版を目指し、富と名声を望んだ男は戦争をきっかけに人格が変わり
>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.7

ゴミ捨てを忘れても銃撃戦は忘れられない。

最強ではないものの、軽快に敵を薙ぎ倒していくその様は見ていて痛快。

60年代のアメリカンポップスに乗せて、さすがジョンウィックの脚本家、非常にテンポ良くま
>>続きを読む

グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

3.8

ズッコケ三人組、いざ思春期へ。

ジェイコブトレンブレイ主演の下ネタ満開ドタバタコメディ。

小学6年生の仲良し3人の関係性がとても良い。
やることなすことバッドな"クソガキ"だが、本人たちはいたって
>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

3.6

サプラーイズ!

とはならず。

低予算のわりにかなりの興行収入をあげた本作。
たしかに見えない恐怖と戦う既存のプロットはそのままに現代風にアレンジされたもので設定は面白かった。

カメラアングルもち
>>続きを読む

インターンシップ(2013年製作の映画)

3.8

あなたにとって今日が一番若い日。
Today is the youngest day in the life.

まさにその言葉を体現したかのような、リストラされた中年セールスマンの物語。

職探しに
>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.7

全ては無益な戦争を防ぐため。

諜報機関を超えた秘密結社の誕生秘話。


キングスマン外伝と捉えれば楽しめた。
レイフファインズの渋さがたまらない。
彼の喜怒哀楽が止まらない。

ただ、戦争映画として
>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.9

彷徨う狼の遺伝子は悪魔と対峙する。

大上亡き後、三年。
日岡が作り上げた均衡状態が最恐の男、上林によって突如崩される。


敵味方問わず殺しまくる上林の怖さは日本映画史上類を見ない。





物語
>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

問:復讐が生み出すものとは、なーんだ?



答:復讐

解説:劇中終盤語られているとおり。
テーマやメッセージについては解釈をこちらに委ねられたものはなく、比較的わかりやすい答え合わせが多かった。
>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.6

真実とは何か。

松坂桃李・シムウンギョン主演の社会派サスペンスドラマ。

様々な情報、憶測が飛び交う現代における我々のメディアリテラシーを問われた気がした。

表面的な情報に飛び付かず、多角的に分析
>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.1

次元や固定観念を超えて、新たなヒーロー参集。

新しい映画だ。

コミック調の吹き出しや背景とのバランスがとても良く、これまでのアメコミ映画とは違った新鮮な作品。

新スパイダーマンであるマイルスのキ
>>続きを読む

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.5

モノクロの世界に、白黒付かない話題たち

なかなか癖のある作品

11組の会話のみからなるオムニバス

ぼーっと観ることができた。

そんな日もある。

アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.7

人々の希望として、再び。

アンドリュースパイダーマン2作目。

メインヴィランはエレクトロ。
なぜ打ち切りになってしまったのか悔やまれるほど続編が観たいシリーズ。

サムライミ版に比べ、作品全体とし
>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.5

少女から婦人へ

マーチ家4姉妹とその近親者による群像劇。

有名な魔法使いでもある長女メグは麗しく、次女ジョーは勝ち気で繊細な作家志望、玉の輿を狙うおませな画家志望の三女エミリーと物静かで病弱なピア
>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.6

amazing;驚くべき、素晴らしい

主演の2人は華々しく素晴らしい。

ピーターの父が初登場。
またスパイダーマンになる過程もサムライミ版と比べて少し変更されている。

またヒロインをMJからグウ
>>続きを読む

砂の器(1974年製作の映画)

3.7

難事件の結末ははたして宿命なのか。


今回は昭和の名作に触れる。

俳句好きのベテラン刑事今西と食べ盛りの若手刑事吉村により迷宮入り間近の難事件の県外捜査は続く。

前半部は捜査のため津々浦々、古き
>>続きを読む

スパイダーマン3(2007年製作の映画)

3.7

正しい道とは何か。

それが自分の信じる道を歩むことだとすれば、トビー・パーカーも(目も当てられない)寄り道をするも最終的にはその道を歩めたのではないだろうか。

とはいえ、本作の主人公は別の方。
>>続きを読む

パピヨン(2017年製作の映画)

3.8

沈黙の蝶舞う先に花畑はあるか。

パピヨン(蝶)と呼ばれたアンリ・シャリエールの自伝に基づく本作。
スティーヴ・マックィーンとダスティン・ホフマンによる1973年公開作のリメイク。

本家は未鑑賞だが
>>続きを読む

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.4

三つ子の魂百まで。

正確には十三つ子ではあるが、人を傷つけないことを信条に生涯盗み続けた男の話。

観る者の世代によって評価が分かれるのではないか。

三十つ子の私には本作を味わうには人生経験が足り
>>続きを読む

愛を読むひと(2008年製作の映画)

3.6

ひと夏の恋。秘密。贖罪。

ハンナとマイケルの恋愛を描いた前半部は序章に過ぎない。

後半から物語は陰鬱な雰囲気を纏ったものに変貌する。

「人は言う、社会を動かすものは“道徳”だと」
「それは違う。
>>続きを読む

スパイダーマン2(2004年製作の映画)

3.7

ヒーローの苦悩に焦点を当てた快作。

普段は冴えない学生だが、マスクを被れば子供たちの憧れ。

今作ではスパイダーマンとして生きるピーター・パーカーの人間味をより感じることができる。

それにしてもM
>>続きを読む

スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.8

数万年ぶりに再鑑賞したためもはや初鑑賞。

ウェブスイングはかっこいいし、あのキスシーンは印象的。

普段は控えめながらもマスクを被ると陽気に様変わり。

物語を通して成長し、大いなる責任を背負ったそ
>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

アメコミ最高傑作。

親愛なる隣人のおかげで映画を愛する人たちと劇場の少し遠のいた距離がグッと近づいたのではないだろうか。

私もその一人である。

ありがとう、スパイディ。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.9

青春まっしぐら。

最新作前に未鑑賞と気づき、急遽鑑賞。

演技派俳優のジェイクギレンホール御大がミステリオという素晴らしいキャスティング。

若さゆえとてもエキサイティングでその上クスッと笑えるユー
>>続きを読む

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

3.7

2022年。新年1作目はこちら。

時に背を向けたり、時の概念を忘れることは、この商売にとって大罪だ。

運送業者として日々時間に追われる男チャック。

彼女へ指輪を渡しプロポーズまでするのだが、その
>>続きを読む

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

目を背けたいほどの歴史がそこにある。

これは言葉に表せない。

作品としては救いがないわけではないが、当時の奴隷制度の犠牲となった人々にとっては救いなんてないだろう。

みんなそれぞれ人間なのだから
>>続きを読む

スター・トレック BEYOND(2016年製作の映画)

3.6

またしても惨劇再び。

はい。またやらかしました。
そう、配信期限間近での寝落ちです。

エンタープライズ号の崩壊、新たな仲間との出会い、カークやスポックたちの勇姿。

ラスト20分くらいまでは観れた
>>続きを読む

スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013年製作の映画)

3.7

前作を公開ぶりに再鑑賞した上で臨んだ本作。

各キャラの掘り下げも絶妙で面白い。
また、カークとスポックやらクルーたちとの関係性が良い。

敵役のカーンがかっこいい。

次作も楽しみ。

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.6

連続殺人鬼も誰かの隣人だ

予想通りに進むと思いきや、予想を裏切る結末。

先入観に捉われすぎも良くないが、直感を信じることも大事かなと。

最近の子どもはトーストに合わせて牛乳を飲むのだろうか。

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.8

虚栄と盲信の先に何が待つのか。


時は中世ヨーロッパ。

原告:ジャン・カルージュ(マット・デイモン)
被告:ジャック・ル・グリ(アダム・ドライバー)

焦点となるのはマルグリッド(ジョディ・カマー
>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.9

怖いもの見たさ。

これに勝る作品は無いだろう。

暴行、傷害、窃盗、強盗、強姦、殺人、器物損壊、薬物所持使用…極悪非道の限りを尽くす高校生アレックス。

胸糞悪さにガリバーがおかしくなりそうで途中で
>>続きを読む

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.8

美しき女スパイの過去に迫る
本格派スパイアクション。

例えるならボーンシリーズのような。
そこにナターシャの家族との話も。

MCUを知らない、詳しくない方にも楽しむことができる作品。

とはいえM
>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.3

戦火に負けぬ、少年の恋心。

舞台は第二次世界大戦下のドイツ。
空想好きの心優しき少年ジョジョを通してコミカルなタッチでシリアスなテーマを包み込んだ秀作。

ジョジョやその友人がかわいい。
台詞は少な
>>続きを読む

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

3.9

来世でまた会おう。

デニーロ主演のアクションコメディ。
バディを組むチャールズ・グローディンとの掛け合い、脇を固める個性的なキャラたちも最高。

基本ドタバタロードムービーではあるが、時折感動シーン
>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.0

香港×MCUの新しい作品。

MCUのスケールはそのままに、アジアのカンフー武術や建造物、衣装などの文化が見事に配合。

新鮮でとても楽しめた。

そしてなんと言ってもトニー・レオンがかっこいい。

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.7

人間の二面性を2部構成で描く。

戦争賛美でも反戦でもない。

ベトナム戦争時を舞台に日常と非日常を描いた。

微笑みデブレナードの表情が忘れられない。
狂気に満ちた作品。

サー!イェッサー!
サー
>>続きを読む