aさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.7

かなりイカつい設定の映画。
ブラックコメディだからといいつつも、カニバリズムを助長してしまうようにも見えるので非難されてもおかしくはない。

何がテーマなのか分からなかったですが、自分の信条やルールに
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今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

3.8

テーマに沿って、映像含め淡く儚く描かれていました。

頭での記憶、体での記憶を対照的なものとして配置し、後者を通じて様々な場面で希望を与えていました。
逆に言えば、手書きではないデジタルのノートに変換
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.8

スピード感あふれるサスペンス。
デジタルデバイスを考慮した映像展開もそうだし、細かな伏線も含まれていて、脚本から映像から、作品としてこれを構築した人達は相当綿密に熟考したのだろうと思います。
すごく尊
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.8

乳児売買というワードでは想像もつかないけれど愛に満ちた映画でした。

子供を捨てるに至った背景を考えると「捨てられたのではなく、守られた」というセリフが1番ハマった表現だなと感じました。

チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.6

皮肉レベル高すぎて好き。
映像も美しく、安心して楽しめるコメディ。

カランコエの花(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

40分という限られた時間とは思えないくらい演出、ストーリー含めて厚みがあり、素晴らしかったです。

伏線というほどではないけれど、ストーリーの中で必要な要素は確りと種は蒔いていて、すべてのシーンにきち
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.6

タイムループのSFものだが、構造は難しいものではなく中身に集中できる。
最後どのように理解すれば辻褄が合うのかちょっと考えてしまうが、ギリ飲み込める範疇。

アキラとあきら(2022年製作の映画)

4.0

幼少期からの一貫した価値観、社会人での挫折と再起も組み込んだ上で、本作最大の課題への挑戦も描ききっている。
2時間と限られた枠の中で厚みを持たせつつ纏め切ったのが素晴らしい。

ストーリーとしても見応
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ハートフルで自分も真っ直ぐ頑張ろうと思わせてくれる温かい作品。

両親の別居やヒヨと彼女の仲違い、モモちゃんとの別れなど、暗い陰の部分を無いことにはしないけれど、そこをフォーカスしないもののきちんと伝
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

3.7

強制的に変化を与えられる卒業というイベントに直面し、それを刺激として変化を迎える高校生を描いた作品。

4つのエピソードを一つの時間軸に纏めて描いていますが、それぞれのキャラクターがフォーカスされる時
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アクションは良いが、ストーリーが少し微妙かもしれない。

ダイナーで銃使っちゃうのはありなのかね。みんな使わないってルールなのに、彼女たちはそんな簡単に破って良いのかとは思ってしまう。

ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.6

スペシャルドラマという感じの楽しくてほっこりできる作品です。

バカリズム脚本、大九監督というのを観終わってから知って驚きました。
期待しすぎてしまうので、ある意味知らずに観れて運が良かったです。

ホノカアボーイ(2008年製作の映画)

3.8

ストーリーとして、うん。と思うところはあるものの、景色、ご飯、人との繋がり、疲れている心を癒してくれる要素はしっかり揃っています。

肩の力が抜け、呼吸が軽くなるような、そんな優しい映画です。

流浪の月(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

居場所のない、孤独な2人の生きることの苦しさ。2人でいれば孤独ではないが、違う苦しさが待っている、それでも2人は流浪しながら共に歩む。
そんな様々な苦しさが痛いほど表現されていました。

状況証拠だけ
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.6

会長とは、直接、手話やボードといった意思疎通のためのツールを使用しないが故に、河原での帽子のやり取りでコミュケーションがしっかり取れているシーンがより際立ち、2人の関係性がよく描かれていた。

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.7

生と死の間、遺骨を一つのテーマに描いていることもあり、いつもの荻上監督作品の雰囲気に加えて、怖さや危うさ含まれていました。

ハイツムコリッタに住む人々の生活実態を捉えると、川っぺりで過ごすホームレス
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

一度染まったら元には戻らないことを主軸に、それぞれの登場事物の心情が掴みやすく、おもしろかったです。

悪を悪で成敗した形で、後味が良いものではありませんでしたが、シャイロックの子どもたちという意味で
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SPY/スパイ(2015年製作の映画)

3.6

思ってたよりもちゃんとスパイしていた。
太っちょのスパイという設定だけで十分コメディなので、ちゃんとスパイしてた方が逆におもしろい。

ジェイソンステイサムがポンコツなスパイ役ってのがおもしろい。

犯罪都市(2017年製作の映画)

3.7

目を背けたくなるほどのシーンも多いですが、銃無しでも、ここまで迫力のあるバイオレンスアクションを描けるのが素晴らしい。

むしろ銃が無いからこそ、ここまで緊迫感のあるアクションを作れるのかもしれません
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銀平町シネマブルース(2022年製作の映画)

3.6

何か大きく話が進むような物語では無いですが、心が落ち着いて温まる良い映画でした。

人生のリスタートという意味では、小出恵介さんが演じるにピッタリの作品であり、哀愁漂う映画監督にがっちりハマっていまし
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.8

心温まる優しい映画でした。

夢や好きなものを表現する恥ずかしさ、人を羨む気持ち、頑張ってチャレンジしてみても土壇場で怖気付いてしまう感覚、うららが持つ悩みは多くの人が感じたことのあるものかと思います
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

相変わらず、殺し屋なのに、身近で普通の悩みを持っている不思議な作品で、愛くるしいものでした。

やり取りがコミカルでおもしろいので、会話劇が好きな人や今泉監督作品が好きな人は、きっと好きだろうと思いま
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.7

今までのキングスマンとは打って変わって、かなりシリアスな緊迫感のあるシーンが続きます。

サラエボ事件から第一次世界大戦付近の史実をベースに物語を構築しており、現実と虚構の混ざった、おもしろい展開でし
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ひらいて(2021年製作の映画)

3.7

打算的な愛を演じるのも大変かと思いますが、その上、心と相反する動きをするというさらなる難しい役を演じきっていました。
たとえくんと美雪を演じた2人も同様に。

そして、そういった言葉や行動と相反する心
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

3.7

虚栄心、嫉妬心、利己的、プライド、見下す姿...。

大小は別として、多くの人が持ってる嫌な部分をこれでもかと見せつけられ、かなり苦しい映画でした。

その場しのぎで、自分の弱いところから目を背け続け
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

うみべの女の子、は磯部が持つ小春への不器用な想いを乗せるためのツールなような気がしました。

当初は、小春の嫉妬心を焚き付けるものとしての役割がありましたが、最後は小春に期待をさせず、サッと前から消え
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ほとぼりメルトサウンズ(2021年製作の映画)

3.6

心が落ち着く映画でした。
あまり"音"について考えたことがなかったですが、音の主が存在する証であり、イベント・経験の証なんだなと思いました。

妹が聞くはずであった一生分の音を捧げて、彼女が擬似経験を
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

4.0

静かで熱い凛とした映画でした。

ちはやふるでは、敵との戦いとそれらを通した成長を描いていましたが、今作は内なる自分との戦いがベースに成長を描いています。
これらを音楽や映像を通して、爽やか、かつ情熱
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

子供目線から描いたナチスドイツ。
純粋無垢であるが故の陶酔とそこからの脱却。

葛藤は描かれながらも、本線のナチスからずれているわけではないけど、なんかちょっとエッセンスが薄い状態での成長なような気が
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

前作に続き、アクションと音楽とユーモアが交わりテンポが良い。
なぜか下品なシーンも上品に感じてしまいます。

もう少しステイツマン側のメンバーを立たせてあげても良いなというところと、結構潔くキングスマ
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窓辺にて(2022年製作の映画)

4.1

毎回同じコメントを書いている気がしますが、今泉作品は空気感、温度感がとても心地よくて優しく心を満たしてくれます。そして会話がコミカルで飽きない。

中身としては、やはり今泉さんは優しいなという感覚です
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

風景、音、人と人のつながり、ノスタルジー溢れる状態を作り出した上でのストーリーとなっていたため、没入感があり、とても感傷的な気分になりました。
感情をしっかりと誘導してもらえていた感覚。

どこか大人
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.6

ムーンライズキングダムがあまりハマらなかったので、観るのに自信がなかったのですが、こちらはおもしろく感じました。

コミカルで観やすい部分もありつつ、何よりパステルカラーで模型みたいな映像の可愛さが印
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

3.7

観よう観ようと後回しにしていましたが、やっと観ました。
名作なだけあってテンポよくハートフルでおもしろい。
ザ・金曜ロードショー向きの映画。

ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

3.6

展開としては予想通りのものではあるけれど、その中でもしっかりと面白い。良作。