toshimoviesさんの映画レビュー・感想・評価 - 77ページ目

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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

5.0

異国のような大阪の街が友情と惜別を優しく包むサスペンス映画の名作。道頓堀、十三、京橋、三宮、中央卸売市場、新日鉄堺の今を巡るブラックレインツアーっていいかも。遺作となった優作と健さんの圧倒的存在感。佐>>続きを読む

ジャガーノート(1974年製作の映画)

4.0

豪華客船ブリタニック号に7つのドラム缶爆弾が仕掛けられた。脱出不可能な暴風雨のなかで1200人の命が揺れる。爆弾処理シーンのお約束「赤か青か」の元ネタはこの映画。「ファロンはチャンピオン」

ラスト・ショット(2004年製作の映画)

3.0

劇場未公開作品。FBIがギャングのおとり捜査のため映画制作という嘘のような実話を基にしたコメディ作品。映画は情熱で作るもの。誰もがその魅力にとりつかれる。

エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

4.0

豪華アクションスターが奇跡の結集、これぞオールスタームービー。自ら「消耗品」と名乗る傭兵部隊に、南米の島ヴィレーナの軍事独裁政権の壊滅指令が。CGたっぷりのゆるいアクション映画はもういらない。見事な肉>>続きを読む

告発のとき(2007年製作の映画)

3.5

イラク戦争から帰還して間もなく、謎の失踪を遂げた息子を探す父親を描く、実話を基にした社会派ドラマ。上下逆に掲揚される星条旗は国家の非常事態を表す。ラストのそのメッセージが重くて深い。「ドク」というニッ>>続きを読む

ストロベリーナイト(2013年製作の映画)

4.0

テレビドラマシリーズの映画版。原作は誉田哲也「インビジブルレイン」。タフな女警部補・姫川玲子に待ち受ける最大の試練。禁断の恋に落ちる姫川、切ない菊田、日下の器、ガンテツの火消し、和田の覚悟。ラストの晴>>続きを読む

バッテリー(2006年製作の映画)

5.0

天才野球少年の孤独と成長する姿を瑞々しく捉えた青春映画の秀作。原作はあさのあつこのベストセラー小説。野球を愛する人には分かる「絆」の描き方が最高。見終わった後、誰かとキャッチボールをしたくなる。ユニフ>>続きを読む

エネミー・ライン(2001年製作の映画)

4.0

90年代の民族紛争で泥沼の戦地化したボスニアが舞台。偶然に虐殺現場を目撃した米海軍パイロットの孤独な脱出劇。執拗に追跡するジャージ姿のセルビア軍人が憎らしくていい味。

スリーデイズ(2010年製作の映画)

5.0

フランス映画「すべて彼女のために」をハリウッド・リメイクした秀作サスペンス。
私は妻を信じて法を破ってまで救うことができるのか。私は孤独を与えられた母を赦すことはできるのか。私は罪を犯そうとする息子を
>>続きを読む

サスペリア(1977年製作の映画)

3.5

「決してひとりでは見ないでください」は、映画史に残る名コピー。子供の頃、この言葉だけで恐怖に震えた。極彩色と音楽が悪魔の館を恐怖に彩る演出の巧さ。嵐の夜と針金地獄と天井から虫。

バッド・ルーテナント(2009年製作の映画)

4.0

悪徳警部補(ルーテナント)の「素晴らしき哉、人生」。悪事に悪事を重ね、堕ちるとこまで堕ちて、それでもまるくおさまるのが人生の奇蹟。水族館で二人が座り込むラストシーンは、情は人のためならずってこと。救っ>>続きを読む

ヘザース ベロニカの熱い日(1989年製作の映画)

2.5

お嬢様グループ「ヘザース」に苛められるベロニカの復讐劇を描く青春ブラックコメディ。一見、明るく悩みのない学園生活の裏にある、陰湿でどす黒い時代が変わっても存在する屈折した何か。J・Dはベロニカの分身だ>>続きを読む

死んでもいいの 百年恋して(2012年製作の映画)

3.0

ラブ&エロスシネマコレクションの一作。夫を失って28歳の時から30年経っても歳をとらない女。森下くるみ&範田紗々の親子役という夢の共演と、下條アトムの存在感光る。世の中何が起こるかわからない。

レインディア・ゲーム(2000年製作の映画)

3.5

ジョン・フランケンハイマー監督遺作のクライムサスペンス。運命の女との出逢いから二転三転、予測不可能なラスト。故郷のクリスマスプレゼントは札束。サンタの遺体。ゼリーにゴキブリ。

ザ・ターゲット 陰謀のスプレマシー(2012年製作の映画)

3.0

ある朝、勤務していた会社が突然消えた。同僚にも命を狙われる。巨大組織と闘う背中に傷痕がある元CIAスパイ。ベルギー・ブリュッセルの街並みが荘厳で美しい。知的で薄幸そうなオルガ・キュリレンコ。

デルタ・フォース(1985年製作の映画)

3.5

ハイジャック人質救出の為アメリカ軍特殊部隊が出動。ラストシーンで、救出され歓喜する人質と家族、一方仲間を失った隊員との表情の違いが印象的。国家を守る国民を守る任務の非情さを知る。テーマソングは一度聴い>>続きを読む

モニカ・ベルッチの 恋愛マニュアル(2007年製作の映画)

3.0

劇場未公開作品。「イタリア的恋愛マニュアル」の第二章。あるラジオ番組を接点に4組の恋愛模様を描く。第1話で美貌の理学療法士に扮するモニカ・ベルッチ。相変わらず美しくて私も心のリハビリになりました。

ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)

4.0

記憶を失った元CIA工作員に再び脅威が訪れるシリーズ第2弾。人間兵器ぶりは健在、モスクワでカーチェイスは珍しい。愛する女性を喪った男は、愛する家族を喪った女性に謝罪する。

グロリア(1980年製作の映画)

5.0

不思議な因果で結ばれた中年女と少年の逃亡劇を描く傑作ハードボイルド。タフでクールでかっこよくて優しいグロリアの描写が秀逸。ラストの墓地での再会シーンは奥が深い。このシーンの二人の存在をどう捉えるかで、>>続きを読む

クリスティーン(1983年製作の映画)

4.0

呪われた58年型赤のプリマスが意思を持って人間を襲う、スティーヴン・キング原作のホラー。妖艶ささえ漂うクリスティーンは、本当に赤いドレスを着たセクシーな女性のよう。自ら再生するシーンはトリハダもの>>続きを読む

ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

4.0

近未来、巨大刑務所化したマンハッタンに大統領専用機が墜落。24時間以内の大統領救出に挑む犯罪の帝王スネーク。カルトムービーの傑作。世界観が見事。これがカーペンターワールドだ。「スネークと呼べ」

ブラドック/地獄のヒーロー3(1988年製作の映画)

3.5

ブラドックは実はベトナムで結婚していた。妻子奪還のため再びベトナムへ向かうブラドック。親子愛がテーマ。「勝手なマネはしない。思い知らせてやる」

地獄のヒーロー2(1985年製作の映画)

3.5

捕虜だったブラドックの地獄からの脱出を描く前作の前日譚的作品。劇場未公開なのが勿体ない。耐えに耐えて、仲間を目の前で殺され、遂に怒りを爆発させる姿が、高倉健さんの任侠映画に通じる。「お前の負けだ」

ディレクターズ・カット JFK/特別編集版(1991年製作の映画)

3.5

1963年11月22日テキサス州ダラスでジョン・F・ケネディ大統領暗殺。公式発表であるオズワルド単独犯説に反して、ニューオリンズの地方検事ジム・ギャリンソンが唱える共同謀議説に基づく社会派ドラマ。これ>>続きを読む

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

4.0

1993年に部族間対立が泥沼化したソマリアにアメリカが軍事介入。壮絶な市街地戦、戦士たちの友情と勇気に震え、そして戦うことの大義を考えさせられる。「RPG!」「ブラックホークダウン!ブラックホークダウ>>続きを読む

復讐捜査線(2010年製作の映画)

3.5

愛する娘の命を奪った巨大な陰謀に挑む孤高の刑事の絶望と魂の救済。原題は「EDGE of DARKNESS」だが、邦題が作品のクオリティを落としている。髭剃りの回想シーンとラストシーンの連れ添う姿が印象>>続きを読む

ソルジャーズ・アイランド(2011年製作の映画)

3.5

大富豪たちの「エクスペンダブルズ」。金持ちの道楽と自慢の為に戦争に参加するというアイデアがユニーク。正義感が目覚めるところをセリフで表さないのが、流石のベテラン俳優陣。「死神は必ず相手に償わせる」

ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

4.0

国家組織が作った人間殺人兵器は記憶喪失。大金と六つの名前のパスポートと拳銃。美人すぎないフランカ・ポテンデの存在感がいい。「ラン・ローラ・ラン」もそうだが、だんだんいとおしくなってくる。

動脈列島(1975年製作の映画)

3.5

東宝の本作品と東映の「新幹線大爆破」、当時の国鉄及び国家を脅迫するという同じテーマでも、両社のカラーが全面に出ていて、比較すると面白い。警察庁のエリート捜査官・田宮二郎vsエリートインターン医師・近藤>>続きを読む

ブラック・ウォーター(2007年製作の映画)

4.0

楽しいバカンスが一転してクロコダイルの恐怖に怯える。実話を完全映像化。なかなか姿を見せないワニが、静寂の自然の音と重なって、余計に恐怖感を煽る。「2匹のサルが木の上で私を食べてみろととワニをからかう。>>続きを読む

クリフハンガー(1993年製作の映画)

4.0

雪のロッキー山脈が舞台の武装強盗団と山岳救助隊の闘いを描いたアクション大作。雪山の壮大さとスタローンの肉体美がBGMとマッチ。悪人たちの仲間割れが尋常ではない。

今そこにある危機(1994年製作の映画)

4.0

ジャック・ライアンシリーズ第3弾。世界の警察アメリカ合衆国とコロンビアカルテルの深い闇。国家に見捨てられた兵士を救うため、単身現地に乗り込むジャックとクラークの男の魂が熱い。国益とは何かを考えさせられ>>続きを読む

パトリオット・ゲーム(1992年製作の映画)

3.5

ジャック・ライアンシリーズ第2弾。卑劣なテロリストから家族を守る男。私怨にかられるテロ野郎の思考が腹立たしい。テロリストのアジトを特殊部隊が急襲制圧するライブ赤外線モニターを、まるでゲームを見てるかの>>続きを読む

ワンダーランド(2003年製作の映画)

3.0

アメリカ全土を騒然とさせたワンダーランド殺人事件が題材。「ブギーナイツ」のモデルにもなった伝説のポルノスターであるジョン・ホームズのドラッグまみれで落ちぶれた末路。モノの大きさは幸せな人生に比例しない>>続きを読む

ユーロトリップ(2004年製作の映画)

5.0

ドイツのメル友に会いたい青年と悪友たちの爆笑バックパッカー・ロードムービー。劇場未公開作品。アメリカで彼女に振られ、ロンドンでマンUフーリガン、パリでロボット対決、ヌーディストビーチと変なおじさん、ア>>続きを読む

新幹線大爆破(1975年製作の映画)

5.0

邦画史に残る極上A級パニックサスペンス作品。列車の速度が80キロ以下になると爆発するという、ATC装置を逆手にとった知能犯罪。犯人像に影があり体制側の正義にも疑問を投げ掛ける70年代邦画らしい作り。東>>続きを読む