岡田准一見たさで、観賞。本作は演じる年齢の幅が広い難役(振れ幅70年?)だが、やっぱり巧い。どんな物語にも説得力を与えることができる、それが岡田准一の魅力。
そして、百田原作が好きというわけではない>>続きを読む
私は、ニュース映像で知った程度の知識しか持ちえなかったこの事件では、劇中のマスメディアの報道と同じく、「機長が起こした奇跡」としてしか捉えていなかった。
しかしこの映画では、当時、機長の判断が本当に>>続きを読む
アルトマンの『ザ・プレイヤー』では「ヒットする映画はハイ・コンセプトがなければならない」ということが語られる。ここで言う「ハイ・コンセプト」は「映画の魅力が観客に伝わりやすい一行で明快に語られること」>>続きを読む
前作は10年以上も前なのに、時の流れを感じさせない。きっとレンタルや、地上波、そして東京ディズニーシーのタートル・トークが時を埋めてくれたのだろう。
さて本編。タイトルの通り、今回はドリーの番なのだ>>続きを読む
すべてのスタッフ、キャストが各々の領分をまっとうし、ただただ観客の満足感を高めることだけに邁進した快作。
後で思い返しても、興奮と満足感しか残らない。これが観たかったんだ!これが観たかったんだ!
本作最大の見所は、見事な頭部メイクを施したジョニー・デップによる脅し演技。バイオレンス描写よりもとにかく「脅し演技」がむちゃくちゃ怖い。(特に「肉の味付け」のくだり。)この脅し方が主人公バルジャーのキ>>続きを読む
一作目はオスカー主要五部門に輝く、映画史に残る名作。二作目は巨匠の手による怪作。
そしてこの三作目は時系列では一番最初となるが、過去の世界観を壊さず、しっかり次の「羊たちの沈黙」に繋げて行くあたりは>>続きを読む
登場人物が物語の進行と共に歳をとるという点では『渡る世間は鬼ばかり』的とも言えるが、決定的に違うのは映画を完成させるまで一度も世の中に出していないこと。
本作と同じリチャード・リンクレイターの『ビフ>>続きを読む
綱渡りはプティ本人にとってはあくまで自分への挑戦なのに対し、周囲の人々は彼の無謀にも思える行動にただただ驚喜し、感動し、勇気まで得てしまうという構図が面白い。
二つの塔の在りし日の美しい姿もこの映画>>続きを読む
近年作品に恵まれているとは言い難いキアヌ・リーブス。スクリーンの外から聞こえてくる言動とか人柄にますます興味を惹かれるのだが、私は彼が大好きだ。
その彼が久々に選んだ題材はヴィジランテ。迷いなく見る>>続きを読む
楽しかった。MCUの世界を描きながら、アリ視点の物語なので、MARVELというよりも、ディズニー映画ぽい仕上がりで、夢がある。
惜しむらくはもう少しヒーロー、ヒロインに華があって欲しいのと、エドガー>>続きを読む
興奮冷めないうちに。もう最高!
アクションとユーモアの配合具合が絶妙。それでいて洗練されていて、サントラの選曲もニクい。配役はとにかく豪華で、コリン・ファースのスーツ萌えも抜かりない。
ストレート>>続きを読む
大満足のシリーズ最新作。観終わった瞬間に第1作目を復習したくなる感じが最高!シリーズにする必然性がある。
ジョン・ウィリアムズのメインテーマはテーマパークへ来た時の高揚感を醸成する。
それにしても>>続きを読む
1995年、『ユージュアル・サスペクツ』という衝撃作で、同作の脚本を手掛けたクリストファー・マッカリーはオスカー受賞。
1996年、トム・クルーズは往年のテレビシリーズ『スパイ大作戦』を映画化し、初>>続きを読む
前半かなり飛ばし、後半も相変わらず飛ばしているが、見ている側が疲れてしまう。
しかしこのシリーズの安定感は流石。手放しで見ていられる。この安定感の一翼を担っていたのがポールなんだよな、と思うと本当に>>続きを読む
往年のファンには待望の映像化。これまで語られなかった正史を語る時に、ランバ・ラルとハモンを軸に物語を進行させるというのは大変腑に落ちる。
最新の技術を駆使した映像なのに、バトルシーンでのシャアの速さ>>続きを読む
「やってくれたな」。上島竜兵さんじゃないけど、映画を観終わっての率直な感想。
映画を数多く観ることのデメリットは、映画の文法、映画のルール、映画のセオリーみたいなものがだいたいわかってしまうこと。>>続きを読む
ウェス・アンダーソン、タイトなスーツが似合う。ウェス・アンダーソン、インテリっぽい雰囲気。ウェス・アンダーソン、イギリス人ぽいけどアメリカ人。ウェス・アンダーソン、自作は旧知の役者で固める。ウェス・ア>>続きを読む
この作品は、脚本も、配役も、音楽も、撮影も映画をとりまくすべてがうまく行ってると思うが、決して無難にまとめられた映画じゃないし、万人に勧められる作品でもない。
この作品の魅力を言葉で伝えるのは難しい>>続きを読む
映画の醍醐味の一つは役者の演技を堪能すること。熟練の技術を持った名優はもちろん素晴らしいが、若い才能に出会った時は「この先、どうなっていくんだろう」という期待感でいっぱいになる。
主演のエディ・レッ>>続きを読む
イーストウッド作品だから、やっぱり鑑賞には覚悟が必要だった。手を握りしめての2時間強。
戦場の臨場感がハンパないが、もしドルビーアトモスで観ていたら、たぶん劇場から逃げ出したくなったかもしれない。>>続きを読む
油断してた。ここまで面白いとは。
戦時の諜報活動の重要性が大変よくわかるが、映画は「天才数学者が難攻不落のドイツの暗号を解読できるか否か」で終わらない。
007やジョン・ル・カレ作品が好きな人には>>続きを読む
「デンゼル・ワシントンに駄作なし」という俺ルールに、また新たな1ページが加わった。
少々粗いストーリーも、長い尺も、役に説得力を吹き込むデンゼルの力で緊張感は持続し、純粋に楽しめた。
過去デンゼル>>続きを読む
面白い!ティム・バートンはいつものファンタジーを封じ、狂言回しのジョニー・デップも出てこない。
薄幸な女が似合うエイミー・アダムス、味方だと頼もしいが、敵に回すと恐ろしいクリストフ・ヴァルツ。正に余>>続きを読む
"完成しなかった映画"のドキュメンタリー。映画ができなかったのに、それがそのままドキュメンタリーになってしまった。
その"完成しなかった映画"のタイトルは『DUNE』。
デビッド・リンチが84年に作>>続きを読む