misuzuさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ランサム 非公式作戦(2023年製作の映画)

3.7

ハ・ジョンウ×チュ・ジフンのバディがまた観られて嬉しい。
実話を元にしたフィクションということで、韓国映画らしいアクション多めのエンタメ作品になっており最後までハラハラできて楽しめた。

083 /
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

3.7

1作目だけでなくシリーズ全体へのリスペクトが感じられて良かった。
設定も物語もシンプルだけれど、フェデ・アルバレスの監督の演出がハマり最後まで手に汗握っておもしろく観られた。

082 / 2024年

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.7

ナミビアの元になったナミブという言葉には「何もない」という意味があるという。
延々と続く乾いた砂漠は今の生きづらい時代を表しているのか。
生々しいリアリティに溢れた映画だった。
未来を諦めながらも幸せ
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.0

ノーラン監督らしい時系列の入れ替えはあるものの、近年の作品ほど複雑ではなくストーリーもシンプルでわかりやすい。
それでもエンドロールの後にまた最初から観たくなるくらい物語に引き込まれた。

ポライト・ソサエティ(2023年製作の映画)

3.7

主人公のルーツからインド映画と思われがちだけれど、イギリスが舞台のイギリス映画。
アニメや王道少年漫画的な雰囲気があり、そんなところからエドガー・ライト監督の『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カ
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.7

アメリカン・ドリームに破れながら、まだ何物かになれることを諦めていないマイキー。
共感も好意も抱けないけれど、不思議と憎めない人物。
そんなマイキーが一目で恋に堕ちるストロベリーの小悪魔ぶりがとにかく
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ソウルの春(2023年製作の映画)

4.0

1979年に起きたチョン・ドゥグァンを中心とするハナ会による軍事クーデターを描いた作品。
韓国の民主化に至る道程を描いた映画はいくつか観ているけれど、自分の不勉強ゆえこの映画で新たに知ることも多かった
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モンキーマン(2024年製作の映画)

3.5

デヴ・パテルの監督デビュー作で、脚本と主演も務めている。
アクションは文句なくかっこいいけれど、思ったよりもエンタメ要素が少なくインドの社会問題や人間ドラマを描くことがメインの印象。
韓国ノワール的な
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罪と罰(1983年製作の映画)

3.7

ドフトエフスキーの同名小説を現代のフィンランドを舞台に翻案した作品。
アキ・カウリスマキ監督の長編デビュー作ということもあり、監督らしいユーモアは以降の作品と比べてかなり控えめ。
それでも最後はやはり
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フォールガイ(2024年製作の映画)

3.7

映画の主演俳優が失踪し彼のスタントマンがその謎に迫る。
前半はややテンポの悪さを感じたけれど、終盤の派手なアクションで巻き返した。
スタント出身のデヴィッド・リーチ監督作品だけあって映画撮影の裏側を垣
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ぼくの家族と祖国の戦争(2023年製作の映画)

4.0

終戦間際、多くのドイツ人難民が押し寄せたデンマークが舞台。
戦争によって生まれた差別と憎しみで大人だけでなく子供達も心を蝕まれ、観ていてつらくなる場面も多かった。
戦場が舞台の作品でも悲惨さを感じるけ
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

4.5

個人的には『ファースト・カウ』に続くケリー・ライカート監督の2作目。
ジャンルとしては西部劇でありロードムービーだけれど、少ないセリフの中、103分にぎっしりと人間と社会の有り様が詰まっているドラマ作
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夏の終わりに願うこと(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

7才の少女・ソルの目を通して描かれる家族の特別な1日。
病気療養中の父・トナの誕生日を祝うため、ソルは母とともにトナが暮らす祖父の家を訪れる。
祖父の家に向かう道中、母との会話の中で「パパが死にません
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ボレロ 永遠の旋律(2024年製作の映画)

3.5

作曲家・ラヴェルの半生と彼の代表曲であるボレロの誕生前後を描いた作品。
伝記映画としてはやや物足りなさを感じたし、過去の回想が唐突に挟まれるので時間軸がで混乱するところもあった。
それでもこの映画でラ
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

4.2

アキ・カウリスマキ監督の労働者3部作の2作目にあたる作品。
ハードボイルドな要素もありながら、監督らしいクスッと笑えるユーモアや不器用に生きる人達への優しい眼差しは健在。
何があっても揺るがないイルメ
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ツイスターズ(2024年製作の映画)

3.7

『ミナリ』のリー・アイザック・チョン監督がアクション作品!?と思ったけれど、中弛みもなく最初から最後まで全力で楽しめた。
ディザスター映画としてのおもしろさだけでなく、個性豊かな登場人物達の多様な人間
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劇場版モノノ怪 唐傘(2024年製作の映画)

3.7

唯一無二の映像と世界観を映画館の大画面で堪能できて満足。
ただテンポは良いものの物語は単調で思ったより刺さらなかった。
大奥を舞台とした女性達の解放が主題という前情報を得ていたけれど、登場する女性達が
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ゾンビ(2020年製作の映画)

3.7

わずか13分の濃密な人間ドラマ。
愛と憎しみと希望と絶望と、人間の持ちうる全ての感情が描かれている。
歪な形でひとつの子供時代を終わらせられた娘の姿が悲しかった。

デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

4.0

映画(ストーリーや盛り上がり)としては正直、あまりおもしろいとは言えなかった。
それでもショーン・レヴィ監督とライアン・レイノルズの20世紀FOXのMARVEL映画やキャラクター達への愛が感じられ、そ
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墓泥棒と失われた女神(2023年製作の映画)

4.0

長編デビュー作である『天空のからだ』を観た時にも思ったけれど、アリーチェ・ロルヴァケル監督はセリフではなく映像で語る作家である。
アーサーとベニアミーナの関係は婚約者であったということしか語られないけ
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天空のからだ(2011年製作の映画)

4.0

注目のアリーチェ・ロルヴァケル監督の長編デビュー作。
純粋な子供の目を通して描かれる欺瞞に満ちた大人の世界。
映像で表されているより内包しているテーマや読み取れるものはずっと多く、それを自分がどこまで
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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

3.7

アポロ11号の月面着陸の裏側を描いたコメディ。
ベタな物語だし中弛みは感じたものの、テンポの良い会話とコミカルさで楽しめた。
ストでハリウッド大作の公開が少ない今年、スター出演のこういう作品を映画館で
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大いなる不在(2023年製作の映画)

3.7

卓と陽二の親子ではなく、直美と陽二の夫婦の愛の物語に思えた。
その人をその人たらしめている記憶や誰かと共有している思い出が失われていく、その瞬間がつぶさに描かれている。
難解な部分もあり全てを理解でき
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ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ(2023年製作の映画)

4.0

ペドロ・アルモドバル監督のショートフィルム。
W主演のイーサン・ホーク&ペドロ・パスカルの演技で魅せる濃厚かつ濃密な30分。
もう少し余韻がほしかったと思うものの、衣装がSaint Laurentだっ
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密輸 1970(2023年製作の映画)

3.7

同じリュ・スンワン監督の『モガディシュ 脱出までの14日間』には及ばなかったものの、充分に期待通りのおもしろさだった。
特に後半は騙し騙され二転三転する物語に夢中になりあっという間。
海女達の見事なチ
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SALAAR/サラール(2023年製作の映画)

3.7

何も説明されないまま物語が展開していくので、前半は頭をフル回転させて観た。
インターバル後の後半は何も知らないヒロインに事情を説明してくれる人物が現れるので一息つけると思いきや、あまりの登場人物の多さ
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YOLO 百元の恋(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

安藤サクラさん主演の映画『百円の恋』の中国版リメイク。
タイトルのYOLOはYou Only Live Once(人生は一度きり)の頭文字。
リメイク版では独自のエピソードが追加され設定が異なる部分も
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フェラーリ(2023年製作の映画)

3.5

フェラーリ社の創始者であるエンツォ・フェラーリの半自伝映画。
妻のラウラとの愛憎、死と隣り合わせの自動車レースの過酷さと内容はかなり重め。
実話ベースなので仕方がないけれど、夫妻のエピソードはそこまで
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WALK UP(2022年製作の映画)

3.7

舞台は4階建ての洒落たアパート。
映画監督が住む階がひとつ上がるごとに女性達との関係も変わっていく。
リアルな会話劇でありながら、パラレルな設定で不思議な夢を見ているような気持ちになる作品。
セリフに
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ふたごのユーとミー 忘れられない夏(2023年製作の映画)

4.0

1999年のタイの地方都市・ナコーンパノムを舞台とした青春映画。
どこか懐かしさを覚える風景と瑞々しい物語に、観た後は心が温かくなった。
双子のユーとミーを1人で演じたティティヤー・ジラポーンシンの演
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クワイエット・プレイス:DAY 1(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

同名シリーズの前日譚。
DAY 1のタイトル通り始まりの日の物語という認識で観たけれど、エモーショナルな人間ドラマが描かれ予想外の感動作だった。
謎の生命体の襲撃により人生が狂ったエリックと、それ以前
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.0

残り物には福がある。
Holdoversというタイトルも相まって、映画を観た後に真っ先にその言葉が頭に浮かんだ。
これ以上ないほどの王道の人間ドラマだけれど、やはりこういう笑って泣ける作品が1番好き。
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.2

父親殺しの容疑で逮捕された18才の少年。
彼は本当に有罪なのか。
12人の陪審員達の白熱した議論が描かれる。 

おもしろい映画が観たいという人に勧めるのに、これ以上の作品はないのではないだろうか。
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オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター(2004年製作の映画)

4.0

ミュージカル映画の金字塔。
衣装もセットも豪華絢爛で、映画館の大スクリーンで観ることでさらに世界観に没入することができた。
言うまでもなく音楽も素晴らしく、あのテーマ曲を映画館の良音で聴けただけでも満
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

3.7

劇場公開時にタイミングが合わず観られなかった作品。
実際のエピソードからインスピレーションを得たようだが、大筋は創作のフィクションである。

収容所に送られたユダヤ人の青年・ジルが生き延びるためペルシ
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チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

4.0

あらゆる要素がごった煮ながら、ラストは予想の斜め上を行く胸熱スポ根ものに。
ジャンル分け不能の怪作なのに、それをスタイリッシュに撮ってしまうルカ・グァダニーノ監督の演出力とセンスに脱帽するしかない。
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