7子さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

7子

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真夏の夜のジャズ 4K(1959年製作の映画)

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楽器叩いてる人の身体の揺れと連動する身に纏っている衣装の規則的な揺れとか、歌う人の口や顔・表情の動きとか、観客の動き・踊りや眼差しとか、もうすべてがほんとうに「音楽」でしかなく、音楽の良さをこうやって>>続きを読む

アメリカの影(1959年製作の映画)

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トリオってなんでこんなにも見ていて心躍るんだろうか。兄弟妹、男3人組、女1人に男2人、アーティストとマネージャーとオーナー、、そのうちそれぞれにペアがあり、ひとりひとりが抱えるものがあり、、楽しい〜!>>続きを読む

こわれゆく女(1974年製作の映画)

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「こわれゆく女」というか、こわされるというか、周りが自分勝手に「こわれてる」認定してゆくというか、、、彼女自身は映画の中ではわりと一貫していたと思うんだけど(一貫してることがいいとは別に思わないが)。>>続きを読む

ポネット(1996年製作の映画)

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ポネットの泣き顔がドーンと撮られるたびにちょっとずつ引いちゃったな(「感動ポルノ」って言葉、ほんと強烈だよな〜、などと思いながら)。似通ったテーマの「僕はイエス様が嫌い」同様、何かだいじなことを受け取>>続きを読む

セロ彈きのゴーシュ(1982年製作の映画)

5.0

愛おしい〜大好き!
これにてユジク休館、さみしいな。

家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.5

想像力じゃ全然足りなくて、ほんとうにわたしは恵まれすぎていることに絶望するんですけど、そういう人間はどうしたらいいですか、という気持ちがいつもありますね

ケス(1969年製作の映画)

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「レディバード・レディバード」観たときも思ったけど、ケンローチ、わたしをムカつかせるのがめちゃくちゃ上手。当たり前だけどイライラの対象はケンローチではない、紛れもなくこの社会です。サッカーの先生にムカ>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

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韓国映画はいくら全体的に静かでも根底のパワフルさが尋常じゃなく、終わったあとめちゃくちゃいろんなこと考えちゃう(半泣きで)。理解したい、けど、わかったような気になりたくない

落穂拾い(2000年製作の映画)

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ヴァルダの映像を観ることは、映画鑑賞というより、インスタレーション(体験)+ヴァルダの視点・人間性の体感ってかんじがする。だからこんなにも愛おしい。針のない時計に感動しちゃった。ものをものそのものとし>>続きを読む

恋愛日記(1977年製作の映画)

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波に揺られる船、風に振り回される飛行機、「美しくバランスよく地球を測るコンパス(=女の脚)」を追いかける男・ベルトラン、、、ロメール 「クレールの膝」と同じく、十分に気色悪いけどここまで徹底してるとほ>>続きを読む

つぐみ(1990年製作の映画)

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わたしももっと生命力を大爆発させて生きたいな〜。原作大好きだけど、これはこれで。若干とち狂ったものを感じる小川美潮の主題歌はこの夏のテーマソングに決定!

その手に触れるまで(2019年製作の映画)

4.5

自分と異なる価値観を持った人との対話を諦めないこと・上手な対話のしかたを追求すること、価値観は当然変化するものだけど「変わる」ことと「変える」ことは全然違うということ、宗教だからとか思春期だからとかじ>>続きを読む

東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

4.0

3年ぶりに観たら、記憶の中でまあまあ美化しちゃってたなと反省。セクハラを見ると無条件に怒り狂ってしまうので(心が)。いくらでもいい感じになりそうなテーマなのに、全然ストレートじゃない態度がやっぱり私は>>続きを読む

7月の物語(2017年製作の映画)

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7月にも観たよって言いたいだけです

2019/6/20
どちらも短い話だけど、それぞれ最後に人物の背中を見つめて、その余韻が映画を抜け出て永遠に続いていて、とても心地いい。

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

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「ロマンのある」映画は好きだけど、「ロマンチックな」映画は全然好きじゃないってことがわかったぞ!

山の焚火(1985年製作の映画)

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豊かだ〜、あ〜豊かだよ〜、となる
豊かとは、満ち足りて不足のないさま、十分にあるさま。

土を掘り返す、しなやかな手さばき
虫眼鏡と双眼鏡と、鏡
山頂に真っ白な枕と布団
赤く火照った顔を冷ます、真っ白
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ソナチネ(1993年製作の映画)

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「死ぬのを怖がると、死にたくなっちゃう」の、最初の「死ぬ」の主語は自分?他人?

ヤクザ映画初めて観たけど引くほど向いてないな〜!真顔を見ると反射的にヘラッとしちゃうくらいの小心者なので!

フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

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誰もひとりじゃないというか、全員他人に興味関心ありまくるかんじが可笑しくてキュート!霧の中でダンス、雪の中にはクジャク、どちらもまぼろしなんかでは、ない!

美しき結婚(1981年製作の映画)

5.0

今年はロメール生誕100年だから初夏にレトロスペクティブやるんだろうな♪ってめちゃくちゃ楽しみにしてたんだけど、こういった状況で悲しいよ〜

ザ・シネマのサイトに載ってる、深田晃司のコラムのロメール的
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秋立ちぬ(1960年製作の映画)

4.5

最後まで一貫して不憫なのにきっと彼はこれからもちゃんと生きていくんだろうなと思えてしまうのは成瀬マジックか(知らんけど)。学生帽がいつの間にやらジャイアンツの野球帽に変わる、そのくらいの軽やかさでいい>>続きを読む

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

4.5

「la vie…c'est la vie.」に「人生…仕方ないわ」の訳がいい。なんでも自分の責任な彼女の人生だからこそ「VIVRE SA VIE」なんだろうな。

3年半ぶり2回目、前回はゴダールオー
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お早よう(1959年製作の映画)

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さすがに、ちょっとおふざけが過ぎますわよ、ウフフ

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

あんなにも傷つき傷つけないとわからないのか?と思うが、あんなにも傷つき傷つけないとわからなかったんだと思う。でも私たちはbeing aliveの真っ只中なわけでこの先の人生がわからない今、全身全霊かけ>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

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面白い/面白くない、好き/嫌い、良い/悪い、わかる/わからない、などといったあらゆる二項対立がクソどうでもいい気持ちになるくらい凹んだ。もうみんなで黙ろうよ

よく知りもしないくせに(2009年製作の映画)

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自己中って言葉は完全にブーメランで、相手に思ったと同時に自分も自己中な考え方してるって高校時代に友人と話したことがあった、前はそういう傲慢さに厭気がさしていたけど、今は人間そういうところもまるっと愛お>>続きを読む

嘘つき(1981年製作の映画)

4.5

振り切った軽率っぷりゆえのチャーミングさが本当に愛おしい。そしてやっぱりカウリスマキの拵える花が好き。ヌーヴェルヴァーグへのオマージュにしてカウリスマキの原点

若かりし頃のアキめちゃくちゃカッコいい
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ゲームの規則(1939年製作の映画)

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ルノワールは本当に映画のお手本ってかんじだよな〜

私も人生で一度は華麗な失神をキメたいよね、半回転ぐらいしながら倒れるやつ

アニエスによるヴァルダ(2019年製作の映画)

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浜辺に空、海、陸の三要素。ヴァルダにひらめき、創造、共有の三要素。この映画でヴァルダのことがもっともっと好きになった。全部映画館で観たいな、いつまでも観客であり続けるから。

ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

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ひたすら退屈な空気感の中でゆるやかにうつりゆく心の機微を発見する楽しさ

元気なときにめちゃくちゃ目をギラつかせてもう一回観たらバイブルになっちゃいそう

僕達急行 A列車で行こう(2011年製作の映画)

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「ライフスタイル」には微妙に私が目指してるものとは違うニュアンスが含まれてるな、、どうしたら彼らの日常・生活のような、私の日常・生活を実現できるのかそろそろ真剣に考えなくては

森田芳光の遺作、Y-D
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

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どっと疲れた、、こういう映画観て面白かったとは言いたくないし笑いたくないなって思っちゃうのが私自身のつまんないところだよね。でも人間性が描かれてないんだもん

間宮兄弟(2006年製作の映画)

4.9

「人生暇つぶし」なんて言うけど間宮兄弟には暇つぶしと思う暇すらない、多趣味は人生儲けものすぎる。しかも彼らがちゃんと働いてるのに勇気をもらえるよ〜なんなの〜あこがれの日常を私も実現させたいよ〜

評価
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8月の終わり、9月の初め(1998年製作の映画)

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ひとつひとつ出来事としては決して落ち着いたもんじゃないのに、振り返るとすごく穏やかな時間の中にいたみたいにすとんと受け入れられるのが魅力的(7割くらい音楽のおかげかもしれない)。思い出すと優しい風が吹>>続きを読む