myjstyleさんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

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映画化にあたって、変な小細工をせず、原作を尊重して作られているのがわかり好感が持てました。あきらの雰囲気が出ていたし(但し、コミックのようなサービスシーンが無くて残念)、大泉が抑えた演技をしているのも>>続きを読む

オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

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まずは、クリストリッチさんが、脚本・音楽・制作・監督・主演と62才にして、自らの才能を多方面に発揮して、作り上げたことに敬意を表します。若いカップルではなく、人生の屈折を経てきた中年カップルの逃避行に>>続きを読む

ダーティ・ダンシング(1987年製作の映画)

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ヒロインがジョニーやダンスを通して、少女から大人へと成長するドラマとして王道であり完成形ですね。「パパが最高の恋人だった」という少女が、お父さんに向かって「お父さんをがっかりさせてごめんなさい。でも、>>続きを読む

ワーテルロー(1969年製作の映画)

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膨大な歩兵や騎馬軍を展開させてワーテルローの戦いを再現している。ナポレオンはいくつもの誤った判断をしますが、全体としては攻勢ですね。対する英国のウェリントンは非常に理知的で貴族の誇り高い人物として描か>>続きを読む

処刑人II(2009年製作の映画)

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前作はとてもスタイリッシュな感じだったと思うんですが、結構、コミカルな場面が多めですね。でも、ガンファイトのスタイリッシュなところはきっちり踏襲されて満足できます。息のあった2人のアクションはお値打ち>>続きを読む

1900年(1976年製作の映画)

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同じ日に生まれたアルフレードとオルモを主人公に、3代もしくは4代に渡る地主と小作人との相克を通して1900年代のイタリア史を描く。堂々5時間16分の巨大作品。2つの大戦を挟んで、共産主義、ファシズム、>>続きを読む

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

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これも悪くない。デル・トロ好きだし。でも、テーマがパーソナルになっています。前作のテーマは、あまりに深く救いのない闇や毒を以てしか毒を制することができない現実です。ひりつくような空気とかを期待していた>>続きを読む

ラストタンゴ・イン・パリ(1972年製作の映画)

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男は妻が裏の顔を持ったまま自殺したことに打ちのめされます。若い女への愛のない刹那的な接し方は、妻の仕打ちに怒る代償行為のようです。男が若い女に愛情を持った時、女は冷めていて拒絶します。立場が逆転した時>>続きを読む

西遊記 女人国の戦い(2018年製作の映画)

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西遊記は好きなので、このシリーズ化は大歓迎です。女王は若い頃の斉藤由貴に似て、可愛いですね。リン・チーリンの使い方はもったいない。ストーリーは山場が2度あるようでグダグダしていました。また、中国映画特>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

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少なくともトム・クルーズがMIシリーズでこだわっているのはエンタテイメント性ですね。多くの人がこのシリーズに求めているのは何かということに真摯に向き合っているのがわかります。だから、シリーズを重ねても>>続きを読む

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

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生まれたばかりの子をさらって25年間、育てる偽の両親も切ない。彼が実の親元に戻り、外の世界で過ごせるのも、偽の両親が深い愛情を持って教育やしつけをしてきたからです。彼が幼い頃から見続けてきた「ブリグズ>>続きを読む

ファースト・タイム(2012年製作の映画)

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ボーイミーツガールのお話。初恋の初々しさがいいですね。ただ、デイブはジェーンが相手をしてくれないのを見て取ってオーブリーのところに行ったのが引っかかりました。もっとも、オーブリーはジェーンのことを諦め>>続きを読む

IN HER SKIN イン・ハー・スキン(2009年製作の映画)

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サイコなキャロライン役を演じたルース・ブラッドリーの役に入り込んだ演技が凄すぎ!この作品 彼女で持ってます。しかも、三十路になった彼女はとっても美人さん♪ それと、ヒロインですが、少女時代は妖精みたい>>続きを読む

アラサー女子の恋愛事情(2014年製作の映画)

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自分の生き方に確信が持てないアラサー女子がプロポーズを機に新たな人たちと出会い、新たな生き方を見つけるのだった。とまとめれば腑に落ちるはずなのに引っかかります。それはヒロインが嘘ばかりついているからで>>続きを読む

コロニア(2015年製作の映画)

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このハラハラは実話という触れ込みが加算されますね。権力によって闇に葬られるのはリアルな恐怖です。また、カルト宗教集団の恐ろしさも身近な出来事でした。まさか、ドイツ大使まで取り込まれているとは!最後まで>>続きを読む

シャンドライの恋(1998年製作の映画)

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ベルトリッチの傑出した芸術的センスが光る上質の作品であり、観てよかったと心から思います。セリフを極度に抑え、全編に流れるピアノが心の交流を表現しています。また、映像が美しい。特に、螺旋階段や1F のタ>>続きを読む

空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

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空海は、意味不明な微笑みを見せるだけで、カリスマ性がありません。高い知性や芸術性を感じるエピソードが必要です。また、何故この事件に首を突っ込んでいるでしょう?途中まで、物語がどっちに向かっているのか分>>続きを読む

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

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純日本風というより、むしろアジアンな感じは興行成績を意識したのでしょうか。監督の日本偏愛は嬉しい。三味線のサウンドや折り紙のアイデアが効果的かつ斬新で、日本人は思いつかなかった発想です。楽しく拝見しま>>続きを読む

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

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ひとりの将軍の狂気が人類を破滅させてしまいました。相互不信の冷戦時代と核の恐怖を風刺していますが、あまねく存在している軍が何より怖い。独善的な判断で暴走しだすと歯止めがきかないし、何より人間性を封じ込>>続きを読む

チャイルド44 森に消えた子供たち(2015年製作の映画)

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スターリン時代のソ連の恐怖政治が恐ろしくて2時間半もの間ずっと緊迫感に包まれてしまいました。「楽園に殺人事件は存在しない」ので、捜査しようものなら反逆者とみなされ、恐ろしい目にあいます。真犯人にたどり>>続きを読む

ダイアナの選択(2008年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

田舎町の緑は美しく、ハメを外して青春しているのも瑞々しい。でも、ボーと見てると訳わかんなくなる映画。銃乱射事件が衝撃ですが、ラストを見て、死ぬ間際の頭に浮かんだ人生を見てきたことが示されます。絵に描い>>続きを読む

パーフェクト・リベンジ(2015年製作の映画)

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多くの方が指摘されているように、カタギの主人公がなぜに警察に通報しない!というもどかしさが募りストレスが溜まります。たぶん、仕事にかまけて妻の死に目に会えなかったというトラウマのせいにしたいのでしょう>>続きを読む

ヒース・レジャーの恋のからさわぎ(1999年製作の映画)

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評判どおりの面白さ。みんな青春しています。ボーナスコンテンツを見ていると、アクターや監督、脚本もフレッシュなことがわかります。でも、ヒロインの印象的なテーブルダンスとか、しっかり見せ場を作っています。>>続きを読む

インビジブル 暗殺の旋律を弾く女(2018年製作の映画)

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ヒロインはドラマ「チューダーズ」の時から知っていて、ホームズのモリアーティ役でも見ています。相変わらず美人ですね。今回は盲目のピアニスト役なので、迫る危機に、か弱い感じがサスペンス感を盛り上げます。セ>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

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女王の孤独さを冷徹な目で描き、その真横でただ一つの側近の座を巡って2人の女性が争います。森や内装、衣裳など、リアルで絵画のような絵作りと3人の女優の演技合戦がたまりません。他の男優の存在が霞みます。ド>>続きを読む

Buy Me バイ・ミー(2018年製作の映画)

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ドバイの富裕層をゲットして、お酒、ドレス、車、旅行と超リッチな時間を過ごしたい!っていうロシア美女の野心の物語。刹那主義だなぁって思うけど、いいじゃないの幸せならば♪という生き方は若さ・美貌があればこ>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

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和の雰囲気はあるけど日本じゃない。そう思わせるのは太鼓や囃子、鮨のシーン、神社とか小道具の使い方が巧みなんですね。でも、これが日本とか日本人とか思われていいのでしょうか?「日本&日本人=不気味」ってい>>続きを読む

ハートビート(2016年製作の映画)

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パブでのダンス、パーティでのタンゴ、バレエのレッスンなどダンスシーンがキラキラして、若い魅力が詰まっています。ダンスと弦楽演奏のコンテストで多額の賞金と奨学金を出すとか、アメリカは多様な価値観を認めて>>続きを読む

愛欲の輪舞曲(2016年製作の映画)

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ヒロインのドレス姿が美しい。素肌に無造作に着ているだけなのに決まっている。とてもセクシーだけど、いやらしくならない。これが着こなすということのお手本ですね。一方、物語はダメダメでした。真の姿、隠された>>続きを読む

近松物語(1954年製作の映画)

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文楽で近松の「大経師昔暦」を観て、元ネタである西鶴作「好色五人女」を読んでから、本作を鑑賞しました。西鶴⇒近松⇒溝口の順で、ドラマの緊密性、人間の描写が深化しています。溝口作品では完全にリアルな人間群>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

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アメリカ南部。黒人、メキシカン、ホモへの警官の差別意識が強烈。血の気が多い人間も多く、そんな社会だからヒロインもタフで強烈。レイプされ焼き殺された娘の捜査が進まないと告発の看板を立てたことからドラマは>>続きを読む

アンストッパブル(2010年製作の映画)

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怠惰でいい加減な運転士の過失からみるみる非常事態へと悪化。それからは、見せ場満載で、手に汗握りっぱなしです。本当によくできたパニック映画♪ 現場を知らずコストや株価しか考えない上層部にも苛立ちますし、>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

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出し惜しみをしないアクションに次ぐアクション。大味だけど、そうでないとバランスが悪くなるんだろうね。海の中のバトルという見たことのない映像が見れて満足です。続編をほのめかしていましたが、海賊のせがれの>>続きを読む

きみがくれた物語(2016年製作の映画)

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美しい水辺の景色や月や星が誘い込んだような恋の世界でした。二股された二人がいい人で、また、ヒロインが素直に魅力的と言えないところが辛口評価になるのでしょうか。でも、素敵なキセキにほっこりしました。

JOY(2015年製作の映画)

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自己資本が乏しくて起業する苦労話が満載です。出資者には大きく分け前を求められるし、身内は口を出す。TVショッピングで10万の売り上げて、大成功!と思いきや、まさかの身内の失態と下請けの裏切り。彼女がし>>続きを読む

はじまりのボーイミーツガール(2016年製作の映画)

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2人は12歳。お嬢さまのマリーとナイトのようなヴィクトールの恋の物語はピュアで甘酸っぱい。先の不安はあっても、今を悔いなく生きようというメッセージがストレートに発せられます。ラストでチェロを弾くマリー>>続きを読む