しまちゃんこさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

パーマネント野ばら(2010年製作の映画)

4.2

大好きなカシマと過ごすシーンがどれも素敵で、それが後引く切なさをより強調させていた。霧がかった雰囲気と街の包容力と孤独感。とても好きな映画でした。
出演者の全員が素晴らしい演技をしていたな…

天才スピヴェット(2013年製作の映画)

3.7

タイトルにもある“天才”の部分に注目してしまうけど、これはあくまでも10歳の少年のナイーブな精神面とか家族の愛を迫るテーマを感じた。
「水滴がすばらしいのは最も抵抗の少ない経路をたどること。人間はまっ
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.5

思春期中学生の陽陰ざっくり分けられた学校、猫背とニキビ、性への目覚め、お父さんへのぶつかり、どれもこれもヒリヒリして仕方なかった。空回りするしうまくいかないしダサいけどケイラはずっといい子だったな>>続きを読む

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

4.0

誰も自分を知らないところに行きたいと思うこと、あるなぁと思った。
鈴子が大事なことに気づくきっかけが男でも親でもなく弟なのがすごくいいなと思った。弟が誰も見ていないか確認してお姉ちゃんと手をつなぐシー
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.6

涙あり笑いありのあの頃のクッサい友情絆を思い出させてくれる映画
都合の悪いことは難しく考えないのとか片付けきれてない問題があるのとか学生時代の女子グループって感じでいいっすね〜
このキャラたちの将来が
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ピースオブケイク(2015年製作の映画)

3.3

ラブラブな2人の掛け合いがちょっとキツかったな…あと、女の子の感情的になってしまうのと若干のメンヘラ具合は恋愛邦画はありがちだよねと思って冷めてしまった。
しかし正直、共感性も要所要所にある。「ああ、
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

3.8

決して軽くはないテーマを90分という短い時間の中で完璧に落とし込まれていて脚本のレベルの高さにビビる。
口調やテイストは子供向けとも思われるけど、興ざめするようなシーンが無いのがすごいなと思った。

バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

4.0

当時生まれてないのになんかめっちゃ懐かしい感じがしてクセになった。なんだこの不思議な魅力…
ストーリーとしては大きな盛り上がりがあったり珍しいものがあるわけでもなく、シンプルでよくある人と人との蟠りと
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ニキータ(1990年製作の映画)

3.6

ニキータの成長が見られる中で、人を思う気持ちの純の部分の描き方が究極のファンタジーとも言えるほどのもの。
素晴らしいシーンはいくつもあるが、なんとなくハマりきらんかったなー

パターソン(2016年製作の映画)

4.2

淡々と過ぎてゆくなんてことのない日常を切り取っていて、小さな幸せと小さな不幸せがある。どのキャラも愛おしくて、ずっと心地よかった。
変わらないようで確実に何かしらが変わる一週間の過ごし方を見てると、パ
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キック・アス(2010年製作の映画)

4.2

バズーカで一撃するの見て、映画の題名がヒットガールじゃなくてキックアスなんだね〜となった。
程よいチープ感のあるヒーローモノって感じでとても見やすくて良いし、残虐シーンもグロくないのが合ってる。
子役
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トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)

3.8

おもちゃの物語なのに人間ドラマじゃん…ってなるくらいメッセージが強い。めちゃくちゃやらかすけどおもちゃ目線やからそれもまた楽しい。
エンドロールのNGシーン集みたいなのがすごい大好きです…!

トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

3.9

めちゃくちゃ単純な設定なのにそれぞれのキャラが立っててちゃんと面白いなー!ピザプラネット行きてぇ!
久々に見たのでシドってこんなにヤバい奴やっけ?となった

悪魔を見た(2010年製作の映画)

3.0

映画としてのレベルは高いとしてもここまで残虐かつ胸糞な映画は好きになれないなぁ…
あの終わり方について言いたいことは色々あるけど地味に1番腹立ったのは序盤で警察たちが生首を箱から落としてしまうあたり。
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.3

おもしろかった!
中盤で主人公が覚醒して以降はゾンビ映画ばりに残虐なシーンが続くけど、これがもうひたすらに無双すぎて清々しいまである。
前半の普通の女の子として描かれているシーンでは伏線が静かに息づい
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ジュディット・ホテル(2018年製作の映画)

3.9

気になってた短編作品をyoutubeにて鑑賞! 不眠症の主人公、赤いメイド、インクを貪り食う青い男。キャラ設定や色彩が脳裏に焼きつく。
永遠の眠りを求めていても、いざ死を意識したときは真っ先に生を欲し
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

3.6

こういうオフビートなコメディ映画はとても新鮮!すごい変な話やったけど先の読めなさとか音楽の使い方も良くてなんか好きでした。サイドミラー蹴り飛ばすシーンがめちゃくちゃ好き。
これの次に作った作品「殺人の
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.8

やるせなくも現実的でした。
なんとなく続かない恋とわかってきたあたりの空気が苦しかったなぁ。
鑑賞後に色々考察読む中で「ジョゼが金魚のようだ」というのを受けて自分なりに腑に落ちた感じがした。
ジョゼの
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.0

鑑賞後の 楽しかった〜!感が異常。
結局あの現象は何かの暗示?とかそのへんの考察やメッセージ性を考え出したら正直難しいけど、「子供時代」「夏休み」「不思議な現象」の三拍子が整っている時点でこの映画はず
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

3.9

ポスターの爽やかさからは想像もできない内容だった…けどとても良い作品だったことは確か。
目を背けたくなるような辛いシーンもあるけど、どんな形であれ親子愛は一生のものっていうメッセージ性がそこにはあった
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オアシス(2002年製作の映画)

3.9

究極の恋愛映画だった。
世界に2人だけだったらいいのに。
健常者からの視点だと変わってると捉えられる主人公だけど、だからこそ2人は出会ったんだなと思った。
妄想のシーン、木を切るシーン、たまらなかった
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.7

サイコパスホラーの殺人狂だけれども、どこか滑稽なシーンもあったり。哲学的で私には難しいという感じでもあった。
マットディロン、良い。

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

成長しきってからの楽しさや友情があるにしても、12歳の時の感覚ほどトキメキに満ちたものはないことが少し悲しくもある。この映画はそれを思い出させてくれる名作でした。心に残るシーンが沢山あったなぁ

花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

4.3

会話劇、動き、学校のノリ、景色や服とか、妙にリアルで媚びが無いのがとてもハマった。ストーリーも壮大すぎなくおもろい。
なんと言っても空の描き方が綺麗すぎる…。ロトスコープも個人的にはとても好きです!偽
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.9

孤独と孤独じゃないの隣り合わせ、“すべて”があるようでない、東京の描き方が意味合い的にも視覚的にもとても良かった。
この大都会における自分のどうにもならない感じ、何故か共感性を持てたなぁ。

Love Letter(1995年製作の映画)

3.8

淡く、綺麗だった。悪役が1人もいない。心がじわじわ暖かくなりました。やっぱり私は“もう戻れないあの頃”みたいなものにとことん弱いから泣いちゃった。
図書室のシーン、雪の中のシーン、心に残るシーンが沢山
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.7

夢、現実、トラウマ、記憶、、、、めちゃくちゃややこしくて正直頭混乱した!表裏一体不思議な映画だった…原作読もかな
絵のタッチが死ぬほど好みです。
パーフェクトブルーも絶対に見よう。

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.9

まさに地獄の始まりという感じ。ずっとソワソワドキドキさせられて面白かった。
韓国映画特有のジメジメとした感じ、見ている側にもとても伝わってくる。國村さんこわすぎてテンション上がった。
(祈祷シーンで寝
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.0

見終わった時はあんまりスッキリはしない。けど振り返ると意味を感じられるシーンがいくつもある、てかほとんど地続きでは?
あの、踊るシーン、あまりにも美しすぎてこれが映画の力かと感じた。

恋する惑星(1994年製作の映画)

4.3

とにかく世界観がドストライク〜!トニーレオン顔面良すぎ〜!登場人物の恋心がもう可愛くてだいすき

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.1

クラブ帰りの町の湿度、たわいもない会話のノリ、3人が抱く感情、すべてが若者のリアルでとても苦しくなった。
全体的に温度感やスピード感が好き。言葉で伝えるというより、画で伝える映画だなと思うほど綺麗な映
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