しまちゃんこさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

くれなずめ(2021年製作の映画)

3.6

しょうもなさを愛する映画
全体的に言いたいことはわかるけどなんとなくつかみどころがない感じがした。面白い演出するなとは思ったけどちょっと散らかってる印象。 過去を書き換えるシーンでは、表情の演技がすご
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.2

すごい映画
認知症の特徴を映画の演出に反映させることによって、視聴者も虚実が曖昧になりホラーサスペンス感覚に。安易に感動げな話を想像していたら大違いで、悲しくて怖かった。認知症の恐ろしさこそが一番のホ
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.1

生活の中できらめきを感じられる人生、大事だと思っていることの1つなのですごく刺さった。夢を叶えられた人、叶えられなかった人、そして夢がない人。すべての人に知って欲しいなと思う作品。
ディズニーはこう
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

人はどんな境遇に至っても繋がりを求めるということをこの映画では思った。ノマドの人がさよならのない人生と言っていたように、"きっとまた会える"という感覚が妙に心地いい。
空も大地も広大なアメリカの美しい
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.2

前作よりも今作の方が好き
笑える要素と泣ける要素が盛りだくさんで、色々あるけど後味よく収まる安心感。
グルートの可愛さは言うまでもなく、5人内の関係性は必見という感じ。メインだけでなく他キャラも大活躍
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.5

いくつか現代の青春映画を見ているため古風さが悪く目立っちゃったけど、80年代にこの映画がウケるのはよくわかる。
でもちょっと長く感じちゃったな

プラットフォーム(2019年製作の映画)

4.2

とても興味を引く斬新な設定でありながら、縦で貧富の差を表現している点では韓国映画で言うパラサイトと重なるものがある。国でここまで違いが出るのは面白い。
終始このあとはどうなるんだ?の繰り返しで先が読め
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スナッチ(2000年製作の映画)

4.0

ガイ・リッチーのテンポ感やカメラ使い、それぞれが段々絡み合っていく感じの面白さとかめちゃくちゃ好みだな。開始5分の始まり方ですでに心を掴まれ、ワル要素とコメディ要素の塩梅とかちょうどいい。そしてブラピ>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

文句無しに良い映画と言える!
2人が次第に心を開きあっていく過程にヒューマンドラマ的良さがあり、加えて人種差別について何度も考えさせられる要素がある。
でてくるおっさんみんな渋かっこいいし、ジャンクフ
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

4.0

アカデミー賞で知り初見。
実際にあった銃乱射事件をもとに、その被害者家族にスポットを当てた12分作品。
鑑賞後、自分なら銃乱射の状況下で家族にメッセージなんて残せるのだろうか、少女はどんな表情でどんな
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デッドプール2(2018年製作の映画)

3.8

前回同様最高のコメディ×アクションの映画で当たり前に楽しかった。この手の映画に恋愛を組み込むのは期待通りで嬉しい。
1つ言うとX-MENの知識があればもっと楽しめたなと思う

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.3

イーストウッド激渋映画
派手さはなく意外性もないが、鑑賞後の余韻がすごい。主人公に関わった全員にとっての最良の選択をとったラストが本当にカッコよかった。大人として忘れてはいけない部分な気がする。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.9

親友のチャッキーが"天才という才能"の後押しをする男臭いシーンにめちゃくちゃ胸が熱くなったので、ウィルの選んだ結末にはなんとなく恋愛至上主義的要素を感じてしまった。
が、この映画の注目すべきは人と人と
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

マジですげえしおもしろい
どの瞬間を切り取っても、「このシーンだけでどれだけの時間を…」となる
質感と音、何日か頭に残る
正気の沙汰じゃない

街の上で(2019年製作の映画)

4.3

下北沢を舞台にあらゆるカルチャーと次々に出てくるキャラクターが全て興味深く、会話シーンや間合いに"笑える"面白さが結構あったのが驚きだった。
古着屋店員の荒川を中心に様々な人間関係が存在していて、段々
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14歳の栞(2021年製作の映画)

3.8

段々と大人の自分を取り繕っていくようになるけど、14歳ってそれがまだなくて素直で複雑で不器用で…不思議な年齢だなと思った。
もう子供でもなく、まだ大人でもない。どの問題も曖昧なまま終わるのも、これが1
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.0

主人公がお一人様なことを決して自虐的には感じていないところや、全体的に「こうあるべき」というものがなく押し付けがましくない点など良かった。
1人でしか埋められないものもあれば、1人では埋められないもの
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モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

3.6

フェミニズムをティーンズの映画として結びつけた点などが良かった反面、「正義の側に立った時、加虐のブレーキが壊れてしまう人間の残虐な性質」を見ているような気がしてしまい無駄にヒリヒリした。
また、現実で
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.1

この様な物語をミュージカル映画として融合させる演出には圧巻でした。所々で挟まれるミュージカルシーン、人によっては不気味ととる人もいるようですが私には救いと思えるほどに良かった。
障害を持った人間の弱点
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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.3

見てる側は「こんなに辛いことをこの子は1人でやっている」という見方をするけれど、当本人は当たり前のようにそれを淡々とこなしている。でもそのことは"誰も知らない"ということ。

育児放棄の実話をもとに、
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ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

3.5

基本的にミュージカルっぽい映画はそんなに好まないのですが、本作の音楽は妙に心地よくたまにささる詩とか良かったなという感じでした。
何より3人のファッションや街の雰囲気がほんとうに可愛い。
主人公はあん
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.6

すべての人間関係において、肩書きや過去を除いて「その人そのもの」を理解する難しさを考えることがありました。この映画ではそれをスマートかつ的確な脚本で描かれていた。
みんな生まれた時点で与えられた環境が
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.7

凶悪殺人犯の気まぐれにも関わらず、「次期大統領候補である上流層を殺したら悪人、街の娼婦業界である下流層を殺したら英雄」こういった社会の不条理?的なものを映し出していて皮肉が効いているなと思った。孤独を>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.8

なんとなく共感してしまう不器用さと孤独がこの映画にはあるな、って思ったけどレビューの中で主人公を酷評しているのを見て現実つれぇなって思った。
若きアダムドライバーが良すぎ
デヴィッド・ボウイの曲良すぎ

リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

3.6

いい映画。"学生と音楽"を扱うと無駄にキラキラさせるという風潮にうんざりすることがあったけど、本作は求めていた青さで「こういうのでいいんだよ」と思った。かっこよかった

映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~(2019年製作の映画)

2.4

みさえがマジでいい女。
敵が靴下の匂いに興奮して出した便が宝って設定、尖りすぎじゃない?

ベイビーティース(2019年製作の映画)

4.6

御涙頂戴の難病モノとは一線を画す。というのも、「死」が大きなポイントでありながら、それよりも「生きる」という方を感じさせられる映画だった。ミラは残された人生を精一杯生きて、恋人も家族も全力で向き合って>>続きを読む

あの頃。(2021年製作の映画)

3.7

何かに熱中したことがある人とない人とでは鑑賞後の熱量に違いが出ると思う。私は完全に前者なのでこの形の青春映画はめちゃくちゃ刺さりました。
熱中して"それ"しか見えてない時っていつか離れることなんて考え
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.4

ロサンゼルス、映画スタジオのカフェ、夜空の色彩など、雰囲気として良すぎるシーンがたくさんあるとはいえ、ストーリーとしてはあまり良さがわからなかった。
けど、終わり方が好みでした。この終わり方のためのス
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セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

3.5

扱われてるテーマは誰もが共感するような身近なもので、それを重い感じじゃなくユーモアたっぷりで描かれていて見やすかった。こういうみんなに好かれるタイプの陽キャいたなと思った

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.6

ビジュアルの残虐感と中身のユーモアさのギャップが良いよね〜、最後の一件落着感がマーベルっぽいなと思った

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.9

雨降る街並み、差し込む光など、思ったより味わい深い作品でした。話す話題やテンポ感が良く、優雅過ぎず現代的で、ニューヨーク舞台のティーン恋愛映画としてすごく心地よかった。

ANIMA(2019年製作の映画)

3.8

混雑する地下鉄、幾何学的空間、彼女との甘い空間 の三部構成で異常に引き込まれた。音楽の溶け込み方と舞台の美しさは必見。
じっくり見るというよりずっと流しておきたい感じ。

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.7

色んなゾンビ映画を見てきたけど、本作はちょうどいいコメディラインだなと思った。テンポの良さとかキャラクターの楽観的な感じとか軽く見れる感じ、アホだけど勇敢だな〜。

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

めちゃ楽しいジェットコースターアニメーション。デジタル的なものもあれば手書きっぽい部分もある。アクション1つでもスムーズなものからカクカクしたものまで。擬音語や心の声をアメコミ風演出で表現するなど…。>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

3.4

本作が、視聴側の想像力を働かせて恐怖感を与えるサイコスリラーだとするのなら、怖さはそこまでなかった。期待しすぎた感はある。物語性がかなり強めの、質のいいホラーではあると思う。