ともみんさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

やがて海へと届く(2022年製作の映画)

4.0

マナの気持ちよくわかるなぁと思いつつ鑑賞。スミレの身近な人間がスミレを忘れていくような、彼らが次のステップに進む姿を目の当たりにする事に置いてけぼりをくらったよな、忘れないでいて欲しいと思う渇望。本人>>続きを読む

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.3

ベネ様が
難しい役を見事に演じていて、とても感動しました。複雑な心境と誰にも言えない秘密をかかえる葛藤とか、その他諸々。ちょっと長かったけど思ってた以上に面白い作品でした。ノミネートも納得の作品です。

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.8

スタンは自業自得って感じのエンディングでちょっとホッとした。スタンの本性を見抜けなかったモリーも本当に可哀想で感情移入してしまった。ちょっと難しく感じたところもあったけど、演技も素晴らしく、長尺感をあ>>続きを読む

アンビュランス(2022年製作の映画)

3.6

面白かった。キャムがめっちゃクールだった。最後まで自分を貫くカッコ良い女性でした。警察との追跡シーンがちょっと長すぎるような気もしたけど、結局誰かが死なないと終わらないのよねぇ、と思ってたら案の定。っ>>続きを読む

ヴォイジャー(2021年製作の映画)

3.8

飢饉が蔓延する地球。人類は地球から他の惑星に移住した方がいいという結論から(
ダレが決めるんだろうなぁ•••)86年かけて宇宙を探索し、可能性のある惑星で人類移住の土台を作るという壮大なプロジェクト。
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.1

バディがとても可愛くて、あの笑顔に参った。いつまでも見ていたい笑顔。宗派の違いから起こる闘争に巻き込まれ、故郷を去る事を決意した家族。その決断までにそれぞれに葛藤と苦難があり、不本意な選択をせざるを得>>続きを読む

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.8

1996年の事件らしいけど、今なら彼は病気と言われ、ちゃんと治療を受けられたはず。ニトラムはニックネームで、彼はこう呼ばれるのが嫌いだった。彼を受け入れ、居場所を作ってくれたヘレン。彼のせいでヘレンは>>続きを読む

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.8

最強の女性チーム出現って感じで、コーフンしましたぁ。銃撃戦が凄まじかった。カッコ良かった❗️彼女達のバックグラウンドとか、その他諸々が気になるので、ゼヒ続編をお願いしたいって感じ。弟子のエミリーの成長>>続きを読む

ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師(2021年製作の映画)

4.0

ムクウェゲ医師の発言はとても説得力があり、現実を目の当たりにしてきた人だからこその迫力、怒りを感じた。改めて、私に出来る事は何だろうと考えさせられた。作品中の高校生のように不買運動ぐらいしか思いつかな>>続きを読む

ロスバンド(2018年製作の映画)

4.0

すっごい面白かった。
予告編で気になってたけど、予想以上に笑えた。ティルダがとってもキュートで、アクセルの致命的な音痴っぷりも良かった。
マッティンのイケメンぶりも最高。4人がそれぞれ個性的で、マッテ
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アンネ・フランクと旅する日記(2021年製作の映画)

4.0

素晴らしい美しい作品だったと思います。改めてアンネの日記を読み直そうかなと思いました。ああいう切り口で表現されると新しい発見もあるし、尊いなぁと感じました。子供が被害者にならない世界になって欲しい。

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.5

突然記憶喪失を発症するという不思議な設定。今のコロナ禍も数年前までは誰も想像していなかったのだから、有り得ない話ではないかも。冒頭から回復したものは1人もいないという絶望的な結論。
身元不明人として扱
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GAGARINE/ガガーリン(2020年製作の映画)

3.7

生まれ育った団地が老朽化のため、解体されそうで、解体を避けるため、電球交換や便器塗りなどを率先してやっていたユーリ。その甲斐もなく、解体が決定し、住民もフサームも次々と引っ越して行き、母も迎えに来ず、>>続きを読む

シラノ(2021年製作の映画)

3.8

歌もシラノが書くロクサーヌへの手紙も言葉がステキでした。ロクサーヌの自分の魅力を武器にする女、昔から痛んだぁあのタイプ。と思いながらどんな選択がハッピーエンドになるのか、と思案しながら鑑賞しました。ロ>>続きを読む

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.2

とっても面白い作品でした。特に3話目が好きだったなぁ。こんな偶然ってあったら素敵だなぁと。偶然から膨らむ想像っていうの?シチュエーションも会話もとてもステキでした。濱口竜介監督って
脚本のセンスがきっ
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ライフ・ウィズ・ミュージック(2021年製作の映画)

3.6

ズーとミュージックの姉妹としての絆がとても愛おしくて
ミュージックの頭の中で繰り広げられるポップでカラフルな世界がとてもキュートで、コスチュームもとても可愛くて、ミュージックもとても可愛くて、とても素
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選ばなかったみち(2020年製作の映画)

3.3

ただただ切ない悲しいストーリーでした。介護の経験も無く、身近に認知症の人がいたこともない私には人から聞いた世界の話。本人はどこまで理解してるんだろう。少し先の未来に幸せはあるのかな?
色々と考えさせら
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ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

4.0

逮捕されても自分の持論を転売するバントンに傍聴人や、陪審員まで引き込まれ、無罪を勝ち取ったバントン。とてもユニークで、スマート。彼のユーモア溢れる検察官とのやり取りに皆がバントンに魅了され、味方になっ>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.3

若い頃にオリジナルを観て強烈な印象だけ残ってて、でも恥ずかしながらラストを覚えてなくて•••期待しながら観てた。特にダンスシーンとマリアの歌が良かった。あの美声とダンスは圧巻だった。長尺に観るのを躊躇>>続きを読む

ドリームプラン(2021年製作の映画)

4.0

ラストシーンは涙腺崩壊しました。あの試合はビーナスにとって初めての敗戦だつたのかしら。独裁者のような父ウィリアム。全て彼のプラン通り。プランから外れた事は一切承認しないリチャード。そんな父でも彼を信じ>>続きを読む

白い牛のバラッド(2020年製作の映画)

3.5

イランの映画は恐らく初体験。文化と宗教観の違いから、私には違和感の方が大きく、難しいなぁと感じた。ミナはとても強い女性で。あんな形でしか決着が付けられなかったんだろうなぁと。理解は出来ないけど、イラン>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

3.8

300万円の懸賞金に目が眩んだ父親を娘が探し出して、ハッピーエンドってストーリーだと思ったら、とんでもない。誰一人として幸せにならない、皆が不幸になる心に重くのしかかるヘビーな作品でした。ラストまで夢>>続きを読む

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.8

クレイジーなくらい銃撃戦が凄くてちょっと笑えた。年頃の娘とマークスが関係を修復出来たのは良かったけど。結局、誰が悪かったのか???誰一人として罪に問われてないことに若干違和感をを感じるのはやはり日本人>>続きを読む

マヤの秘密(2020年製作の映画)

3.7

終わりの見えない展開にどうなるんだろうなぁと思いながら鑑賞。いくら過去に悲惨な体験をしたからって復讐が許されるわけもなく、行く末も破滅しか見えない終わり方にそうだよねぇ。としか言えない。
もっとサスペ
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オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

3.7

第二次世界大戦中はヒットラーを倒すために色んな国がいろんなことを考えていたんだなと。そのおかげで今があるんだと。死体を海に放出してからの心理戦が面白く、目が離せない展開でした。相手の行動と心理を読む、>>続きを読む

アンチャーテッド(2022年製作の映画)

4.0

非常に面白かったです。トムホランド好きにはたまらない作品でしょう。アクション映画好きにもかなりエキサイティングな作品だったんじゃないでしょうか。
私は、正直、このテの作品は元々興味がなく、予告編で面白
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THE RESCUE 奇跡を起こした者たち/ザ・レスキュー タイ洞窟救出の奇跡(2021年製作の映画)

4.0

とても感動的なドキュメンタリーでした。何度涙したことか。この事故は覚えてる。少年達の救出にこんな大変な事が行われていたなんて知らなかったし、とても衝撃でした。世界中のダイバーが集結して救出したなんて。>>続きを読む

パイプライン(2021年製作の映画)

3.7

ストーリーは面白かった。スピード感満載のストーリー展開で最後まで目が離せず。最近思うのが、韓国映画は面白いけど、キャラ設定が垢抜けないというか。その辺りがちょっと残念だなと思うことがしばしば。ストーリ>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.8

濃密な時間を過ごした2人がテルオのケガから歯車がくいちがっていく。結局はわかれてしまい、2人はそれぞれ違う道を進んでいく。伊藤沙莉ちゃんと笠松クンの2人の自然体のカップルがとても可愛らしくて良かった。>>続きを読む

国境の夜想曲(2020年製作の映画)

3.3

知ってるようで知らない中東の実情。どうして遊び盛りの子供達が拷問や殺りくの現場を見なきゃいけないの。この子達のメンタルケアは誰が診るのか。静寂の中に響き渡る銃声。あの音を聞いて生活するなんて想像さえ出>>続きを読む

ノイズ(2022年製作の映画)

3.5

『島のため』というこじつけが呪いの呪文のようにケイタ達を翻弄し、泥沼に追い詰めていく。あっという間に死体は増えるし、共犯者も増えていく。収集がつかないな。と思いながら観ていたら、そっかぁ。だよね。鬱屈>>続きを読む

ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

3.8

最後のジェシーの訴えには泣かされました。悲しいストーリーで、報われないまま終わるのかと思ってしまった。『選ぶ』事に拘るアントニオ。その理由も僅かに残る実母の記憶から。また、養父母との関係でも選ばれなか>>続きを読む

ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ(2021年製作の映画)

3.8

素晴らしい歌声で人々を魅了し続けたビリー。子供の頃の凄惨な体験から薬に溺れ、治療が必要と認識してたけど、その機会も無く、ある歌のせいでFBIに目をつけられ、麻薬と併せて追い詰められていく。それでも薬を>>続きを読む

ギャング・オブ・アメリカ(2021年製作の映画)

3.5

インタビューを続けたデヴィッドは怖くなかったのかしら。ヤバい話を聞かされて、自分の身に危険が及ぶかもと考えなかったのかな。家族のためなんだろうけど、FBIにチクるなんて大胆過ぎる。あのシーンでは背後か>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.1

正直イマイチよくわかんなかった。個人的には久し振りにティモシーシャラメのキュートな顔を拝めたのが嬉しかったかな。映像は退屈しない程度に目が離せなくて、そこは評価高し。コメディに分類されてるけど、笑うと>>続きを読む

前科者(2022年製作の映画)

3.6

普段目にすることのない、犯罪者、また、犯罪に巻き込まれた被害者のその後。幼少時に受けた傷は大きく、精神を蝕み、負の連鎖を生み出していく。仮出所した受刑者に真摯に向き合う保護司を有村架純が熱演。彼女の演>>続きを読む