死んだ母を見にいくショットが計算されてる。
ハネケの綿密さが見れて、それもまた怖い。
坂本龍一音楽の破壊力。
やはり哀しい。
全編ほぼ英語というのが、イギリスからアヘンを持ち込まれて蝕んでいく皮肉のようにも見える。
オルシャンスカさんが美しい。
好みの問題ですが、字幕のフォントがこの映画にあってないと思う。
キネマ旬報にチャン・リュルが群山の時に気に入った人形があって、映画に使いたかったけど、高くて自腹で買わされたから、元を取るために使い回したという話、なんかすきだなぁ。
最初の話の主張から2部、3部へと拡大していったの考えるとけっこうかわいい。
これはジェンダー映画だと思う。
ショットも構成もお手本のように素晴らしいのだけれど、何か物足りない。
題材が不安定なのに安定した出来だからなのかな?