Naoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

3.6

ルーマニアの医療と政治がどれほどクソかを描くドキュメンタリー。

どこの国も、もっと言うとどこの組織も大なり小なりこう言う側面はあるとは思うけど、国を動かす、曲がった組織を正すって大変なんだねというこ
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

プロの仕事を見せつけられた感!
怪物というタイトルの付け方、話の構成、無駄のない会話、音楽の使い方、印象的な音で繋げていく演出、余白のある絵作り、役者の演技どれをとってもよくできてる。この映画こそ怪物
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.3

キャラがみんなかわいい、以上!

会話が楽しいはずなんだろうけど、楽しめなかったなぁ… フラグ1つ1つが繋がり転がっていく伊坂感は楽しいのだけど、それすらもなんか途中で飽きちゃった。

プライス -戦慄の報酬-(2019年製作の映画)

3.5

ツッコミどころが満載すぎる。

まず、邦題!どういう意味よ。不穏な感じにしたかったんだろうけど、ミスリードを通り越して、台無しだよ。

次、イライジャ•ウッド演じるノーヴァルね。見た目で笑かす出オチ感
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.9

話の本筋は何もないのに、ゴリ押してくスタイルが清々しくていい!

そして、キム•ダミのペロリ感が最高だった。これだけでも見た価値があった。
チェ・ウシクもイキってる感が可愛すぎた。
全体的に周りのキャ
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ロスト・ボディ ~消失~(2020年製作の映画)

3.0

有名建築家が若い女性にからまれ、その奇妙な過去を聞かされて、驚愕の真実が明らかに!な話。

すごい面白い!ってわけじゃないけど、普通にどうなるのかなあと見れるので、それなり。

ネタバレなしで見るのが
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.8

プラン75のみかけの軽さと、無駄に情報量を上げることでのリアルさの演出と、言葉で語りきらない脚本とで、絶妙な雰囲気を醸し出しているのが、すごくよかったし好みではある。

でも、何だろう…
短編映画を水
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

3.9

すごくファンタジーなのに、すごく身近に起きることのように感じられるのってすごい。

あまりに王道で展開だってわかっているけど、それでも見ていて感動したり、応援したくなったり、微笑ましくながめたりと、い
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.2

予告の再編集がうますぎでは?
予告で煽られてるほど、騙し合いって感じはしなかったし、すごくテンポが良い感じでもないので、見る前のイメージとの乖離がどうしても評価が下がってしまう。

最初から単なる出版
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劇場版ラジエーションハウス(2022年製作の映画)

2.8

テレビシリーズの方が面白かったなぁ。残念。

放射線技師、放射線科の医師という超限定的な設定がうらめってる。テレビぐらいの尺でコンパクトにまとまってる方が、説得力もテンションも続いていいのに。

そし
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.6

スキマ時間に大変楽しく見れました。

欲を言うとちょっと間延び感があったので、もう少し短くテンポ良く進むとよかった。
そしてさらに言うと、ネタバラシタイムのしてやったり感も薄かったかなぁが残念。

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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.3

色んな意味でなんとも感想が書きにくい映画。

ほほう…と思ったけど、全体を通すとそんなに面白くも感じなかったかなぁ。オチ以上に主張も強いし、その割になんか退屈に思えてしまった。
多分、私的映画あるある
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.0

私にはただただストレスフルな映画だった。
わめく母親、事故、殺人が繰り返されていって、助けもなければ、スカッとすることもない。

自暴自棄になってる巨漢のオッサンってそれだけで怖いという存在感は満点だ
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

3.5

原題は他人の生活。
邦題が成功してる珍しいケース。

評価がすごく高いけど、眠いときに見ちゃったせいもあってか、私にはあまり響かず。
東西冷戦中の東ベルリンの監視社会感やシュタージのザ国家警察感は、ほ
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.5

MCUのフェーズ5第一弾なんですね。
アントマンという当たり障りのないヒーローを使ったカーンのキャラ紹介映画みたいな印象。
フェーズ5の敵が全部カーンだったらどうしようって心配にもなっちゃう笑

キャ
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犬王(2021年製作の映画)

3.3

おもしろかったと言わないとセンスない人扱いされてしまいそう。

オープニングからの30分ぐらいはとてもワクワクしたので、ストーリー自体をもっと普通に描いてくれて方が面白そうだし、音楽パートが長がったわ
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「A」(1998年製作の映画)

3.8

オウム真理教広報部長の荒木浩さんの密着ドキュメンタリー。

20年前のことなので、当時の状況はあんまり覚えていなかったこともあり、オープニングから突然オウムの教団内に放りこまれ、当時の彼らもこんな混乱
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A2 完全版(2015年製作の映画)

3.7

Aから続けての鑑賞。
前回から3年後?
オウムを取り巻く環境はどう変わったのか、信者たちはどう変わったのかがメインなのかな。
正直、今作はあまり理解できてる気がしない。

作中誰かが言ってた、見えない
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

MCUの中でGotGが1番好き。
ありがとう、ジェームズ・ガン。

たくさんの愛に溢れた映画。
そして、今作は自分自身と向き合い自分を認める・許すことの尊さ、人は助け合うことで苦難も乗り越えられるから
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刑事ジョン・ルーサー: フォール ン・サン(2023年製作の映画)

3.3

この映画を見るためにドラマを全部見たけれど…
ルーサーと言うIPを上手に使ったフランチャイズ映画みたいな印象。面白くないわけじゃないけど、ルーサーじゃなくても良さそうみたいな。

犯人もイマドキではあ
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

4.0

数十年ぶりの鑑賞。
マイケルナイマンの音楽以外、ほぼ忘れてて、こんな映画だったっけ?当時の私はよく理解できたなと思う内容。

私の倫理観が全てにおいて追いつかない。
でもなんか素敵という、雰囲気いい感
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ザ・レポート(2019年製作の映画)

3.4

モーリタニアンを見た後、同じような内容の話があったなとセット鑑賞。

アダムドライバー演じる調査官が、CIAのやっていたEITの事実とその隠蔽を暴いていく。実際にレポートは公表されていて、事実に基づく
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.8

9.11の事件の関係容疑者として捕まったモーリタニア出身の男性が、自由を勝ち取るまでの事実に基づくお話。彼も9.11の被害者よね…。

ただ単に時系列で収監されていた14年を描くのではなく、ジョディー
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主戦場(2018年製作の映画)

3.8

まず、英語のナレーションにびっくり。てっきり日本人が攻め込んだドキュメンタリーだと思っていたのである意味で残念。

慰安婦問題の問題点を、左右双方の意見を対立させながら、すごくわかりやすく解説してくれ
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ジョーンズタウン集団自殺 -偽りの死の楽園-(2018年製作の映画)

3.4

最初から答えを言っちゃうスタイルのドキュメンタリー。

首謀者の身内とサバイバーの証言と、残された手記や映像をもとに、事件のあらましを再構築していく。人民寺院や事件自体を知ってる前提な雰囲気もあるので
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

監禁ものあるあるな、逃げれそうで逃げれない、
フィニーって名前がかわいい。

希望チラ見せからの絶望というテンプレが続くのは、単にストレスが高いだけで、楽しめないタイプなので残念な印象。少年が霊の助言
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.6

キューバ危機を救った2人の男の物語。

実話に基づくスパイものなのだけど、いかに国を救ったかという胸熱さよりは、グレヴィルとアレックスが育む友情だとか、グレヴィルの変化とかを丁寧に描いてる感じ。(胸熱
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.8

私にはちょっと胸糞悪すぎた。
少年院で神父に憧れた男子が田舎の教区の神父になりすましやりたい放題(真面目に)する話。

カルトのやばい教祖のドキュメンタリーを見た時よりもひどい😢と思ってしまうぐらいよ
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わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

3.8

金正男暗殺。
当時この事件の第一報を聞いて、暗殺って今でもあるんだ…空港でなんてどんな凄腕アサシンだよなんて思った記憶。

どうやってこの事件が起きたのか、捕まった彼女達がどうなったのかをえがくドキュ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

うへーって思わせておいて謎に感動させてくるやつ。(スイスアーミーマンと同じ!)

私的には見どころはたくさんあったけど、面白かったかというとそうでもなかった。役者全員めっちゃいいキャラいい演技だし、感
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RRR(2022年製作の映画)

4.7

やっと見れた!

思っていた以上に、ずっとビームとラーマのターンの濃厚な3時間。
結構暴力描写が激しくて、目を背けたくなるシーンがあるにも関わらず、見終わった後の充足感や多幸感がすごい。劇場で見れてよ
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ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

3.7

1987年の映画なので、古臭さはあるし、今見ると作り物感満載だけど、そんなことも気にならないぐらい楽しめた。(中盤のフランク&ジュリアメインのパートはまあまあ)
昔見たことあったはずなのに、設定だけ記
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レベッカ(1940年製作の映画)

3.7

色々なことのお手本のような作品。

レベッカという存在が常につきまとう亡霊のように感じられる演出や私を追い詰めていく話の持っていき方はすごいなぁと思うし、鋭い眼差しをこちらに向けるダンヴァース夫人のわ
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彷徨い(2023年製作の映画)

2.8

レビュー評価が良くないのでなんでだろうと気になって見てみたシリーズ
(結果、評価通りという感想)

黒人の女性が家を家を出ていくところから始まり、その数年後別人のように生活していく中で、過去のツケを払
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

中身が何もなくて90分なのがちょうどいい。
何も考えず見れるエンタメバイオレンス。

こちらの期待通りにやりすぎながら話が進みつつ、ちょいちょい外してくるのが気持ちよく楽しい。緩急のテンポが心地よい。
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.5

先日、ウクライナとロシアの前線バフムトでの兵士の寿命が4時間という記事を見たのが、鑑賞のきっかけ。

単なるニュースだけでは、大変だとなあとしか思えていなかったけれど、この映画を見ると、寿命4時間とい
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