TKKさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

3.3

やりたいこと詰めまくりのスタンスとサイケな感じはかなり好きなはずなのに
マジでノリが合わなかった、、
絵も好きな方ではないし、ギャグも面白くなく、、
湯浅作品苦手なのかもしれない。

セックスの表現だ
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.4

地獄みたいな残酷な現実なのに、美しく神々しくも見える撮り方と、市原隼人の美少年具合で、どこか救いのあるような穏やかな感じにさせられる不思議な感覚。
物語的には悲壮感とか不快感とかが前面に来るはずなのに
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002年製作の映画)

3.9

戦国故にしんちゃんらしからぬシビアな描写が目立ち、おふざけ少なめの珍しい作風。
賛否が分かれるようにミスマッチとも受けられる側面はあるけど、これを敢えてしんちゃん映画で描く事で際立つものが確かにあった
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下妻物語(2004年製作の映画)

4.4

この邦画ならではのセンス、最高。
ゼロ年代感溢れる演出が超イカしてる。
菅野よう子のサントラも他作品より更に自由にやってる感じがしてすごく良いです。

ストーリーとビジュアルの両面において、ゴスロリ×
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紅の豚(1992年製作の映画)

4.1

まるで赤ワインのような映画、とか言っちゃいたくなるくらいカッコよくて渋かった。
宮崎駿流ハードボイルド。

トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

3.8

タランティーノ色濃厚のままに、なんか爽やかというか溌剌としている感じがする不思議なバランス感オモロ。
やっぱゲイリーオールドマンとブラピの2人が結構脇でもバツグンにカッコいいんだけど、
デニスホッパー
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ニューヨーク・ストーリー(1989年製作の映画)

2.5

3人らしさもニューヨークらしさも特に感じられず。。ウディアレンはちょい良かった。
とりあえず見ましたよーって感じです。

KIDS/キッズ(1995年製作の映画)

4.0

手持ちカメラのワークとフレーミングがとにかく良くて、ストリートキッズの生態をありのまま(風)に伝える表現として大正解の手段になっていてカッコいい。
夜のプールのシークエンスが謎に王道青春感ちょっと混じ
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

3.7

世間の評価の高さほどの良さは感じられなかった。

初めての北野映画鑑賞で、クドカンっぽいという感想になってしまった。もちろん逆なのはわかってるので、クドカンだけじゃなくあらゆる日本の映像作品に大きい影
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ANIMA(2019年製作の映画)

3.8

は?トムヨーク、コンテンポラリーうまっ

千年女優(2001年製作の映画)

3.0

入れ子過ぎて難しいのと
日本映画の歴史に明るくないのでハマれず。

カットの遊びはパプリカの方が満足感あった。

アニマトリックス(2003年製作の映画)

4.1

音楽でいうトリビュートとかリミックスアルバムみたいな、
こういう濃ゆいクリエーター達の遊び場みたいな作品大好き。もっと見たい。
今今の日本アニメ界で是非やってもらいたい。

やっぱナベシンさんの2作。
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Love Letter(1995年製作の映画)

3.8

マーク漏れに気づき、薄く再鑑賞も。

学生時代回想シーンの尊さ、ハンパない。
なんだこの全てのロマンチックが閉じ込められたような息が出来ないくらいの空気感は。

現代パートはちょいクドイし、大人がこの
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映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

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孤高のバンド、フィッシュマンズ。その中でとびきり孤高で孤独な存在、佐藤伸治。
これは、曲の聴こえ方だいぶ変わるなぁ。

今になってから世界的に評価され、自分みたいな若者にもしっかり届いてきてるのが切な
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

同じ事の繰り返しで生活が単調になるのは人間らしくないなと感じて、ルーティーンは毛嫌いしているタイプだけど、
ここにルーティーンの美しさを見た。
一つ一つの動作・仕草のフェチ的な撮り方、何より役所広司の
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.3

SFの傑作で、12モンキーズのプロットとしても有名なので鑑賞。思っていたよりもガッツリプロットだった。
全編写真での構成によって生まれるリズム感と行間、奥行き。表情のみで伝わってくる演技。構図や美術の
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

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何とも贅沢な映像。
どうもー全世界の夢です!って感じ。
やっぱ、ピーターパンとアラジンに見る、"飛行"のアニメーションがとびきり素晴らしいと感じた。
これだけキャラがいる中で、やっぱり初期メンというか
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赤い風船(1956年製作の映画)

4.2

Millennium parade - OnibiのMVより。
一つの要素に終始して展開する感じ、短編のお手本中のお手本的作品。
耽美的な画がたまらんです。
風船の挙動もイイね。どうやって撮ってるのか
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COWBOY BEBOP 天国の扉(2001年製作の映画)

4.1

劇場サイズ予算での作画、ご馳走様です。
アクションが最高です。お馴染みの宇宙船カーチェイスもあれば、モノレールに鉄塔での近接戦と。
サントラも新作ばかりで。
あと4人揃っての会話が久々に聞けて嬉しい。
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.0

ウィリーウォンカがただただ好青年で闇堕ちする話でもなし、ウンパルンパは一体しか出てこず、、あれ?
チャリチョコで皆がワクワクした、ダークファンタジー感、すなわちティムバートンのアクと毒の部分が一切ない
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

シン・ゴジラと対照的に陽の堂々真っ直ぐな大衆向けゴジラ映画に。
神木隆之介、浜辺美波、安藤サクラ、吉岡秀隆、のキャスティング並びで邦画代表ポジ取りに来てる感スゴい。
山崎監督っぽくストーリーには緻密さ
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.7

悩み苦しんでいたであろう若かりし時期のメインキャスト達による感情剥き出しの演技で描かれる生と死。特に、ナイフのようなギラついた視線とオーラをこちらに向けてくる満島ひかりの鮮烈。

迫真の演技の重さを中
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.8

過酷な内戦&ファシズムパパのエグ現実と、ダークだけど救いのありそうなファンタジー世界との対比。残酷にして鮮烈。
ファンタジー感は子供に見せたいけど、現実パートがPG12では収まってないグロさとエグ味が
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.1

色味がバツグン。世界がこの色だったら良いのに、というくらい。

でも構造複雑でムジイィィ〜〜。
フレンチディスパッチもだったけど、冒頭の説明セリフ情報量凄いから字幕では追い切れないのよ。人多くてフォー
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.0

いつ見ても楽しい。これぞクラシック。
ルパン×ハヤオの化学反応。
無駄のない脚本と展開。
銭形とのタッグ熱い。
敵役に魅力があれば尚良かったなぁ。

トロン(1982年製作の映画)

3.8

パキパキ色彩とザラザラ画面。
クセになる世界観!サイケ!
目は満足満足なんだけど、
あまりにも説明する気なさすぎるw
当時のゲームオタクによるゲームオタクのための、なのか、最新技術でやりたいこと全部や
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キートンの大列車追跡/キートン将軍/キートンの大列車強盗(1926年製作の映画)

3.9

相変わらず退屈しない不朽の出来。
列車アクションの祖?的な、現代の定番とは違った動きで面白い。
かなり大掛かりな撮影で、異例の大作ってくらいお金かかってそうだし、脚本でもしっかり見せていく感じなので映
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.4

最高。楽しい。インド可愛い。
全体感かなりスキ。

リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.9

「ホドロフスキーのDUNE」で生き様に喰らったホドロフスキー氏の作品を初鑑賞。
晩年だからか、思ってたよりは大人しめでちゃんとしている。アク強強のウェスアンダーソン的な味わい。

なんといっても軸はオ
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青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019年製作の映画)

4.3

麻衣すわぁぁぁん!!
翔子すわぁぁぁん!!
(CV. サンジ)

今年の劇場版を残して、もう青ブタの供給が止まってしまうのツラい。
アニメ見返しつつ、原作ラノベにも飛び込みたい心持ち。

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.4

アルパチーノの演技と完璧な脚本であっという間の2時間半。

タンゴのシーンはじめ、独立しても優勝してるシーンの数々。
終始引き込まれるアルパチーノの挙動、キャラクター。

久々に、良い映画みたぁって感
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.8

マリオカートのとこアガった。

ストーリー展開、王道で無駄がなくこれで良しって感じ。
メインキャラの性格にハマれずで、感情移入の高揚感がなかった。
何より吹き替え、肝心のマリオとドンキーの声がどうして
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羅生門(1950年製作の映画)

3.5

遅ればせながら、黒澤明作品デビュー。
モノクロの光の撮り方美しいのは分かって、雨の画がすこぶる良かった。

話は羅生門ではないのねぇというのと、流石に古くてやや退屈してしまったのは事実。
ただ、画のイ
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