TKKさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

面白くはなかった。
意味のわからないところも多いし、それでも楽しめる/圧倒されるみたいなところも特段ない。
ジブリの世界観も元々苦手な方で、絵も好かなかった。
メタ的に見ると、という解説で理解はできた
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怪物(2023年製作の映画)

4.4

怪物という題から、ミスリードに次ぐミスリードの連続。章:主観の転換でガラッと変わって見える人物と出来事。
あざといまでも良く出来た構成の脚本とそれを可能にするキャスト陣の演技。
是枝の画に溶け込みつつ
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.8

うーん、うーん?
それなりにリテラシーある現代人でもムズイので、当時はチンプンカンプンだったろうことが窺える。
解説見て理解すると、中々シブい終わり方するなぁってなったけど。絶対もっと良い描き方あった
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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

4.0

パドメとアナキンを中心に華はあるんだけど、全体的に大味でダサめかも、、。
これぞスターウォーズってことなんでしょうか。

青年アナキン、闇堕ち確定してるとはいえ、あまりにもフラグ立てすぎで冷める。
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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

4.4

CGの進化エグい。見応え充分過ぎる、贅沢、良い年代感も感じられて最高。

【良】
・少年アナキンにキュン
・ポッドレースは個人的最高レベルのシークエンス
・アミダラ、ダースモール、ジャージャーといった
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.2

誰もが、博士が主軸でマッドサイエンティストっぷりを発揮しまくる内容を想像すると思うんだけど、タイトル、ポスター詐欺!
博士の出番全然少なくて暴れないし、SF感も全然なくて残念。
でもキャラクターの完成
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.7

宇多田ヒカルやKANDYTOWNなど好きな曲のリリックに頻出なので、
満を持して見てみたBonnie & Clyde。

ハチャメチャ過ぎて段々ついていけなくなったものの、
冒頭のフェイ・ダナウェイの
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浅田家!(2020年製作の映画)

3.9

見事な構成。ハートウォーミング。
キャストの演技良過ぎて、リアル家族にしか見えない。
やっぱニノの演技好きだなぁ。

文化生活一週間/キートンのマイホーム(1920年製作の映画)

4.2

よく出来過ぎているワンシチュエーションコメディ。
家のセットどうなってるの!
マジ創意工夫の塊+難易度SSアクション
で最高。

Winny(2023年製作の映画)

4.3

小学生ながらに少し触れていたWinny。
当時はソフトの凄さや事件の顛末などはわからず、このタイミングで話題になっていることとその理由を知って鑑賞へ。
非常に興味深いトピックで、日本の悪い所を象徴する
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.4

中学の時、所謂1軍的なグループに入ってはいるものの馴染みきれなかった感覚とか、
年上の兄ちゃんたちがやたらカッコよく見えて、憧れて背伸びしちゃう感じとか、
ヒップホップカルチャー好きだけどコミュニティ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

スゴいものを見た。
自然と涙が流れてきて、ラスト30分くらいずっと泣いてた、、、!
そこまで感動した感覚はないのに、音楽と演出に泣かされた。自覚してない泣きは初めての体験かも。
雪祈のソーブルー初出演
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.3

このキャスト陣がお金のかかったコッテリめの特撮をやってる、何このバグ感!が楽しい。
シンウルトラマンと負けず劣らずのワクワク感で、ストーリー/アクション/ギャグは向こうのがよかったけど、キャストと映像
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プロメア(2019年製作の映画)

3.8

お久しぶりにグレンラガンの温度を感じられて嬉しかった、ものの、
期待し過ぎたか、抜けた良さは感じられなかった。
図形と色彩の表現が新しさというところだけど、好みではなかった。

キャラデザも好き嫌い分
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.9

この歳でこれがやれてしまうオッサン、カッコ良すぎる。脱帽。

ミニマルさや曲のテイストが刺さってはなかったものの、段々とやろうとしてることとその表現の凄さに気づいて後半からグングン引き込まれた。

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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

3.8

全体的にあっさり過ぎ!
人物の関係性や過去の深掘りが全然足りないので、終結のカタルシスが得られない。
尺としては森でのアクションに時間を使い過ぎてると思う。
でも子供向け映画としてはこれで良いんだろう
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花様年華(2000年製作の映画)

4.1

全カットキマッてた!
色彩や構図はもちろんだけど、カメラワークの動きや間で魅せてくる感じ新鮮だった。
プラス派手なサントラの効果的な使い方で、
セリフや動きの少なさに比して、全く退屈しなかった。

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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

4.2

今作も圧倒的にハン・ソロ。
全シーンシビれる、、!

ストーリーとしてはちょいダレ感が否めないが、序盤の氷の惑星でのアクションは超良かった、感動した!
帝国とのチェイス感と、並行してルークの修行が行わ
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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

4.3

SF好きを名乗っておきながら、
恥ずかしくも通ってなかったSW、ついに始めます。

4〜6は幼少期見てて、映像は何となく記憶にあったものの、ストーリーは初見の感覚。

サントラ大活用したわかりやすい展
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.0

思ってたのとは大分違う、ハードめで重い内容だった。
日常のすぐ隣にある崩壊。身が引き締まる思い。

エミリーーーーー😢😢に尽きる。
風呂場と車で聴くフランクオーシャン、最高だよなぁ。日課にしよう。
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.3

鮮烈。
短編として非常に重厚で完成されてる。
対比の教科書のような作品。

太陽の塔(2018年製作の映画)

4.3

ずっと見ようと思っていて、岡本太郎展に伴ってようやく鑑賞。

9つの章立てで、
複数人のインタビューが2.3言で細切れに切り替わっていく構成がテンポ良く、ずっと聞いていられる。良い構成。
強いて言えば
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

3.9

今年のクリスマスはこちらに。
これぞクラシック。
前中半ちょっと冗長で、登場人物多くムズかったが、後半の畳み掛け→カタルシスが素晴らしかった。
人生讃歌。日頃の行い。持つべき守るべきは友。

笑いどこ
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ニューヨーク東8番街の奇跡(1987年製作の映画)

3.6

キャラクターのフォルム萌。
ただ、ファンタジー色と全体的な抑揚に欠け、地味めな印象。

音楽(2019年製作の映画)

3.7

絶妙に見たことあるような、でも絶妙に新しいような。
ゆるい手書きの作画と、ヌルヌル動くアニメーション。独特のセリフ回しと間。坂本慎太郎の棒ボイス。
衝動を描いているのに、全く暑苦しくない感じ。

ハマ
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.0

トラッドに着飾り雨に濡れるティモシーシャラメ、
全カットキマっている構図と美術。眼福。
特に、インテリアがどの部屋もイケてて、最近インテリア考えまくってたので良い刺激に←

「アニーホール」でうんざり
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.2

天気の子に見た作家性は抑えられ、一方テーマ性がハッキリしており、全体的によく纏まってて見やすかった。
3部作と括ったシリーズの集大成的な側面もあれば、全く新しい感じもあって見応えあり。
女主人公であざ
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.2

めちゃ好きな感じの青春映画だった。
はみ出し者たちの集まりで、周りが全員年上。初めて受け入れられた時の高揚感。もどかしい恋愛の甘酸っぱい感じ。
超自分の体験と重なった。
最高ーー!

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.1

SF然としないSF観の見せ方とか人種のテーマとか、すごいことをやってのけてるであろうことは何となく理解できて、
オープニングが最高にキマッていて超ワクワクしたんだけど、
あんまりにも静か過ぎて、展開退
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涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)

3.7

長いけど、相変わらずの会話の心地よさと、アニメーションの強度で見れる。
ただ、何回も見返してるコアファンだけ沸けるポイント多めで、最後まで長門フォーカス強めだったのが乗れなかったし、ストーリーも意外と
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.7

方々で伝説的に名前が上がるので、ハードル上がり過ぎていたかも。
そういうことじゃないと思うんだけど、インディージョーンズとスタンドバイミーを見た方が満足度高いな。笑
あと、ストレンジャーシングスは4人
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

4.3

タイムリープで使役される囚人という斬新な設定にゾクゾク。
ループ感とディストピア感がたまらんです。
脚本が緻密だなぁ。
個々のシーンの強度も強い。
そしてブラピの演技!カリスマ的!

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「キャッチミーイフユーキャン」のような、
嘘みたいなノンフィクションの犯罪話で、大学生による天才的・カリスマ的な犯罪の話かと思い込んでいたし、そうリードする演出。
裏腹に、至極ノンフィクションらしいノ
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