ぬさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ぬ

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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

対置される静止と流動。過ぎてゆくもの。願わくば彼女の遺産が彼の遺産でもあった事を。

モリのいる場所(2018年製作の映画)

4.0

地面に近く近く展開した後でのあのラストの引き好きです。

沖田さんあのくだりやりたいが為だけにドリフの会話入れるの下らなさすぎじゃない?良い

21世紀の女の子(2018年製作の映画)

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観る人に対し(受け取るべき?ものとして)「女の子」という自我を前面に押し出してきているようにも感じられるが、別に観終わったときの最終的な着地点が必ずしもそこである必要は無いのだろうと思う。超、超個人的>>続きを読む

斬、(2018年製作の映画)

4.0

これは野火ですね、

監督の作家性の世界の中で完結されている

冷んやりと陰鬱な画面に蒼井優も池松壮亮も誰も皆あまりにぴったりだった。

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

4.0

飄々としたある意味での中身の無さみたいなのが最高

書くが、まま(2018年製作の映画)

4.0

前情報無しでたまたま観たけど予想外にめちゃくちゃ良作でした…… 誠実だった、ぼろぼろ泣いてしまった。
そう、そうだよ、バンド音楽はきみたちのためにあるんだ、という気持ちになる
お姉さんずっとお母さんか
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パディントン(2014年製作の映画)

4.0

こういう童話的(?)な映画ってめちゃくちゃ複雑なはずの感情が暴力的なくらいにすごい勢いでサラっと大量に詰め込まれているので観た日の精神状態によってはめちゃくちゃ精神を振られて終始号泣してしまう、追いつ>>続きを読む

インスタント沼(2009年製作の映画)

3.5

麻生久美子映画。冒頭とかドキ死すごい影響受けてるんだろうな

下鴨ボーイズドントクライ(2018年製作の映画)

3.6

元カノはアイドルの某七瀬さんを彷彿とさせるらしい 全然悪く描けてなかった、めっちゃ可愛かったです

松永天馬殺人事件(2018年製作の映画)

2.0

音楽は良かった。スクリーンにグサってするのと股間から血ダラダラ垂らしながら歩いてくのも良かった。正直あとは「何を見せられてるんだろ」みたいな気持ちになってしまった、、、取調べシーンでガンガンいびきかい>>続きを読む

ドキ死(2018年製作の映画)

3.4

いや冒頭インスタント沼やん
Nakanoまるさんが可愛い。生でみたらもっと可愛かった。ミニライブも良かった。
部屋にパターソンのポスターが貼ってあって、ギターとストーカー行為しか趣味がないルーティーン
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快楽の漸進的横滑り(1974年製作の映画)

4.0

もっと話筋皆無な展開かと思ってたら意外に線になっていてびっくりした。やっぱり人工的に完璧な画面。フェチズムの映画。終わりの見えない退屈と空虚に憑かれた美少女
性の象徴として滾り溢れ出る血潮 としての海
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エデン、その後(1970年製作の映画)

3.6

抽象主義的なのかと思うけど画面は(ベストに作ってあるが)かなり平面的で人工的?で対象もクリアというか写実的?でもあるのが掴めないというかよくわからん。蓮實重彦もチラシにそんな感じの事を書いていて、それ>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.0

俳優陣皆良かったけど石橋静河ってこんな感じだったっけ、めちゃくちゃエロ可愛いかった。

『密使と番人』とも通じる三宅監督の演出が良い。闇、光、影。音楽音響。カメラワークの動的な魅力。引きとアップの使い
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早春(1970年製作の映画)

5.0

最強の童貞拗らせムービー
何を取っても最高なんですが冒頭とラスト堪らん。牛乳瓶とか尾行する時廊下の電気を一つずつ消して行くのとかも良かった。ビビットな色味と痛みよ!

フミコの告白(2009年製作の映画)

3.1

移動が良い。過剰なまでのパンチラの嵐!(淡白なやつ)

Right Place(2005年製作の映画)

3.0

エスカレーターからの電車と車?の灯りの交差がキマってる。最後まで台詞入れなければな……

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.9

結局都合のいい他人の善意や好意に何となく寄りかかるクズたちじゃん…という感想になってしまったのだけど、そのなあなあな諦めのようなものが大人になるって事なのだろうか?だとしたら神話として一夜のスリープオ>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.0

このレイチェル・マクアダムス聡明かつ文句無しにチャーミングで最高にキュートじゃない?

タイムトラベルという安くなってしまいやすそうな題材だけど静かで丁寧な映画で良かった

少女邂逅(2017年製作の映画)

4.5

乳白色の湯船に拡がる真っ赤な鼻血。

自我のある生物でありながら当然のように消費の対象として扱われる蚕と少女との重なりが、それだけで傑作であり、辛い。

危うい感情の機微や揺れの表現が見事だった。バチ
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.2

実は初濱口監督作品です………

人間、感情も思考も行動もぐちゃぐちゃになって制御も把握も超えてしまって、行き着くところまで行ってしまうこと、あるよな。
英題が凄い

画面中央に顔を置いて正面からアップ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

この映画の仕掛けの大枠自体は既にやり古されたものだろうけど、この映画はその仕掛けが丁寧できちんと成立している上に、仕掛けの成立自体を応援したくなってしまうのが新しいというか強い所だと思う。
勿論笑える
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.8

やばい。凄い。興奮冷めやらぬといった感じで帰宅。

冒頭、学校へ向かうアオヤマ君が家の扉を開けた瞬間の何と見事な光の転換!

各プロフェッショナルたちが集結し過ぎてる。
そもそもあれが妄想として1人の
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「A」(1998年製作の映画)

4.2

正直私じゃないかと思った。
痛いほどわかる。ただただ誠実に生きようとしているだけだ。私の未来は荒木浩か星野源なのかとまで
これはもしやと調べてみたら案の定出身校も学部も同じだった。より一層、自分じゃな
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

前半からの後半の切り返しの鮮やかさが見事。

ラスト近く、軍隊の車にタクシードライバーたちが体当たりして抵抗しようとするシーン、そこで一瞬「いけ」と、「やってしまえ」と、そんな風な、「敵をやつけろ」的
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黒い暴動(2015年製作の映画)

3.0

前情報入れずに観たのでシバタってそのシバタだったんかいという
それで一気にシバタが視点の中心になるから主役の馬場ふみかたちに対してエンドロールが二重に俯瞰的になる

全体的な構想は面白いし良いけど映画
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