まるおさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.7

村社会における異物への恐れとかそういう話なのかなあと思ってたら‥
あ、そっち系の話なのね。あ、そっちにいくのね。
と思わせてこっちなのねと、なかなか目まぐるしい展開に忙しさを感じたり、
これは真面目に
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

2.9

子供2人は本当に可愛いしオダギリジョーと駿河太郎は素晴らしいし、血の繋がりよりも濃いものがあるっていうテーマも良い。

ただなんというか、いじめとか実子がどうとか、ここまでドラマチックにする必要があっ
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GONIN2(1996年製作の映画)

4.0

はるか昔に見た『GONIN』で衝撃を受け『GONINサーガ』でガッカリして、
今作は…やっぱり最高です!

緒形拳の狂気と、若い頃の鶴見辰吾格好良さよ。
そして喜多嶋舞のハリガネぐるぐる巻きにも個人的
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カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

3.0

好きな色はオレンジとピンクです。

色(というか水)に浸食されるというアイデアが面白いし、
一時期クトゥルフ神話が好きすぎたので、この原作がラブクラフトっていうのがもうたまりません。

気付かれないス
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マッド・ハウス(2019年製作の映画)

3.7

だっさい邦題とジャケットのせいでだいぶ損してるけど、こういうカルト系映画って大好きです。
面白い!
絶対原題の1BRの方が雰囲気あるのに。。

こんなカルトの浸透の仕方って実際にありそうなだけに恐怖を
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.6

本当に辛い。

ただ家族と幸せに暮らしたいと願うだけなのに、何度も同じ位置に立ち返る。
搾取されて利用されて捨てられる。
劇的な何かが起こるわけもなく自分の身にも起こりそうな事が淡々と。
これがイギリ
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極悪の流儀(2015年製作の映画)

2.0

理屈が全く通じない相手に付きまとわれるストレスはなかなか面白いけど、
主人公の状況や立場に関する説明不足の前半部分がとにかくイライラ。
状況把握できる頃にはもう後半。。
まあわざとやってるんやろうけど
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.6

『シャイニング』とは、
圧倒的に雪深いホテルの閉塞感であり
ジャック.ニコルソンの狂演技であるところの自分としましては、前半部分はちょっとモヤモヤと違和感を感じちゃいました。
これがスティーブン.キン
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

1.5

ガム君の矢本悠馬がいい感じ。

そして、なんだろう。
あまりこういう、これでもかっていう作品が得意じゃないのもあるけど、
多分、住野よる作品と浜辺美波が自分の肌に合わないんだなあと再確認でした。

シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011年製作の映画)

3.0

ガイ.リッチーお洒落アクション爆発。
チェスの様な先の読み合いアクションは面白かったし、砲弾搔い潜って林の中を疾走するスローモーションは美しさすら覚えました。
でもやっぱりちょっとアクション過多かなあ
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シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

3.0

ガイ.リッチーらしい洗練された雰囲気と洒落たベーカー街にハマる反面、
頭脳派というよりも肉体派な、自分の中にあるシャーロック像との乖離に若干の「なんだかなあ」がありつつ。
さすが面白いけど。


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シャイニング(1980年製作の映画)

3.9

かなり久しぶりに見返しました!

ホラーと芸術が融合した様な映画世界と、まさに怪演やっぱりジャック.ニコルソンのもんですね。

キューブリック作品の中では理解しやすい内容だし、ホテルの内装はやっぱり素
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CURED キュアード(2017年製作の映画)

3.9

ゾンビの特効薬が見つかった世界で
元ゾンビ達の苦悩を描く物語。

なかなかの意欲作だし今までありそうで無かった作品。
ゾンビだった頃の記憶がまるまる残っているのが、もう辛い。
世間からの憎悪と差別と恐
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ゲット・イン(2019年製作の映画)

3.0

軒下貸して母屋を取られるってのはこの事だ。。

実話がベースとあるけれど、旅行行ってる間に自分の家を使用人に乗っ取られるなんてめっちゃ不愉快な話。。

ていうかせっかく良い題材なのに生かし切れてないと
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プレデター2(1990年製作の映画)

2.9

蒸し蒸し大都会とおっさん達の汗染みシャツ。
なんか全体的に絵図が汚いのよ。
とはいえまあ大都会とプレデターはよく似合います!


ラスト、相手に敬意を払うプレデターの流儀も格好良かったです。

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.9

クラシカルな雰囲気とゲロ。

こんなにもストレートな推理物が久しぶりだったので、子供の頃大好きだったホームズや明智小五郎を思い出しながら単純に楽しむ事ができました。

まあ、推理という程の推理ではない
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YUMMY ヤミー(2019年製作の映画)

3.9

なんじゃこの巨乳崇拝主義者どもw

いやあ、なんの期待もしてなかったけど、B級爆発でおもしろかったです!

美容整形とゾンビの組み合わせが何気に新しいし、それぞれのキャラの個性が際立って何気にグロも満
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海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

3.4

単純なサメの怖さでは前作の方が上かも。

でも上向かって泳げば空気あるのに上にあがれないっていう、海の底で屋根があるっていう状況めっちゃ怖いですね。
閉所恐怖症になっちゃいそう。。
なにがマヤなんだっ
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.0

面白いけど正直ちょっと肩すかしでした。

「もっとも残虐な悪」というコピーにも惹かれるしトム.ハーデイ大好きだし、ヴェノムの造形もめちゃ好みなので期待してたんですけど…
テンプレ通りというかなんという
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哀しき獣(2010年製作の映画)

3.9

利用される者はどこまでいっても利用されるし、貧しい者はどこまでいっても貧しい。
そんな国というシステムの哀しさを感じました‥なんてな真面目な感想がぶっ飛んでしまうくらいにミョン社長がとにかく強すぎて、
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パーフェクト・トラップ(2012年製作の映画)

2.9

『ワナオトコ』の続編だったのかー
話あんまり覚えてないけど大丈夫かな…
なんて心配する必要まったく無いくらい内容が無かったです。
話なんてどうでもよくて、いかに大量に人体を破壊するか、それのみに特化し
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初恋(2020年製作の映画)

3.6

古き良き三池崇史作品って感じのVシネ臭がムンムンです。

自分の描いた絵図に技術と運が付いて来ない染谷将太と、強面だけどヘナチョコな大森南朋が特に好き。

肝心の主人公ペアはいまいち存在感無かったかな
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マー ―サイコパスの狂気の地下室―(2019年製作の映画)

3.5

タイトルにあるマーのこれはサイコパスなのか?
やり方はともかく正当な復讐の様な気もするし。。

いずれにせよ少しだけマーを応援したくなる自分がいるのでした。

そして、同世代と上手くやれなくて子供世代
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とびだせ!ならせ! PUI PUI モルカー(2021年製作の映画)

3.7

なんの期待も知識もなく付き添い感覚で見てきましたが。
なんだこれ面白い。

めっちゃ可愛いキャラとシュールな世界観、子供向けと見せかけて随所に散りばめられた毒といろんな映画のパロディ。

これってもは
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LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)

3.6

アイデアも面白いし展開も気になるし斬新で面白い。
それだけに、ちょっといろんな要素詰め込み過ぎな感じがして、中盤以降のダラダラした展開は残念でした。

超能力とか特に無くてもいいので、
その分未来のレ
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新・仁義なき戦い。(2000年製作の映画)

3.5

やはり本家と比べると劣るものの、
坂本順治監督らしい静かな迫力が感じられました。

豊川悦司の色気と本家の金子信雄にも匹敵する岸部一徳のタヌキぷり、そしてタランティーノが惚れ込んだ布袋兄さんの「BAT
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フロッグ(2019年製作の映画)

3.8

おおー、おもしろいなあ。。
よく練られたプロットだわ。
予備知識無しで見れたのが良かったです!

個人的には、フロッグというタイトルの持つ意味が生理的に気色悪くて大好きでした。

「開始45分、その恐
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台風家族(2019年製作の映画)

3.5

凄い良い作品になりそうだっただけに後半の失速は残念。。
勿体ない。。
もっと台風みたいにめちゃくちゃでいいのにスケール小さく終わっちゃいました。

とはいえエゴと欲丸出しの罵り合いは楽しかったし、下衆
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.8

良い作品だったというのは大前提だし、
いいなあと思える場面も多かったんだけど、あんまり深くは心に刺さらなかった自分がいます。

こういう作品ってバランスやさじ加減が凄く重要で、
そのさじ加減が自分の好
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.8

ロン毛のショーン.コネリーめっちゃ格好いい。

人の数だけそれぞれの正義があるから厄介です。
さすがに今見返すと古さは感じるけど、アルカトラズとか脱獄って聞くだけでテンション上がる自分がいるのでした。
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ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.0

あんなチャラいナリして彼氏めっちゃいい奴やんけ。

典型的で古典的で王道中の王道なホラー映画でした。
こういう映画ありがちの「出てきそうで出て来ない」がストレスでしんどかったけど、暗闇の中を移動するア
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.7

ああおもろい。
似た様な設定数あれど、
どちらかというと狩られる側よりも狩る側に焦点が当てられた設定に新しさを感じました。

主人公っぽさだしてる奴が速攻消えていったり、疾走感ある序盤の展開も含めてめ
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殺し屋チャーリーと6人の悪党(2014年製作の映画)

3.9

サイモン.ペッグ目当てでなんとなく見始めたけど、グイグ引き込まれました!

パルプ.フィクションの影響受けてんだろうなあって思うけど、人物の関係性などいっさい分からないまま始まって、徐々に物語の骨組み
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仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

3.9

広能と武田の関係性ってなんか素敵。

そしてそして、ひとまず完結!
こういうシリーズの常としてシリーズが進むにつれパワーダウンしていくのは、これはもうしょうがない。
年月とともに時代も流れて世代交代へ
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.5

素晴らしい映画というものは音楽も素晴らしい。
特にこのアンタッチャブルのオープニング!私的歴代映画音楽のベストテンに必ず入るくらいに大好きなのです。

今にして思えば珍妙なる禁酒法時代を舞台に、ヒリヒ
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仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

3.9

彼らの物語も終わりが近い。

前作までに比べて、ほんの少しパワーダウン。
でもこの尻すぼみ感は実話をベースにしているからこそなんですよね。
リアルな喧嘩ってドラマチックでもなんでもなくて、きっとダサく
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