まるおさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

まるお

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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

4.0

見終わった後しばらくしてから
嫌悪感や不気味さがじわじわと。

血が噴水の如く噴き出したり内臓飛び散ったりするような過剰な演出が一切ないからこそ、
日常すぐ側に潜むソシオパスやサイコパスの不気味さが鮮
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.8

ラース・フォン・トリアー監督の作品は
毎回難解なのでいつも二の足踏むけれど、
今作はトリアー監督の中では比較的に娯楽よりでわかりやすかったです!

これを娯楽よりと言うてる自分は麻痺ってるのか。
まさ
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.0

タイトルからして重ための物語を予想してましたが、なんだかオフビートなゆるいお話でした。
ちょっとほっこり、こういう雰囲気大好きです。

圧倒的脇役感な和彦いいなあ。
東大出てウダウダやって全面的に受け
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.0

2時間半を超える長さに恐れをなしていたけど、全体的にダれる事なく見る事ができました。
20数年ぶりの再会とそれぞれの記憶、青春、を辿るパートは楽しかったし切ない気持にもさせてもらえました。

ただやっ
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静かなる復讐(2016年製作の映画)

3.0

8年かけて計画練った割に行き当たりばったりで雑すぎる。

いちいち嫁さんに近付く意味はなによ。
おいおいそんな事も知らんかったんかい。
などなどツッコミだしたらキリが無いけれど、大袈裟でなく下手な演出
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アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

3.8

ミュージカルは苦手、でもゾンビは大好き。
だから見ようか見まいか迷ってた作品だけど、見ればめっちゃ楽しい。
曲が良いのでミョージカルシーンがどれも楽しかったです!
ゾンビとミュージカルって案外と相性良
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ソルト(2010年製作の映画)

3.0

久しぶりに王道アクションでもと思ったけど…
ああなるほどこういう話かあ。

展開が強引で無理矢理で、行動の一貫性もあまり感じられずで、
正直あまりノれなかったです。

アンジー様の唇は貫禄でした!

エル・クラン(2015年製作の映画)

3.5

自己中で強権。
時代に乗り遅れる哀れはありつつもやっぱこんな父親は大嫌い。
どんな形であれ楽しく家族やりたいもんです。

思ってた以上にカッチリした話と、それをかき混ぜる能天気な音楽。
このアンバラン
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グラスハウス(2001年製作の映画)

3.0

王道サスペンスといった感じで普通にハラハラドキドキでした。
ラストはちょっとマヌケだけれども。

枕が変わっただけで眠れなくなる神経質な自分には他人の家で暮らさなきゃって状態がすでに地獄。。
何もなく
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イソップの思うツボ(2019年製作の映画)

2.0

うわー!なんというか…
演出や展開全てがダサい!

『カメラを止めるな』の呪いとでも言いましょうか。
何か変わった事をしなければと思うあまり空回りしまくっている感じでした。。

物語にリアリティという
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.9

映画というよりもドラッグを使ったらこうなりますよというドキュメンタリーを見てるみたい。
やっぱりドラッグいかんです。

そしてとにもかくにもダンスが凄い。
あれだけ腕振り回してよくもまあぶつからんなあ
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グッド・シリアルキラー(2018年製作の映画)

3.1

世のため生徒のため、ていうか自分のストレス発散のため。
よくもまあこんな大雑把なやり方で今までやってこれたよなあと感心しつつ。。
いろいろ雑ではあるけれど、事件が動き出してからは楽しかったです。
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悪魔を見た(2010年製作の映画)

4.0

徹底的に暴力的で徹底的に陰惨。
韓国映画の復讐系ジャンルの徹底的な容赦の無さが好き。
一息なんてもったいない
復讐はやっぱりネチネチやらないと。


チャン.ドンゴンの表情も素晴らしいし、
チェ・ミン
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

ささやかなのがめちゃくちゃ良い
めちゃくちゃ沁みます。

音楽で世界を変えるとか人種差別を根絶するとか、そんな大それた事でもないし感動の押し売りでもない。
劇的ではないけれど半径2メートルくらいを笑顔
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.9

声は枯れ顔は不細工に歪みまくって、
汗と涙と血おまけに精液が混じり合ってぐちゃぐちゃになった様な、
池松 壮亮と蒼井優がとにかくめちゃくちゃ良かったです。
原作そのままの熱量だわ。
前歯どうなってんだ
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セーラ 少女のめざめ/セーラ 少女覚醒(2014年製作の映画)

3.4

少女‥ではない。
私は他人とは違う、私は選ばれた人間なんだと勘違いした主人公が徐々に腐っていく様が『スリーデイズボディ』ばりにねっとりと描かれていて、なかなか見応えありました。
口からウジ吐いて坊主に
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

3.4

町田くんよりもよほど人間味のある池松壮亮と関水渚がめちゃくちゃ良かったです。
池松壮亮やっぱいいなあ、出演しているだけで画面が引き締まる感じ。

町田くんの底抜けの優しさを見ていると、
感動よりもイラ
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アス(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

得体の知れない不気味さ。
なかなか楽しむ事ができました。

地下の者達が地上の我らの全てを
パントマイムで真似してたってシーンがなんとも薄気味悪くって好き。

2段階のオチと得体のしれなさが楽しかった
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.9

はた迷惑だけどなんか憎めない兄弟。
こういう雰囲気の西部劇って珍しいけど嫌いじゃない、むしろ好き。
音楽と映像の見せ方も良くって、特に夜の闇の黒が素晴らしい。

神経症的なホアキンも良い味出してるけど
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.9

映像はさすがの大迫力。
それに初っぱなから出し惜しみせずにバシバシ怪獣出てきてくれたのは嬉しかったです。

前作はムートーがダサすぎてテンション下がりまくりだったけど、今作はさすがのキング、美しい。(
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ブルー・マインド(2017年製作の映画)

3.0

お伽噺のような物語とラストシーンは大好き。
でもドラマとしては面白いけどホラーとして観たらかなりの拍子抜け。

反抗期や身体の異常に対する悩みを差し引いてもミアやジアンナ達の事もまったく好きになれませ
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大鹿村騒動記(2011年製作の映画)

3.7

仇も恨みもこれまでこれまで。

認知症や過疎や不倫やジェンダーや、
笑ってられないような問題扱っているけど、妙にニヤニヤしてしまう。
あっさりさっぱりと面白かったです。

これぞまさしく坂本順二の真骨
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タロウのバカ(2019年製作の映画)

3.7

普段生活するうえで目を背けてしまっているものをまざまざと見せつけられる感覚。
鈍く重たいダメージを受けました。

親や学校どこに居ても上手く居場所が作れない様な、この三人の三人だけで全て完結してしまっ
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コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

3.5

キャラデザインや小物がなかなか不気味で可愛い。
目がボタンって何気に不気味だし、
ワイビーのヘルメットなんて最高です。
お尻にセルライトついたキャラなんてはじめて。。

『ナイトメア・ビフォア・クリス
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ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

3.7

パスカル.ロジェ監督、やっぱりこの人ドS監督だ..
コピーが散々煽るから期待値上がりすぎてしまったので、
衝撃受けた『マーターズ』超えはなりませんでしたが、充分面白かったです!

オーソドックスでもは
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オオカミは嘘をつく(2013年製作の映画)

3.0

シンプルな図式は面白かったんだけど、
容疑者の男はなぜ容疑者として疑われる事になったのか?
殺された女の子と父親はどういう親子関係だったのか?
暴力警官の親子の関係は?
そういった描写が一切ないので
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レッド・インフェルノ(2015年製作の映画)

1.0

ああ…ほんとキツかった。。
演技は下手だし演出は古いしカメラワークも間も悪い…
80分程の作品だけど4時間くらいに感じてしまった。。
ある意味拷問。

トランスポーター3 アンリミテッド(2008年製作の映画)

2.5

どうしたフランク…
メロメロとらしくないなあ。
このソバカス娘のどこにそんな魅力が。。
私には分からん世界だ。

このシリーズの変なアクションが好きだったけど、
それも若干控えめ、ちょっと不完全燃焼で
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

何色にでも簡単に染まってしまう少年時代において、親の存在のなんと偉大な事か。
そこにきてスカーレット.ヨハンソンのオカンのなんと強くて素晴らしい事か。

あまり多くを書くことはできないけど、
靴ひもな
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ケンとカズ(2015年製作の映画)

3.0

気になる俳優、毎熊克哉。
最近は可愛らしい役もやってるけど、
すんごい顔してますなあ。

物語としては単純なんだけど、
暴力でしか繋がれない男の「そうならざるを得ない」その過程が丁寧に描かれていたので
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母なる復讐(2012年製作の映画)

4.0

胸糞度は100億点。
ひっさしぶりに心の底からムカついた。。
こんな反省も後悔もない糞に対して、これ以外の手段で報復する方法があるなら教えて欲しい。
願わくば一瞬でなく、もっとじっくりと痛めつけてやれ
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.2

タイトルからは想像もつかないナナメ上な展開。
でもこういうの嫌いじゃない。
アイラブパンクです。
いいねえ、青春だわ。

ていうかこんな展開にするなら、もっと突き抜けても良かったかも。
そこだけは勿体
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アンフレンデッド:ダークウェブ(2018年製作の映画)

2.5

なんだかんだ全部ひっくるめて主人公が馬鹿すぎる。

原因もお前やし事を大きくしてるのもお前やし。
友達巻き込んでんなよテメエ一人で片付けろよと、とにかく主人公にイライラしてしちゃいました。

ていうか
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TDF Really Works(原題)(2011年製作の映画)

2.5

アリ.アスター 監督の短編デビュー作らしいけど‥
なんだこれは、クソくだらないw 
下ネタの塊じゃないか。
これでデビューって凄いな。

映画というよりも、
フェイクコマーシャルの様なコントの様な。
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モンスター・フェスティバル(2018年製作の映画)

2.9

ホラー映画の知識を駆使して、ホラーな状況を生き抜こう。
アイデアは面白い、すごい好き。
これはホラー映画に対するラブレターかしら。
なんてワクワクしたのだけれど…
でもなんだろうか、ひとつひとつのシー
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パラドクス(2014年製作の映画)

3.6

おもろい、でも変な映画。

一応理解したつもりではいるけれど…理解できてんのか?
ああそうか『ダークレイン』の監督さんなのね、妙に納得です。

タイムループも最近では珍しくもなんともないけれど、
この
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