えーこさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

えーこ

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殺されたミンジュ(2014年製作の映画)

3.3

"ミンジュ"とは韓国語で"民主主義"
キム・ギドクはいつも人生の痛みについて描いており、これは国が個人、国が国民に与える痛みを描いているそうだ。

最初に捕らわれるのは、実行犯演じるキム・ヨンミン。
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神様メール(2015年製作の映画)

3.6

神様がふつーのオッサン、女神もふつーのオバチャン、
娘エアとブリュッセルのアパートで暮らしてる。
この神様、性格悪すぎっ
パソコン1つで世界を弄んでる。
災害だったり、事件だったり、
これはみんな神様
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アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

4.5

若く美しいまま年を取らないのは、誰もの憧れだろうけど、自分だけが年を取らないのは計り知れない孤独。
娘と一緒に暮らせない。
友達も恋人も作れない。
年を取らないのがわからない盲目の女性が唯一友達と呼べ
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リザとキツネと恋する死者たち(2014年製作の映画)

4.4

那須の九尾の狐伝説て、、(笑)
この監督、かなりの日本マニア!?
トミー谷が胡散臭くてサイコー!!
昭和歌謡な歌がノリノリ~
思わず一緒にダンスダンス☆ハバグッタイム♪
キャラが個性的、キャラごとのテ
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ヴィジット(2015年製作の映画)

2.0

老人力がスゴいっ(笑)
話は面白いんだけど、、POVで撮りたいからって、お姉ちゃんが映画にするという設定がわざとらしく、どんなときもカメラを離さない姉弟のキャラがウザい。
敢えてミスマッチな曲とか、い
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.5

やっぱりメガネ×スーツは2割増っ
英国紳士コリン・ファースがステキですぅ~

アクションシーンがキレッキレ。
ダンスみたいな華麗な動きがちょークール!!
教会のシーンがワンテイクてビックリだわー
秘密
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ギャラクシー街道(2015年製作の映画)

2.8

アニメを使った演出、衣装や小道具、世界観はとても好き。
西川くんかわい~っ
いつもの群像劇ではあるものの、くだらなくて、まとまりなくて、せっかくの豪華キャストも無駄使い。
毎回店にいろんな宇宙人がやっ
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岸辺の旅(2015年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

彼岸へ渡るための心の旅。
妻の想いが、妻への想いが、彼を此岸に留まらせたのだろう。
幽霊なのに、実体があり、第三者にも見えるという不思議。

「好きだよ」と夫は言う。
好きだったけど、重かったんだろう
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.5

意識高い系の若者が恩を仇的に食われるってとこが面白く、この手の映画としてはストーリーが抜群。
村に辿り着くやいなや、わらわらと赤い食人族が現れ群がるシーンの恐怖ったら!!
時折カメラがブレることで、朦
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.4

この人、美人とばっか付き合ってて、、モテるなぁ~(笑)
ここまでプライドのある男が店ではなく、
フードトラックを始める動機、キューバサンドイッチへの思い入れが若干弱い気もするが、、
Twitterを上
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海街diary(2015年製作の映画)

3.8

父が死んで、鎌倉の家に、腹違いの妹がやってきましたー。
とにかく原作が秀逸で、ほんと泣けるんだけど、、原作の雰囲気を壊さず、限られた時間内でうまくまとめられていた。

しっかり者の長女、自由奔放な次女
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

3.1

『スター・ウォーズ』完成以前に構想されていた"映画至上もっとも有名な実現しなかった映画"
これがスペースオペラの序曲だった!?
あの映画の、この映画の、あのシーンこのシーンはこれが元になってた!!
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草原の実験(2014年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

眩しすぎる太陽、強烈な光と影のコントラスト。
風、水、空、そして草原、自然の息づかいを感じる。
自然と共に丁寧に、繰り返される日々を暮らす親子、言葉を交わさぬことが自然に思えてくる不思議。
静かに穏や
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

4.1

三角関係あるある(笑)
好きになったその瞬間、あの子の笑顔はズルいわー
二人が翻弄されていく様子がなんとも滑稽。
即座にタバコを吸うのが悲しいね。
何よりも後ろ姿が物語る。

ポップな色彩、PVのよう
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百円の恋(2014年製作の映画)

3.2

♪安っいぃ~安っいぃ~…
頭から離れないぃ(笑)

出てくる人がクズばっか
多少誇張はあるものの、
こんな人いそう、こんなことありそう、、
セリフが笑える。

安藤サクラの劇的ビフォーアフター!!
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.6

オープニング、なんだか穏やかじゃない曲に、んん!?
ストーリーテリングがうまいなー
冒頭数分でシチュエーション、ジュディという人?物を会得させ、あっというまに観客を感情移入させてしまう。
ウサギに警察
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あん(2015年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

花よりどら焼き!?
桜も美しいけど、あんがほんと美味しそう。
樹木希林、相変わらず映画に馴染む。
無骨な店長さんとの交流は良かったのだが、
今まで不本意な扱いを受けてきて、こうなることはわかってるだろ
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ムカデ人間3(2014年製作の映画)

1.3

今度は500人!?愛と感動のフィナーレ??
…ということで、第1、2作観ちゃったし、義務的に鑑賞(笑)
舞台はアメリカ某所にあるジョージ・ブッシュ刑務所。
1のハイター博士が所長を嬉々として演じている
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.8

ジェイク・ギレンホールの怪演が評判だけど、イメージは痩せこけたコヨーテだと勝手に12キロも減量したというから狂気(笑)
もともと好きな顔じゃないけど、げっそりと目だけがギョロっと気持ち悪い。

学歴も
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ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

3.6

監督スピルバーグ×主演トム・ハンクス×脚本コーエン兄弟、これで面白くないわけない!?

橋の上での捕虜交換の"橋"渡し。
弁護士ドノヴァンを貫禄のトム・ハンクス。
でも他のキャストがあまり知らないなぁ
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忘れないと誓ったぼくがいた(2015年製作の映画)

3.5

こりゃ切ないわー
ある映画の台詞を思い出した。
"人は2度死ぬ。1度目は体がなくなること。2度目はみんなの心の中からいなくなること"
認知症で自分の記憶がなくなるもの辛いけど、みんなの記憶からなくなる
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ロランスは"フレッド"を愛していた。
男とか女とか関係ない、
フレッドはフレッド、私は私。
そんな彼を理解しようと頑張って、壊れていく彼女が痛々しい。

路地裏のキス、洗車場での告白、
赤、黄、青…、
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メビウス(2013年製作の映画)

2.9

男と女、苦痛と快楽、メビウスの輪のように表裏一体。
妻と愛人もしかり、一人二役とはまさに表裏一体。
セリフがなく、喘ぐ声やら叫ぶ声のみ。
それはとても動物的で正しい。

アーロと少年(2015年製作の映画)

3.5

もしも恐竜が絶滅しなかったら…!?ていう仮定の世界。
隕石スルー(笑)
恐竜は言葉を話すけど、人間は話せない。
少年はほぼイヌである(笑)
これは人間よ、驕り高ぶるなかれということなのか?

山や川な
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サウルの息子(2015年製作の映画)

3.3

オープニング、ガス室に押し込まれる大勢のユダヤ人。
ただ喚き声や呻き声だけが響き渡る光景に、改めてこんなことが実際に行われていたんだと、うっと込み上げてくる。

画面が縦横1:1.3のスタンダードサイ
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キャロル(2015年製作の映画)

3.6

目は口ほどにものを言い、
交わされる視線がなによりも心を語る。
"惹かれるのに理由なんてない"
お互い惹かれ合い、当然のように結ばれる。
でも同性愛がタブー視されていた時代だし、
もっと躊躇や葛藤がな
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.2

いつまでも夢を追ってはいられない。
何をやっても空回り、そんなときもあるさ。
人生いいことばっかじゃないけれど、
めげない、負けない、いつでも前向き!!
フランシスは今日も行く!?
ヌーヴェルヴァーグ
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オデッセイ(2015年製作の映画)

3.6

『インターステラー』に引き続き、またもやひとり宇宙に取り残されたマット・デイモン(笑)
『ゼロ・グラビティ』的なかんじかと思いきや、この主人公マークのおかげで絶望的状況がコミカルに描かれていて面白い。
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トイレのピエタ(2015年製作の映画)

3.2

死を宣告されたら、自分はどうするだろう。
自分は今、本当に生きているのか。
子を抱きし"トイレのピエタ"に息を飲む。

ルーム(2015年製作の映画)

3.7

ジャックにとって、この"部屋"が世界のすべてだった。
この小さな部屋は手作りのおもちゃなどが溢れていて、ママの大きな愛で包まれていた。

天窓の切り取られた空じゃない、どこまでも広がる果てしない青空を
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

4.3

映画は「世界」「悪魔」「肉」の3章に分かれていて、
これはカトリックの救霊を妨げる3つの敵。
登場人物の名前もバルバラ、ダミアン…と意味深い。

章ごとに中心となる人物が移行していく。
時間軸の見せ方
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