このレビューはネタバレを含みます
彼岸へ渡るための心の旅。
妻の想いが、妻への想いが、彼を此岸に留まらせたのだろう。
幽霊なのに、実体があり、第三者にも見えるという不思議。
「好きだよ」と夫は言う。
好きだったけど、重かったんだろうな、、
彼女が彼に依存し過ぎてて、苦しくなって、
愛人作っちゃったんだろうな、、
蒼井優が強烈っ!!
彼女が彼の死を受け入れるには、
彼が彼女の前に現れる勇気を出すには、
きっと3年という年月が必要だったのだろう。
様々な故人との別れを通して、自分たちの別れ方を見つけていく。
ラスト、夫を見送り、すくっと立ち上がり、その場を後にする妻に一人立ちの決意を感じた。