ともぞうさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.2

女性をナンパしようとトチる度に1分前に戻る携帯型タイムマシンのボタンを押す。実は理系で肉食系女子はタイムマシンの秘密を話す。ショックを受け、激しく落ち込む男性。もう一度、男性をその気にさせようとタイム>>続きを読む

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.0

何気ない女性差別。それによる女性の生き辛さ。旦那も妻のことを愛して、真剣に考えているが、それ故にお互いの思いの違いが顕になっていく。結果、妻は心のバランスを崩していく。そういった社会の理不尽さをリアル>>続きを読む

アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.0

オバケ家族のドタバタコメディ。ブラックジョークと深い家族愛。

〈あらすじ〉
鉄の門に閉ざれた館。ここには不気味なアダムス一家が住んでいる。当主のゴメス(ラウル・ジュリア)と妻のモーティシア(アンジェ
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.2

クリード1よりずっと良い。クリードとヴィクターは本当にビルドアップされ、ボクシングシーンに迫力と説得力があるし、癌を乗り越えて老境の域に達したロッキーが味わい深い。何気にドラゴ親子も素晴らしかった。損>>続きを読む

クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

3.7

ロッキーの新シリーズ。純粋なボクシング映画といった趣き。ボクシングシーンはたっぷりで迫力もあったが、やはりロッキーとは別物。マイケルBジョーダンにはロッキーにあった泥臭さがない。彼女の難聴やロッキーの>>続きを読む

ことりのロビン(2021年製作の映画)

3.0

ほっこりとした絵柄。どんくさくても良いじゃない、自分らしくというメッセージ。

〈あらすじ〉
ネズミの家族に育てられた1羽の小鳥が、クリスマスツリーに飾る魔法の星にかけた願い事とは...? 本当の自分
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ロッキー・ザ・ファイナル(2006年製作の映画)

4.0

5の凡作ではシリーズを終わらせられなかったんだろう。16年経ってのファイナル。シルべスタースタローンも60才。前半は5を引きずったようなしんみり展開だったが、後半からはコテコテの展開に。過去作のオマー>>続きを読む

ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)

3.0

今までのカラッとしたロッキーの良さが減り、全体的に湿っぽい。最後もリングじゃなくてストリートファイト。あんな幕切ないやろと思わずにいられない。音楽もテンション上がらんし。

〈あらすじ〉
強敵ドラゴを
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ミックステープ 伝えられずにいたこと(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

幼い頃に両親を失った子がミックステープの音楽から両親のことを知ろうとする。レコードショップの親父、祖母、友達との関係も乗り越えて、最後は両親の自分に対する思いを歌で知るハッピーエンド。2曲目がリンダリ>>続きを読む

ひばりの三役 競艶雪之丞変化 後篇(1957年製作の映画)

3.1

最初に前編のあらすじを振り返ってくれるので、無理なく話に入っていける。最後はみんな死んで仇討ち成功。しかし、女子になんでこんなにモテるのかと思ったら、男性だと思ってたんだ。どう見ても美空ひばりは女にし>>続きを読む

ひばりの三役 競艶雪之丞変化 前篇(1957年製作の映画)

3.0

雪之丞、闇太郎、お園(母親)の三役を美空ひばりが演じる。雪之丞とお園はわかるが、闇太郎まで美空ひばりがやる必要があったのか?まあ、それだけ大人気だったということなんだろう。後編に続く。

〈あらすじ〉
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セクシー地帯(ライン)(1961年製作の映画)

3.0

昭和36年の作品。売春防止法が施行され、売春が裏に潜っていった時代だからこその雰囲気とストーリー。

〈あらすじ〉
名目はタイピスト、接待用の特殊女性として東京貿易に雇われている滝川玲子(三条魔子)は
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斬る(1968年製作の映画)

3.0

マカロニウエスタン風の時代劇。高評価だが、個人的には刺さらず。ただ、神山繁は知的で悪徳役人がピッタリだなと思った。

〈あらすじ〉
天保4年。空っ風が砂塵を巻き上げる上州は小此木領下に2人の男がふらり
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ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)

3.8

この作品は予備校に通ってた浪人時代に観たことを思い出す。当時はまだソ連崩壊前で、アメリカvsソ連がそのままの時代。その空気感が色濃く出てる。最初に見た時の印象は、ドラゴがとにかく強そうで、おっかなくて>>続きを読む

ロッキー3(1982年製作の映画)

4.4

アポロとの戦いを制し、すっかり金持ちになったロッキー。そこに、ハングリーで野獣のようなグラバーが現れ、めった打ちにされ負ける。老トレーナーも亡くなる。失意のロッキーの元にアポロが現れ、トレーナーになる>>続きを読む

ロッキー2(1979年製作の映画)

4.4

1作目が大成功しての続編。2作目が前作を超えることは至難の業。それを実現した数少ないシリーズ。愛するエイドリアンと結婚し、息子も誕生。一時は昏睡状態になったが息を吹き返したエイドリアンが言ったのが「勝>>続きを読む

フラガール(2006年製作の映画)

3.7

最後の蒼井優のフラダンス、めちゃめちゃ練習したんだろうなぁ。炭鉱で潤ってきた街が閉山になる。なんとか街を守ろうとハワイアンセンターを作る。時代も時代だから、いろんな偏見もあっただろう。それでも頑張り続>>続きを読む

明日の記憶(2005年製作の映画)

4.0

10数年前に観た時は、何も思わなかったシーンも今、50代になって再鑑賞すると身につまされることばかり。物忘れなんてしょっちゅうだし(笑)でも、献身的に支えてくれる妻や家族に悪態をついたり、暴力を振るう>>続きを読む

猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

3.6

前半というか終盤まではドタバタコメディ。最後に彼女の秘密がわかり、奇跡的な再会が起こる。エンディングの歌が素晴らしく心に沁みた。

〈あらすじ〉
性格の優しい大学生のキョヌは夜の地下鉄ホームで美しい“
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アウトブレイク(1995年製作の映画)

3.2

OUTBRAKEは、突然の発生、勃発。
パンデミック映画の代表作。罹ると致死率100%のウイルス。ロックダウンや軍による外出禁止令などコロナ禍の今見直すといろいろと味わい深い。この映画の感想は面白いと
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劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

劇場版になると事件が大掛かりになるし、テロ絡みになる邦画あるある。やっぱり悪い奴は政府の大物。冷静沈着だった坂口健太郎は血まみれのアクションを見せる。面白いけど、ちと違和感。最後は北村一輝の狙撃を吉瀬>>続きを読む

メカニック(2011年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

1972年のチャールズブロンソン版のリメイク。オリジナルが男臭いこともあり、今作のジェイソンステイサムは渋くて哀愁がある。結局は恩人のみならず、その息子も殺さなくてはならなかったのは切ない。

〈あら
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キセキ あの日のソビト(2017年製作の映画)

3.6

大学生で顔を見せないで、あれだけのヒット曲を生み出すのは正に奇跡。歯医者になることも諦めずに歌も続ける。ある意味、ジャパニーズドリームだと思う。お兄さんも現在はプロデューサーとして成功しているようだし>>続きを読む

ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.6

何も考えずに観れるという点ではワイスピだが、シリーズの主要キャストが誰も出て来ない。主役の2人は超人レベルの強さだし、悪役は本当に不死身の身体に改造されたサイボーグという設定でSFというよりアメコミ。>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

天才なのに幼少期の虐待で心を閉ざしている青年と愛する妻を亡くし殻に閉じこもっている精神科医。お互いが対話によって、自分の心の傷を見つめていく。ロビンウィリアムスの「君は悪くない」の言葉に号泣するマット>>続きを読む

ハミングバード・プロジェクト 0.001 秒の男たち(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ハミングバード(はち鳥)が羽ばたきするのに要する時間が「0.016」秒。その時間を短縮して、何としても大金を手にしようとする2人の奮闘。結局はプロジェクトは頓挫して、大金を手にする夢は幻に終わるが、主>>続きを読む

ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた(2018年製作の映画)

3.2

ハーツビートラウドは動悸。
音楽をやってる人には楽しめる映画。良い映画には違いないが、娘を持つ父親という立場で見ると自分の夢を娘に押し付けるようで共感しにくかった。娘が医大に合格しようと猛勉強してるの
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約束のネバーランド(2020年製作の映画)

2.8

漫画では違和感がなくても実写になると、微妙な感じになることはよくあるし、まさにそのパターンだったかな。あと、俳優陣は皆、頑張っていたと思うが、重要人物レイ役の男の子の演技が見てられないレベルだったので>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

4.4

人を宇宙に運ぶ最先端のNASAでさえ、あれだけ酷い人種差別があったのかと改めて驚かされる。それでも、そんなつまらないことに囚われない白人上司もいたことが救い。あれだけ突出した才能を持った女性が頑張って>>続きを読む

コーチ・ラドスール 無敵と呼ばれた男(2014年製作の映画)

4.5

無敗を誇るチームが連敗。そして、名コーチも体調を崩す。そこからの復活劇。この寡黙なコーチは試合では的確な指示を出すが、練習では人間性の向上を説き続け、自身もそうであり続けようとする。選手が卒業後も尊敬>>続きを読む

長い灰色の線(1954年製作の映画)

3.0

しがない男の回想録。そのしがない男が最後に万感の思いで涙を流す。大体の人の人生なんてしがないもんだと思う。この地味な映画が高い評価を得ているのは、しがない人生も良いもんじゃないかと肯定感を得られるから>>続きを読む

オーバーボード(2018年製作の映画)

3.8

嫌味な大金持ちが記憶喪失になって、貧乏女と暮らす。いつの間にか家事もこなし、子供たちとも仲良しに。家族がやって来て記憶が戻るが、貧乏でも心豊かな暮らしを取る。まあ、現実に起こることはないが、心がハッピ>>続きを読む

欲望の谷(1954年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

西部劇らしい勧善懲悪ではあるが、本当に悪いのは奥さんのバーバラスタンウィックだったというオチ。貞淑な妻を演じていたが、旦那の弟とは不倫してるわ、弟の恋人は別れさせるわ、足の悪い旦那は火事の中で杖を燃や>>続きを読む

孤独な場所で(1950年製作の映画)

3.0

50代のハンフリーボガートに恋をする20代のグロリアグレアム。その50代の男は嫌味だし、激昂すると何をするか分からないヤバい奴。殺人犯ではなかったけど、別れて良かったねとしか思わなかった。

〈あらす
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私は貝になりたい(1959年製作の映画)

3.4

ストーリーはよく分かっていても深い絶望感に打ちのめされる。講和条約が近いし、もう処刑はないだろうと安心し切っている所に死刑の執行を言い渡される。最後も地元の高知で待つ奥さんは新しい散髪椅子を買い、夫が>>続きを読む

バットマン(1989年製作の映画)

3.1

コミックノリを忠実に再現している感じ。イカれたジョーカー役を嬉々として演じているジャックニコルソンは流石の一言。楽しそうに無差別に人を殺すジョーカーの原型を作ったと思う。

〈あらすじ〉
警察が腐敗し
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