nori8さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

もし、この世界のすべての人が
ビートルズを知らなかったら…
ビートルズの名曲をコピーしまくる
だけで、鳴かず飛ばずのシンガーが
一躍世界的スターになるという、
いかにも映画的フィクション。
最終的には
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.4

いぶし銀のシュワちゃんに感涙!
ファンの期待を裏切らない
偉大なるオマージュ。

新種のターミネーターは無敵!
どんなに攻撃されても復活する
メルト感も健在。
何より見せ所のカーアクションは圧巻!
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ジョーカー(2019年製作の映画)

-

これは、駄作。
というより、
映画の名を借りた ただの暴力。

銃で、ナイフで…
残虐に人を殺めたとて弱者は救われない

その、どうしようもない衝動を
もっとデリケートに別のカタルシスに
求めて、必死
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.1

おいーっ!何なんだ、これは!?

宮本、不器用すぎ!叫びすぎ!
いつもいつも全力投球すぎ!
バカか、お前はー!
そんなん、最高すぎやろー!!

甲斐性なし、前歯なし、意気地なし…
でもって…便利で遊ば
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.7

これはSF映画ではない…

父と子の絆、そして愛する人との
心の再生の物語。

全編を通じて支配する静寂と緊張感。
不安、落胆、絶望…
勇気、希望、そしてあふれる涙…
ブラッド・ピットの
“無言の演技
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.9

柄本佑のひょうひょうとした言葉、
瀧内公美の度が過ぎる色気。

結婚を間近に控えた幼馴染みの直子と
冴えない人生に自分を見失い気味の
賢治。
故郷で再会した2人は
“昔の恋”を取り戻すように
体をむさ
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.1

小栗旬の命かけた芝居は凄い!

人間失格な太宰に“恋”燃やす女
沢尻エリカ、二階堂ふみの
体張った女優魂も良いのだけど…

ここぞ、というシーンで都度
色彩と派手な音だらけの
蜷川ワールドが始まってし
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楽園(2019年製作の映画)

3.8

限界集落を抱える静かな村。
とあるY字路で忽然と姿を消した少女。
その12年後、
同じ村で連続殺人事件が起きる。

犯人は一体誰なのか?
心に傷を持つ人々の“素性”が次第に
明らかになり、やがて逃げ場
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.2

「育てられないなら産むな」
法廷で毅然と語る少年、ゼイン。
“自分を産んだ罪”で親を訴えるという
衝撃の幕開け。

中東レバノンの貧困街。
出生証明書もIDもなく
仕事も食べるものもままならない。
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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

3.7

これは良い!
FFのみならずゲーム全般にまったく
興味がないのに鳥肌モノの感動。

匿名の非現実に身を投じたからこそ
再生できた“父子の絆”。
これは壮大なメタファーであり
ゲーム世代への皮肉たっぷり
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エリカ38(2018年製作の映画)

3.4

半信半疑で見てみたが…
女優・浅田美代子の業とオーラは
なかなかのもの。

強欲な犯罪者でありながら
子供時代のトラウマを背負った悲哀と
愛に飢えた“か弱さ”を行間の表情で
うまく表現できていた。
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

これは秀逸!

すべてのシーンが、PCやSNS上の画面で
構成されていると知り、表現の限界を危惧して見たのだが、見事に裏切られた…

我々の生活は、今や全てデジタルコンテンツの世界で
表現できるの
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.3

間違いなく今年一番の作品!
体の奥から湧き上がるような震えと
涙が止まらなくなる…

伝説のバンドQUEEN
フレディ・マーキュリーの自信とプライドに
満ちた歌声とパフォーマンスには
知られざる孤独
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50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.8

佐藤二朗が主演か!?(笑)と思うほど
持ち味全開の“怪演”。
好きな人にはたまらない!

記憶が1日しか持たないヒロイン
長澤まさみとハワイのモテモテ現地ガイド
山田孝之の“切ない恋愛ストーリー”
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.1

とにもかくにも
ゲイリー・オールドマンの憑依度が
凄すぎて圧倒される。

感情的でワンマンでセルフコントロールが苦手な
新首相ウィンストン・チャーチル。
第二次大戦下、首相に就任し
ヒトラー率いるドイ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.9

ずっと、うすら怖い…
後を引くサイコスリラーだ。

黒人クリスと白人の恋人ローズ。
ある週末、ローズの実家に挨拶に行く
ことになり黒人差別を気にかけるクリス。

着いた先は、使用人を何人も抱える
いか
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

3.6

とにかく水原希子がエロくてヤバい…
チューの回数は
日本映画史上最高ではないか(笑)

水原希子演じるブランドの広報担当
あかりに翻弄されるのは
“奥田民生になりたい”ライフスタイル誌
編集者の妻夫木
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あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

4.3

前編&後編を試写で一気見。
何なんだ、この映画は!

緊張と興奮で常時、体が発火寸前だった。
寺山修司がどうとか関係ない!
これは、男女のどうしようもない欲と
リビドーを集約した至極の叙情詩。

クラ
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

4.1

壮大な“人間ドラマ”だった…

妻と息子を殺されて復讐に燃える
シーザー。その狂気に導かれて
息つく間もなくストーリーに没入する。

緊張感を随所でほぐしてくれるのが
新キャラの“バッドエイプ”。
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.6

「君はさ、本当に死ぬの?」「死ぬよ」

あっけらかんと不自然なほど明るい
ヒロイン桜良とクラス一目立たない“僕”の
12年越しの“愛”の物語。

余命1カ月の…というありきたりな
ストーリー設定をどう
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.3

清々しい感動の残る秀作。

アメリカでまだ黒人差別が顕著だった
60年代にNASAの有人飛行計画を陰で支えた
3人の女性の実話。

タラジ・P・ヘンソン演じるキャサリンは天才数学家。国の威信をかけた計
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マイ ビューティフル ガーデン(2016年製作の映画)

3.8

「チョコレートドーナツ」以来のシネスイッチ銀座。

出生の事情から部屋に閉じこもり
心を開けないでいる主人公のベラ。
規則性とルーティンに収まらない自然現象に怯える
彼女にとっての天敵は庭の植物。
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スプリット(2017年製作の映画)

3.9

最初から最後まで、
ジェームズ・マカヴォイの狂気と才能に
ただただ圧倒される。
マカヴォイ演じるDID(解離性同一性障害)の主人公に
ある日突然、女子高生3人が誘拐・監禁されるところ
からスト
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.0

きっかけは、インドのとある貧しい村。
兄とはぐれ、列車ではるか遠くに
運ばれてしまった“迷子”。
何度となく人身売買の危機から逃れ
南半球のとある善良な夫婦に引き取られる

大学進学、恋…何不自由なく
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.0

生田斗真の母性が神がかっている作品。
一方、母親に置き去りにされ、
生田斗真演じるリンコさんの母性を求める子役の
柿原りんかちゃんの演技が秀逸。

LGBTに対する一般社会の偏見が随所に現れるシビアな
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.7

120年先の宇宙への旅に向かう途中
期せずして“冬眠”から目覚めてしまった
男女2人のSFラブストーリー。

「マグニフィセント・セブン」で粋な腕利きガンマンを好演した
クリス・プラットと、今最も
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

4.1

ブラッド・ピット×ロバート・ゼメキス
がタッグを組んだ正統派のラブストーリー。
第二次大戦中のカサブランカを舞台に描かれる前半は、クラシックかつ耽美な映像に酔いしれながら
スパイもの特有の緊張感が作品
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本能寺ホテル(2017年製作の映画)

3.4

言わずと知れた「プリンセストヨトミ」の
シリーズ続編となる歴史ファンタジー。

ストーリーは至って単純!
タイムスリップした綾瀬はるかが
「本能寺の変」を織田信長に告げ
未然に防げるのか?というそ
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スノーデン(2016年製作の映画)

4.1

2013年6月、世界を震撼させた
“スノーデン事件”の真相を
巨匠オリバー・ストーンが描く!
と言うと、いかにもセンセーショナルな
偉人伝を連想するが、決してそうではない。

メール、SNS、通話音声
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

4.0

一言で表すなら…
時空を超えた痛快なアクション作品。

「七人の侍」「荒野の七人」のオマージユ
作品でありながら決して懐古的ではない
全く新しい“アクション西部劇”に仕上がっていた。

デンゼル
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SCOOP!(2016年製作の映画)

3.7

昼夜スキャンダルばかりを追いかける
中年パパラッチに福山雅治。
どう考えてもカッコ良すぎて感情移入できないでしょ…と不安と期待半分で見に行ったが、思いのほか
下世話なオーラが板に付いていてスンナリ見ら
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マダム・フローレンス! 夢見るふたり(2016年製作の映画)

3.8

一つ一つの役者の表情が素晴らしい!

極度の“音痴”でありながら
“音楽の殿堂”カーネギーホールでの
リサイタルを熱望する富豪婦人に
オスカー3度受賞の名優メリル・ストリープ。
そんな自由奔放な妻を温
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.0

妻が死んだ。これっぽっちも泣けなかった。

この世のすべての夫婦、
または夫婦経験者への痛烈な“皮肉”。
自分は、目の前の大切な人を本当に
愛しているのか?すべてのシーンを
自問自答しながら見るのも良
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怒り(2016年製作の映画)

3.9

役者の怒りと涙が心の奥深くに突き刺さる。
人を信じること…
その脆さとやるせなさを思い知らされる作品。

役者はいずれも良いが、なかでも
宮崎あおいと森山未來の迫真の演技が素晴らしい。

唯一、難点は
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