一つ一つの役者の表情が素晴らしい!
極度の“音痴”でありながら
“音楽の殿堂”カーネギーホールでの
リサイタルを熱望する富豪婦人に
オスカー3度受賞の名優メリル・ストリープ。
そんな自由奔放な妻を温かく見守る
“ワケあり夫”をラブコメの帝王
ヒュー・グラントが演じる。
世間の嘲笑にも気付かず、夫に心を捧げ
ひたすらに夢を追うけなげなヒロイン。
“孤独と名声”に翻弄されるその姿は、
奇しくも5年前のオスカー受賞作
“鉄の女サッチャー”のそれと度々
オーバーラップする。
ラストを飾る“魂の歌声”は
音楽が“心の楽器”であることを雄弁に物語っている。
爽やかな感動に包まれる大人のラブストーリー。