nyakoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

はらわたマン(2019年製作の映画)

3.5

いけにえマンの1年後?
前作よりも演技が見やすくなってる。
またもやいつもの大学の映画サークルがダークヒーロー映画を撮影しようとロケに出かけて、ほんまもんのホラーになってしまう話。
続編ともなるといつ
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不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.8

ライティング、色彩がとても好き。
オープンカフェやヒトラーが足繁く通ったというレストランでのシーンの撮影ステキだった。

ドイツ人のエミは偶然知り合ったモロッコから来た移民労働者のアリと恋に落ち、結婚
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伯爵(2023年製作の映画)

3.5

面白く観れたものの…
これはチリの政治や歴史に知識がないと十二分に楽しめる作品じゃないって気がした!
パブロ監督は『エマ、愛の罠』がすごく面白かったんだけど。

孤児として生まれたクラウドはフランスで
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市子(2023年製作の映画)

4.3

同棲中の彼女、市子は泣いてプロポーズを喜んでくれた。
それなのに次の日、彼女は荷物を残したまま失踪してしまった。

市子とは何者だったのか。
断片的に流れるニュース、警察や市子を知る人たちの証言によっ
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地球を守れ!(2003年製作の映画)

3.5

ランティモス監督がリメイク予定。
『1987、ある闘いの真実』という硬派な社会派映画を撮った(未見ですが)チャン・ジュナン監督が脚本も兼ねた異色SFスリラー。

有名化学工場の俗物社長が拉致された。
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ブルー・ファイア(1977年製作の映画)

3.3

70年代自然発火を題材としたエクソシストホラー。

堕落したレイヒー神父は酒酔い運転事故で死の境いに立つが、夢の中で神から啓示を受ける。
悪を見出し、それと戦うことが救われる道だと。

時は移り、女子
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ハロウィン 悪魔のウイルス(2019年製作の映画)

4.0

『スナッチャーズ・フィーバー』のジェイ・ダール監督作品。
パソコン画面に突然届いた映像。その映像(ミーム)はハロウィンゲームを模して質問をしてくる。
「あなたのいちばん怖いものは?」
答えられずタイム
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月曜日に乾杯!(2002年製作の映画)

4.5

オタール・イオセリアーニ作品は初めて!
田舎町もヴェニスも人物たちや風景がいきいきしてる。意外と毒っけもあり、クスリとさせられる。
お父さんが車の外にサンダル置きっぱなしにして出社するとこからもう好き
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デス・ルーム(2006年製作の映画)

3.8

VIP招待状を手にした男女6人が訪れた撮影所ツアー。立ち入り禁止となっている有名ホラー映画のセットだった家で、各々が実体験した恐怖譚を披露するというオムニバスホラー。
なんだか評価低いのね。面白かった
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ファイブ・フィート・アパート(2019年製作の映画)

3.5

5フィート(150cm)はふたりで決めた距離のこと。
お互い難病で、保菌による感染予防から180cm距離を保つ必要があるという男女のラブストーリー。
高額医療を受けてるし、みんなおしゃれだし、登場人物
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いけにえマン IKENIE MAN(2018年製作の映画)

3.5

この監督(映画の中の)おバカ!
森の中でホラー映画を撮っていた映画サークル。
主演女優が逃げ出して、たまたま森にキャンプしにきてた若者たちを勝手にキャスティング。
襲ったリアルな反応を勝手に撮っちゃお
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暴走ひったくり750(1976年製作の映画)

3.8

監督は『殺しが静かにやってくる』のブルーノ・コルブッチ。
おはやしみたいな飄々としたリズムがぐるぐる耳に残る。

序盤のいろんなひったくり手口のオンパレードに興味津々。たいてい悪どいやり方なんだけどこ
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.5

コカインキメちゃったクマが大暴れ。
なかなか獰猛な食い散らかし方で満足。
腸も出るし生首も出る。
森林保護事務局での攻防がかなり面白かった。
クマの動き方はなかなかリアル。人間が襲われる様はスピーディ
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血の婚礼(1973年製作の映画)

4.0

穏やかな田舎町の景色から始まるのにサスペンスな雰囲気全開。
お互い伴侶のいる者同士の不倫愛からやがて殺人、隠蔽…と転落してゆく様が描かれる。

ふたりの逢瀬が思っていたよりも激しすぎて目が丸くなる。
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スモールワールド(2021年製作の映画)

4.3

前から気になってたポーランドのパトリック・ヴェガ監督作品。
これは怪作だった。

ポーランドで誘拐された4歳の少女。その子は国境を越えロシアに連れ去られてしまう。
その行方を追う刑事ロベルトの執念の捜
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パリのどこかで、あなたと(2019年製作の映画)

3.5

セドリック・クラピッシュ監督作品。
タイトルどうり主人公の男女が巡り合うまでのはなし。
メラニーとレミーは建物違いのお隣どうしに住んでいる。
二人とも深刻なストレスを抱えていて、メラニーはいくら寝ても
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呪餐 悪魔の奴隷(2022年製作の映画)

3.5

『悪魔の奴隷』の続編。
続編としてまずまず楽しめる作品!
前編での謎もだいぶ回収された(よね?)
部屋をひとつひとつ置かれてる遺体がわら納豆に見えるのがツボだった。
あたり一面水没した中に高層マンショ
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ショーイング・アップ(2022年製作の映画)

4.0

ライカート×ミシェル・ウィリアムズの再タッグ。
時間が経つにつれ、じわりじわりと良さが染みてくる映画。
今作のミシェル・ウィリアムズは個展準備でキリキリしてる人形作家。いつも仏頂面で歩く姿はいつもと違
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悪霊のはらわた(2012年製作の映画)

3.5

スウェーデン版死霊のはらわた。
『サイレント・マウンテン』、『パペット・マスター』リメイクを手がけたソニー・ラグーナともうひとりの監督との共作。

本家と違うのは地下室にいるお婆(お爺かもしれない)を
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マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

4.3

序盤と結末の音の符合に痺れてしまう。
序盤のあの激しい攻撃の最中に婚姻届を交わすって激しすぎる

3者3様、それぞれの愛。愛を求め、愛の虚しさに敗れる。
3人の中でいちばん幸せだったのは愛人の彼だった
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無垢の瞳(2022年製作の映画)

4.5

アリーチェ・ロルヴァケル監督の作品。
この監督さんの『幸福なラザロ』が前からとても気になってる。

ある寒いクリスマス・イヴの日にカトリックの寄宿学校で起きたこと。
小さな女学生の無垢な瞳たち。
ちょ
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夜を越える旅(2021年製作の映画)

4.5

評判になっていて気になってた作品。
主人公の春利は売れない漫画家兼ぎりぎり彼女のヒモになってないアルバイター。
現実から逃れ、大学時代の同窓会旅行へ向かった主人公は、途中から合流した小夜と再会し昔の恋
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.5

毒親に抑圧された少女の自我の芽生えを気味の悪い卵の成長とリンクさせてる。
観る前はあの卵はそのままでっかくなっちゃうのか、孵化して中から何か出てくるのか気になっていた。
女の子はドーリーな美少女で、お
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欲望に狂った愛獣たち(2014年製作の映画)

4.5

ソープ嬢だった杏子。
金持ちに見そめられ嫁いでからまあ地獄。そのままお店で働いてた方がよかったんじゃあ。。
メイド付きなんだけど、メイドが頭沸いてて笑っちゃう。家でガスマスクしてる人初めて。
家出した
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悪魔がはらわたでいけにえで私(2023年製作の映画)

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ちょっと合わないノリだった〜。もう一回観たら違っててみえるかな?
熱烈支持も多いようなので、好みが分かれるんだろう。
シュールコメディにスプラッターをぶっ込み。
ロイド・カウフマンが特別出演。

ボブという名の猫2 幸せのギフト(2020年製作の映画)

3.8

ジェームズは路上ミュージシャン。猫のボブと共に路上ライブなどして日銭を稼ぐ毎日。
(ボブは自ら付いてきてる)
お互いがお互いを支え合う仲。
しかし不運なトラブル続きの上、動物福祉局に虐待疑いで目をつけ
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地獄の犬 地獄の使者デビル・ドッグ(1978年製作の映画)

3.3

新しく一家に迎えられたちびわんこ。
黒目がち、つぶらな瞳でものすごく可愛らしい。
でも他のわんこに会った時、瞳の色が緑にぴかーん。
キリスト教信者のお手伝いさんは子犬に何か不吉なものを感じていたので燃
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.0

どんな映画か触りだけ観てみようと思ってたら、序盤からマッツが出てて、マッツホイホイでいつ間にか最後まで。
監督はスピルバーグじゃなくて残念だけど、マンゴールド監督のインディも良かった!
途中の滑り台み
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アデュー・フィリピーヌ(1962年製作の映画)

4.0

ジャック・ロジエのバカンス映画。

テレビ局でアシスタントをしているミシェルは兵役間近。
そんなミシェルにナンパされた親友同士のジュリエットとリリアーヌは、どちらが多くミシェルとデートするか賭けをする
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ザ・ワン・アイ・ラブ(2014年製作の映画)

3.8

夫婦関係に行き詰まり、カウンセラーを受けている夫婦。
セラピストに勧められた別荘への小旅行。
そこではいくつもの夫婦が関係改善に成功しているという。
順調に楽しく過ごせていた二人だけど…なにかがおかし
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.8

金ローにて。

ベストセラー小説のアニメ化。
不登校の少女が輝く鏡をすり抜けると大きなお城に通じていた。
そこで待っていた6人の少年少女。
現れた狼のお面をかぶった少女、オオカミさまは城のどこかにある
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ダーリン(2019年製作の映画)

3.5

『襲撃者の夜』
『ザ・ウーマン』
そして『ダーリン』!
ザ・ウーマン三部作。ザ・ウーマンは人肉をもぐもぐする人。

夜間の病院に突如現れた少女。
おそらく文明社会に触れてこなかった野生児で推測16〜1
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富夫(2011年製作の映画)

3.3

伊藤潤二先生自らメガホンを取った作品。これは嬉しい。
占い師の女に呪いをかけられ、欲しがってる首を奪われないように、胴体からもげないように首を抑え続ける男の話。
やっぱり物語はシュールワールド炸裂。
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ヘル・レイザー(2022年製作の映画)

3.8

とうとうやってこれました、ヘル・レイザーのリブート版!

元アルコール依存症の女性は弟と二人暮らし(いや違った。弟の彼氏もいるから三人だった)
弟が支えるも、まだやさぐれてて盗みに入った先で手に入れた
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ドント・クライ プリティ・ガールズ!(1970年製作の映画)

3.8

ハンガリーに住む若者の日常や風俗を音楽と共に描いた作品。

工場の女子寮に住むユリは同じく工場で働く彼と婚約中。
仲間たちとともに訪れたライブで出会った音楽家と互いに惹かれあい、彼のツアー興行に誘われ
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シーフォーミー(2021年製作の映画)

4.0

病により視力を失った主人公。
猫シッターとして雇われた留守番中の豪邸で強盗に遭う一夜を描いたスリラー。

視えない人ならではの逃げ惑いスリラーものだと思って観てたから、途中様相が変わってくる場面があっ
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