クリスさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

クリス

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ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

4.2

切なくて残酷だけどきれいな映画だった。雪景色を映したカメラワークや音楽が印象的。
色々この映画について調べたら、観てる途中で違和感のあったボカシが入ってたシーンでは本来、ボカシは入ってなくかつそれが物
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.0

何も考えずに観れる良いエンターテイメント映画。
基本的にコメディなんだけど、旧来のゾンビ映画へのリスペクトを忘れず、カメラワークやセリフの丁寧さなどが光る映画だったと思う。
バーでのドタバタがやっぱり
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.1

誰にでもおすすめできるようなほっこり映画でよかった。
自分はこの映画で人種問題のことももちろんだけどそれよりも「寂しい時は自分から先に手を打たなきゃ」や「勇気が人を変える」などの名言がグッときた。
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.7

この映画は序盤の量子論についてだったり宇宙のあれこれについてだったりその難解さに囚われがちだけど、重要な部分は映画全体を通して言及されている「時間」でありその他のSF要素はあくまでも補完的なものに過ぎ>>続きを読む

プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.3

宗教に対する理解が深ければ、より細かなディテールに気付くんだろうけど自分はそれ抜きにしてもミステリー映画として面白いと思った。
映画のタイトルにもなっているprisoners(囚人)が作品の2時間半の
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.1

この映画を観て一番印象に残るのはやっぱりジェイクギレンホールの演技(特に目力)だと思う。
また登場人物、特に主人公の野望が演技だけでなくセリフにも表れていたのでこれは物語や演技を引き立たせる脚本もいい
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.8

何となく状況がわかるようなわからないようなそんな映画だった。
所々、この場面と音楽必要?と思ったシーンがあったが物語としてはあまり見たことないテーマの作品だったのでそこは興味深かった。

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.5

時系列がわかりにくいのがちょっとした難点だけど、普段コメディのイメージが強いジムキャリーのシリアスな演技(途中コメディ感あったけど)や他の映画ではあまり見ないような演出、メインの話もサブ(周りの人物)>>続きを読む

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.9

この映画が後の戦争映画を変えたと言われる作品というのが納得できる映画だった。何か特別なメッセージをこの映画に見出すよりもどちらかといえばその場にいるかのような恐怖や演出を感じるための映画だと思った。>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

4.3

見終わった後、2〜3回くらい見直したくなるような映画でよかった。
途中でぼんやりと結末が見えてくるんだけど、それすらも最後裏切ってくるっていう印象。
実際の結末に関しても考える余地を与えられるからこの
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セブン(1995年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

この映画が有名になったのはその衝撃的な結末の影響なんだろうけど、
この最後のシーンの何がすごいって散々グロテスクなシーン出した後でバイオレンスもグロテスクな要素もそこに映ってないのにこの映画の中で一番
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トータル・リコール(1990年製作の映画)

4.0

公開した当時の観客は視覚的に度肝を抜いただろうなと観終わった後思った。
いい感じの水曜ロードショー感があって良かった。

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.6

デヴィッドリンチの作品は初めて見たけど、ここまで観客に結論を委ねる映画は全く見たことがない。
でも、物語が理解できなくても独特の雰囲気、役者の演技、奇妙な演出などで面白いというのはわかる。
もっと彼の
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つぐない(2007年製作の映画)

4.4

最初の場面は音楽がタイプライターの音と一緒に聞こえてくるのが印象的だった。
前半は結果が見えてしまい頭を抱えるほど見たくないものだった。
中盤でのダンケルクのシーンはものすごい数のエキストラが参加して
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スパイナル・タップ(1984年製作の映画)

3.9

ド派手なコメディーだと思って観てみたらシュールなネタのオンパレードで結構良かった。今の音楽業界にも通じそうな部分があったのも気になった。
ストーンヘンジ見に行きたくなった。

アウトサイダー(1983年製作の映画)

4.0

途中音楽とかが邪魔に思える部分があったり、編集がぶつ切りで気になる部分があったりするけど、映画の根本となるストーリーに関しては結構良かった。
高校生くらいの時に見とけばよかったと後悔。

ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

3.2

最後まで話の内容が掴めなかったのはこの映画が初めてかもしれない。
見る麻薬とはまさにこのこと。

ドライヴ(2011年製作の映画)

4.0

光の当て方とカメラワークが独特で面白いと思った。
グロ部分が多いように感じたけどアクション映画はこれくらいが普通なのかな?

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.4

ある程度心に余裕がある人は見ていいと思う。
あまり映画では見たくなかった現実を突きつけられるような作品。

インセプション(2010年製作の映画)

4.6

設定や途中の出来事が難解な部分もあるけど、それを補うくらい良い意味でハラハラさせる展開が繰り広げられる映画。
音楽や映像に迫力があって物語も主人公が家族に会いたいというメインの目的がしっかりしていて良
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

結局シマーの元凶となったエイリアン(?)は何の目的もなくただ生物を模倣して生きようとしていて、最後は人間の中で生き続けることになったというのが個人的な解釈。
ただ物語の完全な理解は絶対できてないと思う
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.0

ちょっと怖いSF映画。
色の使い方やカメラワークが良いなと思った。
近い将来こんな風にAIが自我を持ったら怖いなと感じてしまう。

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.8

偽装誘拐しようとしたら殺人事件が起こって、その犯人を警察が捕まえようとするというサスペンスに見えるけど、コメディのように見え、なんとも言えない雰囲気をもつ映画だった。
主演女優のフランシス・マクドーマ
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運び屋(2018年製作の映画)

4.0

87〜88歳で映画の監督兼主演をできるクリント・イーストウッドがまずスゴい。
途中観ていて、パーティとか女性と絡むシーンが多いなと感じたけどそれも後半のアールの「注目の的でありたい」という言葉で説明さ
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

静かだけどパワフルなSFだった。
遺伝子の影響によりヴィンセントは生まれた時から葛藤し、エリートとして生まれ変わってもその業は背負ったままだったけど、最後はエリートとしてではなくヴィンセント本人として
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.3

所々に散りばめられてるセリフが興味深かったというのが第一印象。
あまりに哲学的なものを求めるとがっかりするかもしれないけど、エンターテイメント映画としては最高。
後半でトリックが暴かれてからの戦いはコ
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.5

映画のテーマとしては一般的な家族の物語ではなく、師弟に存在する絆についてのことだった。
ラスト、それに加えて死について触れることでこの物語に深みを持たせるのがこの映画の最大の特徴。
後半でのシーンは涙
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

4.0

たまに出てくる80年代っぽいノリ(?)に少しだけ違和感を感じるけど、扱っているテーマはいつの時代も変わらないんだなあと思った。
コメディ要素が多くて楽しい側面もあれば深い話題も提供してくれる良い映画。

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.3

全体的に静かな映画なんだけど、全く退屈に感じさせない素晴らしい作品だったと思う。
この映画のエンディングをどう捉えるかは個人によるだろうけど、コワルスキーは自分の心の重荷を下ろし、周りに色々な影響を与
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

4.3

劇場まで観に行ってよかったと思える作品。
序盤や中盤はとにかく宇宙に対して下手なホラー映画よりも怖さが伝わってきた。
しかし、それでも後半、アポロ計画のためにロケットに向かう主人公を音楽とともに観てい
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.0

戦争は常に命が失われていくということを改めて感じた。それも女性、子ども関係なく。
彼のような戦士は戦争がなければ現れなかったかもしれないが、彼を殺したのもまた戦争なのだと思った。

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.2

役者の演技はよかったけども、映画としてみると切ないけど普通な映画という印象。
ただ、冒頭や後半のブロークバック・マウンテンを背景とした映像はとても良い。

アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.5

終始主人公の言動にイライラしっぱなしだったんだけど、最後音楽が流れ出すところでジーンと来てしまった。
なんだかんだで素敵な映画だと思う。
もっとアメリカンジョーク(?)が分かれば何倍も面白いんだと思う
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スティング(1973年製作の映画)

4.0

最初から全部ドタバタな映画として面白いんだけどもこの映画は特に最後の10〜15分のためにあると言っても過言ではないと思う。
この最後の大どんでん返しに騙されない人はいないと思う。

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.0

正直映画というよりもホームビデオを見せられてるようなそんな感覚になった。
最後も割と唐突に終わったし、ただメッセージ性も何もない日常の風景を切り取ったような。
でも、6歳〜大人になるまで人生について振
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

5.0

この映画に出てくる全員の演技に思わず途中で笑ってしまう。喜怒哀楽が全て詰まったようなそんな傑作。