ありあまる富さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.3

モノローグなし、内向的な登場人物もいないし、RADWIMPSも最小限で、新海誠作品にしては非常に見やすかった(題材は今まででもダントツ重いけど)
危機の渦中に恋愛せずテーマにしっかり向き合っているのも
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天気の子(2019年製作の映画)

3.4

マックの店員が面識ない客に急にビッグマックを振る舞わないだろ
展開の都合が良すぎてどうでもよかったんだけど、終盤のキャラクターの狂いっぷりはドライブ感あって逆に気持ちよかった

RRR(2022年製作の映画)

5.0

映画館にて2度鑑賞させていただきました。
「血湧き肉躍る」という形容詞がこれほど似合う映画もそうそう無い。
アクションで伏線を張り、アクションの中で回収するのが凄すぎる。
ダンスと歌も、物語上の必然性
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.2

失恋という概念が好きすぎる
2話の澄田さん幸せになって

アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

4.3

映画館で見るとめちゃくちゃいいな

ビジュアル面は言わずもがなすごく良い
ひたすらロマンを感じさせる世界観に心打たれてしまった

ストーリーは映像を引き立てるために極限までシンプルなんだけど、よそ者が
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.4

「男か女かは関係ない」というメッセージは題字にしなくても充分表現できているから、冒頭1秒目だけ丁寧すぎる気はした
それ以外は最高
恐竜博士になりたくて小学館の図鑑NEOを読み耽っていた5歳くらいの頃を
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.8

設定とかキャラデザとかの大枠は好き
ウタちゃんの一曲目がヤスタカとmikikoを感じられて至福

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.8

添い寝しても胸に触れることができないゲイリーの描写に胸を掴まれた

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.5

冒頭の蝋燭が消えるシーン最高の導入
長尺でもずっと力入ってる画面だから飽きない
機関車の迫力すごい
ただ自分は現代人なので3時間15分ぶっ続けで集中し続けることはできなかった
絶対映画館で観ないといけ
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アウシュヴィッツのチャンピオン(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ナチス映画として史実に忠実かという点は、ナチスに詳しくないため評価しづらい部分があるが、ボクシング映画としてはテディが収容所に来る前どんな人物だったのかが描写されていないため途中まで乗りにくかった
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ラッシュアワー(1998年製作の映画)

3.4

コメディっぽいんだけど、人種のギャグがことごとくステレオタイプであんまり笑えないんだよなぁ……
特にブラックカルチャー弄りが浅い
(ヒップホップ好き・マリファナ好き・フライドチキン好き・「ニガー」と呼
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MEMORIES(1995年製作の映画)

3.8

全編通して人物の所作以外は以外は軒並みお化け作画
一話は今敏っぽい(クレジットに今敏がいた)
二話は(最臭兵器)設定が一番好き、めちゃくちゃ臭いやつが東京に来るから全力で阻止するっていう構図を超絶変態
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃネタにされてるシーンが多くて最高
ジャンレノがトヨタのCMで実写版ドラえもん演じてたのって、ミッションインポッシブルでネズミ嫌いのイメージがあるからなのか…!?

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

4.1

前半は狼男と人間のハーフっていう設定がどう物語を面白くしてくれるのか見えづらかったけど、雪が学校に通いだしてから格段に面白かった
おおかみこどもであるが故に抱く葛藤って人間誰しも持つもので、外の社会と
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.9

肩の力を抜いて楽しめる作品なんだけど、ちゃんと見た後に心に残るものがあるってなかなか無いバランス
一匹と一頭の境目はオオカミっていうくだり面白かった

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.2

中流階級と上流階級の間の目に見えない格差
違う階層の登場人物同士が偶然出会うことで自分の生き方を相対化し、問い直し始める……。みたいな話

閉鎖的なコミュニティを描く作品って個人的に好みなんだけど、こ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

3.9

ジェームズ・ガン、ギャグのセンスがマジで最高すぎるんだよ
カラフルすぎる画面は何が起きてるか分かりづらくてあんまり好みではなかった
最後の花火はカラフルであることが意味を持っていたけどね

マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

3.7

砦のシーンとカーチェイスのシーンは最高
ひょっとして、砦とカーチェイスのシーンだけで構成されたマッドマックスが現れたらとんでもない傑作になってしまうんじゃないか……?

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.0

ミスコンはクソ、人生もクソ
でも舞台に立って評価される道を選んだオリーブは素晴らしい
ミス・カリフォルニアだってアイクリームが好きなんだし、オリーブもダンス頑張ってステージに上がったんだから凄いよ

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.1

シーン間に工業地帯の遠景が頻繁に差し込まれるんだけど、最初はヤクザの力強さを現してるのかなと思ってたら中盤から「時代遅れの産業」の表象に見えてきて、凄い

出所した時プリウスで迎えに来られるの、寂しい
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

ジリジリしたヤクザのパワーバランスを描いた一作目の次に鈴木亮平が出てきちゃうんもんな
最高すぎる

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.4

「警察じゃけえ何してもええんじゃ」

渋いおじ様の人口密度が高くて幸福度が高い
ストーリーも、抗争が始まる前のヤクザの睨み合いというか、メンツの張り合いが大好きなので最高だった
「シン・ゴジラ」のよう
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.1

カメラの枠の外、映画の時間軸の外に物語が広がっている感覚を与えてくれる映画が大好きなので、この映画はめちゃくちゃ好み
ピッチャーの園田と補欠の矢野、カッコよかったよ

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.1

洗車場と観覧車
こいつらの人生はこのシーンがピークなんだなっていう瞬間が眩しすぎる
でも二度と洗車場に戻ることはできないんだよな
全員幸せになれ

ガタカ(1997年製作の映画)

4.5

遺伝子が全てを決定するという価値観が広く信じられた世界を前半できっちり描き切った上でそれを乗り越えていくのが良すぎる
水泳選手ジェロームの遺伝子を借りたビンセントが遠泳で弟に勝つの脚本うますぎ

300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

3.9

グラップラー刃牙みたいな世界観で楽しかった
筋肉美しすぎ
スパルタ兵が陣形組む時ローテーションしないから後ろの兵士がヒマそう

犬王(2021年製作の映画)

4.0

物語冒頭、現代から室町時代に時間軸が変わるシーン、定点カメラの映像を高速巻き戻し再生したように過去に遡っていくところがスケールの大きさを感じさせた

アニメ「平家物語」を試聴した後だったので、壇ノ浦の
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

戦闘機をテーマにした作品の一つの到達点
途方もない時間と予算とエネルギーを使って真正面から映画を作ることのカッコよさ
本当にF-18を飛ばして、機内にIMAXカメラ何台も積んで映画作るなんてどうかして
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