yksijokiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

yksijoki

yksijoki

映画(672)
ドラマ(7)
アニメ(0)

ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

4.1

たまらないオフビート感と意外とちゃんとしたストーリーと、フォレストウィテカーの顔。特にフォレストウィテカーの顔がとてもよかった。

ギャング映画のトンマナというかリズム感のようなものもちゃんと踏襲して
>>続きを読む

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.6

丁寧な演出に引き込まれた。2時間弱のミステリークルーズにしっかり入り込めたし十分に楽しめた。ミステリーは推理に集中するので他のことを考えなくてよくてグッと映画に入り込めるのがとてもいいですよね。

>>続きを読む

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.4

ドランぽさは強くて、確かに好きなとこもあるんだけど全体的にハマりきらなかったのがなかなかつらかった。会話が中心でそれ自体はいいし中身も退屈ってわけではないんだけれどもだんだん面白みがなくなっていくとい>>続きを読む

希望のかなた(2017年製作の映画)

4.1

表情の持つ魅力を非常に強く感じる作品。
いわゆる真顔に近い顔なんだが、どこか意味ありげな表情をこの映画の登場人物たちは浮かべている。その表情に隠された感情や意味を我々は知ることがなく、物語は進んでいく
>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

マーベルは履修科目が異様に増えてきている中でこのシリーズは世界観がちょっとミニマライズされていて丁度いいのが良さだったので、その点で今作もギリギリスパイディだけで楽しめるラインで良かった。過去作の予習>>続きを読む

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.9

3行で物語のストーリーを語ろうとするとおかしくなる感じの映画で、あれ?どういう展開?と思う展開が多い。アクションかなと思ってるとコメディっぽくなって、コメディかなとおもってるとヒューマンドラマっぽくな>>続きを読む

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.0

政治家において最も求められるのは思いの強さ。これなんだろう。いわゆる信念、信条と言われるやつだ。テコの原理で国を動かす以上は説得力、声の大きさ、力強さ。これがないとうまく事を運べないということなのだと>>続きを読む

カルロス・ゴーン 最後のフライト(2021年製作の映画)

3.6

カルロス・ゴーンはなぜ逮捕されたのか?なぜ国外逃亡したのか?あの清掃服と楽器ケースに入ったことが取り上げられるのみであまり知らなかったその側面をドキュメンタリーで知れた点はとても良かった。

映画のよ
>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.8

マッツ・ミケルセンの飲酒シーンが画になること画になること。物静かで歴史好きのキャラクターの側面も含めて全体的になんかイケメンだった。間をしっかりと取ることでBGMなしで長めに表情や酒を作るカットを意図>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.6

3時間見ただけの濃密な感覚はあるし、時折この映画の中のシーンを思い出したりもする。その時点で私の脳裏に焼き付いているということなので良作というか、記憶に残るような1本なのではないかとはおもった。

>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.9

オールジャンルに楽しめる娯楽作品で全世代にちゃんと受けつつ、映画好きやゲーマーの心を掴む小ネタを満遍なく散りばめていて普通にバランスの良さにびっくり。20世紀スタジオ製作だけどマーベルとスターウォーズ>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.1

終始シニカルな笑いというか皮肉めいたブラックユーモアがありつつ、このコロナの現世ではなかなか現実味というか似たような事象を思い起こしてしまう感じが強くて正直やや複雑というか笑えないなと思ってしまうぶぶ>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.8

キングスマンというより戦争アクション映画として普通に面白かった。キングスマンのノリが好きな人はこれはキングスマンではない!!と思うとは思った。前半のコンラッドとオヤジとの気持ちの衝突とそれを締めくくる>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.0

これはめちゃめちゃ良かった。90分の中でのこのスリラー感と緊張感の持続が素晴らしかった。母の愛を主眼に置くことで要点が絞られていて非常に面白いのと集中できるのとこちらも感情を持って行きやすいというのが>>続きを読む

モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.9

テイラーシェリダンっぽい感じはたしかにあるし、特に自然描写、これは美しい。自然の怖さを引き立てる撮影技法とカットたちはとても素晴らしかった。美しさの中に恐怖が同居する感じがしたし、モンタナの空気の凍っ>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.6

わかってたけどアメコミっぽさ、マーベルっぽさが極限まで削りこまれているし新基軸すぎて今まで見てきたマーベル作品とは一線を画しているということを事実として理解するのに時間がかかってしまった。

作品とし
>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.3

うーーーん。微妙では。面白さはあるしスクリーンでマトリックスが見れることへの感動とか、あのアクションがということとかはあるんだけどそっちよりも展開の悪さとテンポの遅さ、ワンパターンな設定と小難しすぎる>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.1

絶対にゴミ出しに間に合わないマンことマンセルハッチ。舐めてたやつがやばい男だった系映画だった、めちゃめちゃ面白かった。見たい設定と演出がモリモリで楽しかったし擦られてるテーマとはいえかなり楽しめた。>>続きを読む

悪なき殺人(2019年製作の映画)

3.6

偶然をテーマにしたサスペンス風のコメディ作品だった。フランスの雪山で起きた殺人と村人たちの関係性をテーマにしている。思っていたよりもだいぶローテンションで暗い作品だった。あまりに暗くて途中はやや眠かっ>>続きを読む

危険な情事(1987年製作の映画)

3.1

前振りがだいぶ長いのとサイコパス感が強まってしまってちょっと見てる側が引いてしまう感じがあったりしつつ。展開の幅もやや物足りない感じはしてしまって、そこに少し飽きを感じてしまった。確かにホラーなメンヘ>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.8

映像美がとんでもない。画作りさすがというか、ドゥニ・ヴィルヌーヴがDUNE撮ったらそうなるよねと言わんばかりの映像たちだった。特にIMAXカメラでのカットとピントの合わせ方が絶妙で、絵にして家に飾りた>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.2

アダム・ドライバー×マッド・デイモン×ベン・アフレックで監督リドリー・スコットの時点でかなり面白いのではと思ってたけど素晴らしく良い作品だった。史実を元にしながらも脚本の力で退屈させない物語を作ってい>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.9

トゥルー・ディテクティブ大好きなのでキャリー・ジョージ・フクナガ作品はもう手放しで面白いというか好き。アクションの撮り方がマジでカッコいい。あと雰囲気というかコントラストと明るさがよい。

ストーリー
>>続きを読む

キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.8

ストーリーは単純な割にはちょっとだけスローリーすぎる気はしたのと全体的にテイストが暗めというかコメディ的要素やギャグ要素が薄いのでガイ・リッチーにしては真面目というか純朴というか。

ステイサムはマジ
>>続きを読む

ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.8

陸と海という異なる2つの場所を交互に見せることで退屈させない作りになっていて、どちらのシークエンスもしっかり楽しめる上にある種の心理戦も含めてエンタメとしてしっかり楽しめる作品になっていた。

若干序
>>続きを読む

レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.8

■3行サマリ
ヤク中カップルとその友達、そして主人公ハリーの母親のリサがそれぞれクスリにハマることで人生を壊していく様子を映したトリップ型鬱映画

■感想
TT兄弟トラウマ陰鬱クスリダメゼッタイ映画
>>続きを読む

オアシス:ネブワース1996(2021年製作の映画)

4.2

映画としてはもう40点、50点ぐらいなんだけどネブワースをスクリーンでしかもこの画質と音質で見れたことの感動のほうが勝った結果もう5億点!!という気持ち。

ドンルクを歌うノエル久々に観た気がする。最
>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.8

ブラックパンサー的に舞台と文化と登場人物絞ってやったら上手くいくのわかって来てる感じで流石ディズニーマーベル。終わってみればほぼアジア人のみでキャストできてるし、中華系移民のアイデンティティー問題にも>>続きを読む

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.9

スワロウから連続で見たのと、直近でヘレディタリーを見ていたことが功を奏してめちゃくちゃ良い感じだった。セクシュアリティと子供という共通点がいい感じ。

前フリが異常に長い、圧倒的な長さだけどラストカッ
>>続きを読む

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.8

スリラーと社会派の間を絶妙に突いた一本でした。ストーリーの閉塞感はありながらもやはりエンドロールでのある場所を定点で捉えたカットが非常に印象的でメッセージが強く伝わってきてよかった。なるほどね〜という>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.6

いや、怖いよ?怖いし面白いよ?でもそんな絶賛するほどかな?って思いながらも最後まで引き込まれたし面白かったのは確か。不条理な出来事が出てくるとつい論理性やロジックを求めてしまうのは悪い癖出しホラーにお>>続きを読む

ノクターン(2020年製作の映画)

3.3

音楽版、ピアニスト版のブラックスワンって感じだけど肝心の悪魔描写をしない方向に逃げてるような気がしてしまったのとラスト以外が結構中だるみしてしまっていたような気がした。

序盤の長回しのカットは非常に
>>続きを読む

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.0

大きな展開があるわけではなくて大きい起伏もそんなにない。ゆったりとアメリカ南部の海と風景を楽しみながら登場人物たちの関係性を観ていくお話。ロードムービー出し穏やかな気持ちになれる素敵な映画で休日の夜と>>続きを読む

いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.5

イタリアのコメディとしての面白さと特徴的な部分は色濃く出ていて特色をうまく生かしている感じがある。思っていたどんでん返し的な展開とは少し違っていてそこまで派手ではなかったけれども7人のキャラクターと主>>続きを読む

[リミット](2010年製作の映画)

3.3

◇3行サマリ
目を覚ますと棺桶の中で両手を縛られていたライアンレイノルズが必死こいて外に出ようとして色々と試みていくワンシチュエーションもの。

◇感想
ワンシチュエーションもの大好き芸人としてはこれ
>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

3.8

子供から大人まで楽しめるエンタメ性と物語のバックストーリーとして込められていそうな様々な思惑がこの年齢で見ると透けて見えてくる。ある意味では純粋に楽しめないともいえるし大人だからこそのその人間の卑しさ>>続きを読む